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「パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ」セス・ゴーディン

2004/07/13公開 更新
本のソムリエ
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パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ

【私の評価】★★☆☆☆(69点)


●セス・ゴーディンの本は
 これまで読んでも紹介しなかったのですが、
 今回は紹介できそうです。


 会社においてマーケティングというものは
 非常に重要です。


 けれども、そのマーケティングの手法が、
 日本ではどれだけ要求され
 吟味されているでしょうか。


 もちろん、それなりに行われているとは思いますが、
 これまでの手法を続けている会社も
 比較的多いようにも思われます。


●これは組織の「変えたくない」という
 性質上しかたがないことですが、
 一歩目を外に向けると、
 より個人一人ひとりの心に合わせたマーケティングが
 成功しているようです。


 それは、アマゾンの
 「この本を買った人はこんな本も買っています」
 であったり、JALのマイレッジだったりします。


 これにインターネットが加わって、
 さらに変化は大きくなっています。


 ・われわれのクライアントの、ある法人向けビジネスの企業は、
  自社のウェブ・サイトで集めた電子メール・アドレスから来る
  メールに回答する仕事だけのために、
  五十人を新たに雇い入れようと検討中である。(p270)


●いまごろコールセンターーを設置した会社もあるでしょうが、
 本当はメールセンターも同時に検討すべきなのでしょう。


・パーミションマーケティングは
 デートに似ている。(p43)


●マーケティングは、恋人と対するように、
 相手のデータを収集し、
 相手の嗜好に合わせて提案、サービスを
 実施する方向に進んでいす。


 その流れをこの本の中の具体例で
 感じてみてください。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・もっと重要なことは、広告を何度も繰り返すことだ。
 何度も何度も、繰り返して、
 メッセージを送る。(p87)


・毎日10万人の従業員に「ポテトもお付けしましょうか?」を
 繰り返させることで、マクドナルドは
 「現場のパーミション」を使い、
 数十億ドルを生み出すことに成功しているのだから。


パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ
セス ゴーディン Seth Godin 阪本 啓一
翔泳社 (1999/11)
売り上げランキング: 55,556
おすすめ度の平均: 4.07
5 ITを実用に使うために。
4 友達マーケティングについて
3 今となっては当たり前となった手法

【私の評価】★★☆☆☆(69点)


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