「商売で大事なことは全部セブン・イレブンで学んだ」岩本 浩治

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商売で大事なことは全部セブン‐イレブンで学んだ

【私の評価】★★★★★(90点)


●1991年アメリカのセブン・イレブン
 (サウスランド社)が経営破たんし、
 セブン・イレブン・ジャパンが同社を買収しました。


 マスコミは「危険すぎる」「再建できたら奇跡」と評しましたが、
 セブン・イレブン・ジャパンの社員の多くは、
 サウスランド社の暴落した株を買っていました。


●その後、アメリカのセブン・イレブンは復活し、
 社員は大儲けしています。


 それでは、なぜ、セブン・イレブンの社員は、
 自信をもってサウスランド社の株を
 買えたのでしょうか?


 それが、この本で説明しているセブン・イレブンの強さ
 「単品管理」なのです。


 ・私は何度もこう諭されました。
  「もっと単品で考えなさい」。
  そして、「分析は分かった。
  それであなたはどうしたいの?」と(p60)


●商売においては、小さく考える、単品で考える、
 仮説と検証を繰り返すというのは常識となっています。


 しかし、理論ではわかっていても、
 実際に組織としてやれるかどうかとは別ものです。


 その点、著者の教える単品管理は、
 セブン・イレブンにおいて実践してきた者の強みというか、
 やった者でしかわからないコツを説明してくれます。


 ・セブン・イレブンで私が学んだのは、「半年に1回、
  完璧な売場をつくる店より、多少荒っぽくても毎週
  売場を変えられる店の方が強い」ということです(p187)


●商品の絞込みからはじまって、POPでのお客さまへの提案、
 そして、仮説による発注量の決定まで、
 実にリアルに具体例を示しながら説明してくれます。


 ・絞込みの最大の目的は売り上げアップです。・・・
  売り上げが下がったら「間違った絞り込みをしてしまった」
  ということです。(p161)


●やはりセブン・イレブンには商品発注がすべて
 という哲学がありました。
 そしてそれを今も追及しているわけです。


 感動を通り越して、
 「自分はどうなの?」と考えると、
 自己嫌悪におちいる一冊でした。


 ・自動発注は、現場の人間(加盟店)が商人としての立場を放棄することを
  意味します。セブン・イレブンが理想とするのは、ほかの業務の効率は
  極限にまで高めて、余った時間は全部、たっぷり発注、すなわち「商品
  について考える時間」に投下されている状態です。(p110)


●単品管理は、小売業だけでなく、すべての業態に応用できますから、
 商売をやられている方だけではなく、
 仕事をしている人すべてに読んでいただきたい一冊です。


 文句なく★5つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「いなり寿司が5個売れた事実」より、
  「2,3個しか売れなかったいなり寿司が5個売れた原因」
  を考えるようになります。(p40)


 ・何よりも、ここが大切です。それは「仮説がなければ
  売上げは必ず落ちていく」ということです。(p220)


 ・POS導入を境に単品管理が始まったわけではありません。
  単品管理を続けるために、単品管理をさらに深めていくために、
  POSを入れたのです。(p38)


▼引用は、この本からです。

商売で大事なことは全部セブン‐イレブンで学んだ
岩本 浩治
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5 とても参考納豆

【私の評価】★★★★★(90点)


■著者紹介・・・岩本 浩治(いわもと こうじ)

 1961年生まれ。高校卒業後、画家を目指すが挫折。
 1984年ソフトウエア会社に入社。
 1989年セブン・イレブン・ジャパンに入社。
 加盟店指導、新店立ち上げ、不振店改革、トレーニングストア教育担当、
 スーパーバイザー研修OJTトレーナーを兼務。
 1996年同社を退社し、セブンイレブン的経営手法を伝道する
 コンサルタントとして教育・指導・講演を行う。


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