「実践人間学」谷沢栄一
2004/01/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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●そうだよね、と読める本です。
人間というものと、
人間が作る社会の道理について
教えてくれます。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・人間、即、自己愛であると理解できれば、
他人の嫉妬も貪欲も許せるようになる。
・嫉妬は焼くという。焼き餅を焼くという。
しかし、カリカリに焼いてしまうと、互いの
人間関係が無茶苦茶に壊れてしまう。
キツネ色にほんのり焼くのが大切なのである。(松下幸之助)
・現代社会では、分別を守ったほうが徳である場合は守ったほうがよい。
しかし・・・・・・「ここ一番」というときは少々の軋轢を覚悟し、
遠慮なく実行すべきである。
・人生の喜びは、生きることに張りあいを感じることなのだ。
過程こそが人生のすべてであり、毎日一歩一歩精進することが
意思を鍛える王道といってよいだろう。
・人間が成熟するということは、
他人の気持ちがわかるようになることだ。
・汚職は国を滅ぼさないが、
正義は国を滅ぼすのである(山本夏彦)
・人間はもともと寂しい存在で、
いつも他人から温かい気持ちをかけてほしいと願っている。
年がら年中願っているといっていい。
・幸福への道
仕事を趣味に能率を計る人
不幸を自分で造る人
やる気がなくよくさぼる人(松尾寺)
・真の利口者は賢に走らない。
小利口な者だけが小賢しい口をきく。
【私の評価】★★★☆☆(73点)
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