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「実践人間学」谷沢栄一

2004/01/20公開 更新
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実践人間学
【私の評価】★★★☆☆(73点)


●そうだよね、と読める本です。

 人間というものと、
 人間が作る社会の道理について
 教えてくれます。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


人間、即、自己愛であると理解できれば、
 他人の嫉妬も貪欲も許せるようになる。


嫉妬は焼くという。焼き餅を焼くという。
 しかし、カリカリに焼いてしまうと、互いの
 人間関係が無茶苦茶に壊れてしまう。
 キツネ色にほんのり焼くのが大切なのである。(松下幸之助)


・現代社会では、分別を守ったほうが徳である場合は守ったほうがよい。
 しかし・・・・・・「ここ一番」というときは少々の軋轢を覚悟し、
 遠慮なく実行すべきである。


・人生の喜びは、生きることに張りあいを感じることなのだ。
 過程こそが人生のすべてであり、毎日一歩一歩精進することが
 意思を鍛える王道といってよいだろう。


・人間が成熟するということは、
 他人の気持ちがわかるようになることだ。


・汚職は国を滅ぼさないが、
 正義は国を滅ぼすのである(山本夏彦)


・人間はもともと寂しい存在で、
 いつも他人から温かい気持ちをかけてほしいと願っている。
 年がら年中願っているといっていい。


・幸福への道
 仕事を趣味に能率を計る人
 不幸を自分で造る人
 やる気がなくよくさぼる人(松尾寺)


・真の利口者は賢に走らない。
 小利口な者だけが小賢しい口をきく。


実践人間学
谷沢 永一
講談社 (2000/09)
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【私の評価】★★★☆☆(73点)

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