「反省しないアメリカ人をあつかう方法 増補改訂版」ロッシェル・カップ
2005/04/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
ちょっとした規模の会社なら海外の顧客と仕事をすることが普通になってきました。そればかりか、部下が外国人になってしまうとうケースもあるでしょう。そうした場合にどう対処するかということはしっかり学ぶ必要があります。
例えば外国人とどうコミュニケーションするのか。一緒に仕事をするときに、どう付き合うのか。仮に問題があったら、どうやってそれを改善してもらうのか、わからないことが多いのではないでしょうか。
・締め切りを確認する・・・米国では、再確認をしないということは、それほど重要な締め切りではない、と思われる危険性が高い(p41)
ちょっとした意識の違いで、仕事の結果が大きく左右される場合があるわけですから、逆に、ちょっと一言確認するだけで、かなり改善されることが多いようです。
日本人は阿吽の呼吸がありますが、外国人にはありません。具体的に指摘したり、感じていることを伝える努力が必要なのでしょう。
・直接的なコミュニケーションが重要視される米国では、従業員に、改善すべき点をはっきり指摘するのが普通だ。(p195)
しかし、この本を読んでいくと「反省しないアメリカ人をあつかう方法」と言いながらも、その中身は普通のビジネス本とそれほど変らないことに気づきました。コミニュケーションで人間関係を作り、お互いの信頼関係を築くのです。
こうしたことは、日本人だって同じでしょう。特に若い人は、外国人と似たような考え方をする人が増えているような気がしますから、実はこの本はそのまま新人類対策になるのかもしれません。
外国人や新人類を部下に持つ人に、今の常識を学ぶためにお奨めしたい一冊です。
この本で私が共感した名言
・まず、その人の意見に耳を傾けることが大事だ。二人で会議室で話したり、一緒にランチを食べながら相談したりするのもよい。彼らの言い分をしっかり聞くだけで、問題の半分は解決したと言える。(p14)
・日本人はなぜ褒めないか(p23)
・アメリカ人は一対一ではよくても、公然と注意や叱責を受けることを非常にいやがる傾向がある。(p52)
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