「勝者のエスプリ」アーセン・ベンゲル
2006/06/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
●ワールドカップが開幕しましたので、
サッカー関係の本を取り上げました。
アーセン・ベンゲルは、ASモナコでの
7年目のシーズン9位という低成績に
責任を取って辞めることとなります。
多くのチームから監督のオファーがありましたが、
彼は、名古屋グランパスを選びます。
●名古屋グランパスでは、外国人選手を
スカウトして戦力強化もしましたが、
基本的には次の項目を繰り返し
行っただけであると言います。
・トレーニングによる肉体強化
・自分で考えるサッカー
・戦術の徹底
●そして、各選手の資質、長所を
伸ばすようにしたと言います。
日本人には日本人の個性、
長所があるということです。
・名波にドゥンガのようなプレーをしろと言っても、それは無理な話なのだ。・・・その人持っている長所を強調し、伸ばしていくことが面白いのだ。(p111)
●それまで、低迷していた名古屋グランパスは、
アーセン・ベンゲル移籍後シーズン
前期は4位、シーズン後期は2位、
天皇杯では優勝を果たしました。
サッカーにおいても、仕事においても
リーダー次第ということがわかる一冊です。
★2つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・私から見てレベルの高いスポーツ選手とは、ある意味ではけっして自分に満足することのない完全主義者のことを指している。(p53)
・ヨーロッパでは、ある年齢に達すると自分自身に諦めてしまうところがある。・・・日本人は常に進歩したい、向上したいという気持ちを持っている。(p103)
・日本人がヨーロッパへ来たときのショックは、相当なものがあるに違いない。・・・人というものは親切なものだと思い込んでヨーロッパへ来たなら、街の至るところで食い物にされてしまうのは目に見えているからだ。(p174)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★☆☆☆(65点)
■著者経歴・・・アーセン・ベンゲル
1949年フランス生まれ。1989年よりASモナコの監督としてフランスリーグ優勝2回、フランスカップ優勝1回。1995年から名古屋グランパスの監督となり、1年で天皇杯優勝。1996年からイングランドのアーセナルの監督として移籍。
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