「権威主義の正体」岡本浩一
2005/05/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
●司馬 遼太郎は「坂の上の雲」のなかで、
「精神主義と規律主義は,
無能者にとって絶好の隠れ蓑である」
と言い切っています。
この本も同じことを
言いたいのでしょう。
・たとえば、「□□年度第○○回取締役会」の
「第○○会」の正確さに異常にこだわるとか、
課長二人の決済が必要なときに、
どちらの課長に先に回すべきかということに
こだわりすぎるというような現象が、
形式主義の特徴である。(p134)
●組織は古くなってくると、
権威主義や形式主義が
幅を利かせるようになってきます。
この本で、一歩立ち止まって
考えてみる必要があると思いました。
・「権威主義」は、本来的な権威のない人が、
権威あるふりをして無理に光を発しようとしたり、
自分自身に権威がない人が、権威者の威を借りて
光ではなく圧迫を発しようとするときに発生する(p4)
●具体的に権威主義とどう戦うのかということについては、
GEの官僚組織を破壊しようとした
ジャック・ウェルチが参考になりそうです。
次号、ご期待。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・本を焼却する国はやがて
人を焼却するようになる
(ハインリッヒ・ハイネ)(p37)
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
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