「幸福論」アラン
2003/04/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
要約と感想レビュー
実際の利益よりも想像していたときのほうが幸福であることは珍しくない。
人は手元にあるお金や名誉よりも、夢を持って、意欲的に取り組んでいるときの思い出がいちばんの宝だったりします。言われてやるのは面白くない。自分でやると決めてやるから楽しいのです。
そうした夢を持ち続けるためにも、人生の夢は簡単に達成できるものではあってはなりません。簡単に達成できることはやりがいがない。難しいことを達成するから嬉しく感じるのが人間なのです。
面白いところでは、斎藤一人さんと同じようにアランは「上機嫌であることは、道徳上の義務である」としています。人は普通にしていると不機嫌になりがちなものです。上機嫌であるために、自分の意思的な努力が必要なのです。
この本で私が共感した名言
・いつでもこう自分に言い聞かせなければならない。「成功したから満足しているのではない。満足していたからこそ成功したのだ」と。
・人間は、意欲し創造することによってのみ幸福である
・自由な労働ならもっとも良いものであり、奴隷的なものならもっとも悪い
・憂鬱病の人には、わたしはたった一つしか言うことがない。「遠くを見よ」と。憂鬱病の人は、ほとんどつねに、読みすぎる人である
・道徳論を書かねばならないようなことがあれば、わたしは義務の第一位に、上機嫌をおくだろう
【私の評価】★★☆☆☆(65点)
著者経歴
アラン(本名:エミール=オーギュスト・シャルティエ)・・・19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの哲学者。才気あふれる哲学教師としてアンドレ・モロワ、シモーヌ・ヴェイユらを輩出する一方で、アランのペンネームで数多くの本や記事を発表した。
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