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「問題解決大全―ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール」読書猿

2017/12/13公開 更新
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問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール


【私の評価】★★★★★(91点)


要約と感想レビュー

■ブロガー読書猿さんが教える
 問題解決のフレームワークです。


 問題解決の技術を
 段階別に整理し、
 37つの方法を紹介しています。


 私たちはビジネス書を読みますが、
 こうしたフレームワークを
 学ぶために読んでいるのかも
 しれませんね。


・心理学者のジリアン・バトラーによれば、サミュエル・ジョンソンはこのボスウェルにこんな問いと投げかけたことがあったという。"Will this matter in 100 years from now?"(こいつは100年後にも重要か?)(p27)


■問題解決の視点が
 これだけあることに
 驚きます。


 もちろん問題を正しく設定することが
 大前提なのですが、
 いろいろな角度から
 考えることも重要なのです。


 コーチング、NLPの中に
 含まれているものも
 ありましたよ。


・スケーリング・クエスチョン・・
 1 今の状態や不都合/問題の状況を点数化する・・
 2 点数の理由を考える・・
 3 点数が少しだけ上がった場合を考える・・
 4 2や3で見つけた改善策の実行後に、あるいは時間を経て、再度1の点数化をやってみる(p343)


■読むのに苦労しました。
 一つひとつじっくり
 考えながらん読んでいると
 最後までたどり着けないでしょう。


 ゆっくり仕事で応用したりして
 自分のものにしていきたいものです。


 読書猿さん
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・機会費用・・・たとえば無料で1000円のランチが食べられる催しがあったとしよう。無料のため大人気となって長い行列ができ、ランチを食べるまでに1時間は待たないといけない。このとき、1時間働けば2000円の収入がある人は列に並ばないほうが合理的である(p189)


・ぐずぐず主義克服シート・・やるべき仕事をいくつかの作業に分ける・・「作業の困難さ」「達成した際の満足度」を予想し、作業後の評価と比較する(p207)


・セルフモニタリング・・・
 1ターゲットとする行動・反応を決める。
 2記録方法を決めて、すぐに記録できるように準備しておく
  ・頻度や回数など1日単位で記録する場合は毎日グラフに書き込む方法もよい(p245)


・ミラクル・クエスチョン・・
 1 問題が完全に解決・解消したところを想像・・
 2 描写したものの中で、最も簡単で実現しやすそうなものを1つだけ選ぶ
 3 2で選んだものを実現する手段を考え、第一歩を実行する(p275)


・オデュッセウスの鎖・・
 1目的と目標を決める
 2ゲートキーパーを依頼する。
 3ゲートキーパーと次の事項について「契約」する
  ・何をいつまでにやるのかのリスト
  ・達成の基準
  ・達成時のご褒美
  ・未達成時のペナルティ
 4定期的にゲートキーパーと進捗を確認し、ご褒美/ペナルティを躊躇なく実施してもらう(p221)


・リフレーミング・・たとえば「人生は旅だ」といった隠喩は、人生についての異なる見方を導入しようというものである。この隠喩がもたらすリフレーミングは、目下直面している困難を、旅先で遭遇した驟雨(しゅうう)の経験に(そして雨はいずれやむという事実に)結びつけるかもしれない(p304)


・禁酒法という失敗・・フリードリヒ・ヘルダーリンは、人が国を天国にしたいと思うそのことが、かえって国を地獄にするのだ、と指摘する(p57)


・フェルミ推定・・1万人規模のイベントで仮設トイレは何基必要か?(p130)


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問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール
読書猿
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【私の評価】★★★★★(91点)


目次

第I部 リニアな問題解決
第1 章 問題の認知
第2 章 解決案の探求
第3 章 解決策の実行
第4 章 結果の吟味

第II部 サーキュラーな問題解決
第5 章 問題の認知
第6 章 解決案の探求
第7 章 解決策の実行


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