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「スピリチュアル ワーキング・ブック」江原 啓之

2007/09/06公開 更新
本のソムリエ
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スピリチュアルワーキング・ブック (王様文庫)

【私の評価】★★★★★(94点)


■タイトルを読んで、
 何か精神世界の勉強でもするのかと思ったら、
 忙しく働くビジネスマンのための一冊でした。


 仕事をしていてよく悩む問題に対して、
 カウンセリングをしているかのように
 答えてくれます。


 ・「評価してほしい」と思っているときほど
  評価してもらえないものです。
  ・・・評価される人には共通点があります。
  それは、どれだけ自分以外の人のために役に立てるか、を
  常に意識しながら仕事をしている(p77)


■仕事への考え方から、一日の生活のコツまで、
 非常に高度な内容を
 わかりやすく説明してくれています。


 特に、眠る前に一日の反省をするところは、
 私もまだ習慣化できていない
 重要な生活習慣です。


 ・一日の仕事が終わり、家に帰って眠りにつく五分前に・・・
  朝決めたことができたかどうか。
  できなかったなら、それはなぜか。
  後悔する必要はありませんが、反省は必要です。(p149)


■江原さんの独特の主張は、お金を稼ぐ「適職」と、
 趣味の延長の「天職」をわけるという考え方です。


 たとえば、銀行マンでありながら、
 作曲家として活躍した
 小椋京さんのようなものでしょうか。


 ・「適職」とは、あなたが生まれつき持っている資質の中で、
  「お金を得ることができる技能を生かした職業」のことです。・・・
  一方、「天職」はお金とは関係ありません。
  自分のたましいが喜ぶ仕事(p37)


■「天職」を見つけるのは、
 そう難しいことではありません。


 自分の好きなことで、
 「他人の役に立つこと」をしてみるということです。


 そういう意味で、良い本を紹介する本のソムリエは、
 私の天職なのかもしれません。


 ・「なんだか虚しいな」と思うようになってきた、
  そのときがじつはチャンスです。
  大好きなことを、「人のため」に
  してみてはどうでしょう。(p237)


■本のタイトルで損をしていると思いますが、
 非常に高度な内容でありながら、
 やさしく分かりやすく語りかけてくれる一冊です。


 「うまいな~」と感心しながら、★5つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・私たちのたましいは、
  仕事を通じて得た経験によって磨かれるからです。
  仕事の中で悩み、苦しみ、努力する。
  その過程で、たましいは大きく成長します。(p4)


 ・まわりを変えたいなら自分を磨くこと
  結局これが一番簡単で効果のある方法です(p99)


 ・たとえば、家を買いたいと、漠然と思っているだけでは、
  お金はつくれません。どんな家なのか、
  具体的にイメージしてください。(p166)


 ・一番大切なのは、経験であり、感動です。
  とはいえ、知識がいらないというわけでは決してありません。
  知識は、人格を輝かせるための
  アクセサリーのようなもの。(p182)


▼引用は、この本からです。
スピリチュアルワーキング・ブック (王様文庫)
江原 啓之
三笠書房 (2004/04)
売り上げランキング: 240
おすすめ度の平均: 5.0
4 天職と適職
4 「評価」についての記述が・・・
5 スピリチュアルは今後流行ると思う

【私の評価】★★★★★(94点)


■著者経歴・・・江原 啓之(えはら ひろゆき)

 1964年生まれ。
 スピリチュアル・カウンセラー。


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