「どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力」伊藤 嘉明

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どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力

【私の評価】★★★★★(90点)


■コンサルタント会社からスタートし、
 日本コカ・コーラで最年少環境経営部長、
 デルに転職し常敗赤字部門の黒字化を
 達成した伊藤さんの一冊です。


 伊藤さんは、その後レノボ、
 アディダス・ジャパン、
 ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
 で役員を歴任。


 ソニーでは、日本はせいぜい30万枚と
 考えられていたマイケルジャクソンの
 『This Is It』を目標200万枚と宣言し、
 ベテランが反発する中で目標達成します。


・大事にすべき顧客を大事にしていない・・
 たとえば・・DVDは4000円、ブルーレイなら
 6000~7000円で売られる。しかし同じ日に
 ツタヤなどのレンタル店に行けば400円未満で
 借りることができる・・
 だから私は『THIS IS IT』のレンタルを、
 DVDの発売後1年間はしないと決めた・・
 「非常識だ」と非難轟々となった(p57)


■転職を続けるなかで、
 いかに成果を出してきたのか。


 それは「よそ者」の視点で、
 業界の常識となっていたおかしなことを
 変えていくことでした。


 例えば、パソコンを売るなら、
 誰にでも同じパソコンを売るのではなく、
 顧客別に特徴のあるパソコンを売る。


 マイケルのDVDを売るなら、
 家電量販店やレンタル店だけでなく
 スポーツ用品店で売る。


・「よそ者」「新参者」の役目は、
 今までその業界の人が誰もしなかった、
 自分だからこその発想や戦い方を、
 彼らを巻きこんで実行に移すことだ(p23)


■日本人には珍しいターンラウンド、
 組織の改革ができる人だと
 思いました。


 転職後の短期間、反発の中で
 成果を出し続けていることは、
 すごいと思いました。


 もう少し伊藤さんを
 見ていきたいと思います。


 伊藤さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・日本コカ・コーラから転職してきた当時・・
 私のことを侮蔑的に「ファンタ野郎」と
 誹謗中傷した書き込みがあった・・
 その業界のプロ達が5年かけて誰1人できなかった
 黒字化を、一期でやってのけると、
 いつしか書き込みも「ファンタさん」に
 昇格していた(p56)


・確かに、勉強して理論武装しておかないと、
 仕事で成果を出す以前に、その業界の
 先達からナメられる。私も何度もそういう
 目に遭ってきた・・(p21)


・国内だろうと海外だろうと、
 「出る杭」は打たれるのだ。
 そして、打たれることを恐れずに
 前進した者だけがビジネスパーソンとして、
 リーダーとして結果を出しているのだ(p225)


・知らないから見える問題点もあれば、
 経験がないから挑戦できることもある・・
 どんどん聞けばいい・・
 でも、判断したり、実際に実行に移すのは、
 あくまで自分の判断を基準にする(p37)


・「ターゲット」を絞ることがビジネスの基本・・
 モノが売れない最大の理由は・・
 ターゲットを見誤っている。
 またはターゲットを絞り切れていない(p51)


・ファクトブック・・取引先や顧客きぎょうの
 カルテのようなものだ。その会社の歴史から
 時価総額、担当者の家族構成まで、ありと
 あらゆる事実を書き込んでいく。
 特にパートナー企業の担当者の情報は重要だ。
 所属や肩書きはもちろん、趣味や嗜好、さらには
 社内での立ち位置や、人事情報も書き込む(p80)


・戦略アカウント計画・・
 重要顧客をマネジメントすることだが・・
 特に、相手の困っていることを把握し、
 その解決策を考える(p82)


・通常、成果を出すまでの猶予期間は90日と
 私は設定している(p86)


・口癖は「それって誰が決めた?」(p31)


・私は、同じ仕事をするのはせいぜい5年、
 いいとこ3年だと思っている。理想を言えば、
 3年毎に違うことをやる・・同じ会社の
 中でも構わない。同じ会社のなかで、
 まったく違う別の仕事に異動願いを出す(p102)


・アンテナを張るべきは、
 自分のいる業界以外のことだ・・
 なぜかというと、そこに
 ヒントが存在しているからだ(p149)


・「やったことがないけれど(知らないけれど)
 何でもやってみます」という姿勢を
 持っている人がいい。そういう姿勢の人は、
 何をやらせてもすぐに吸収するからだ(p201)


・言葉には力がある。いわゆる言霊だ。
 言葉を口にすれば、言った以上、
 なんとしてでもやり遂げなければならない
 責務が生じる。これは自分にとって、
 良いプレッシャーになる。
 そして口にすることで、
 具体的にどうしたいのか、そのために
 何をしなくてはならないのか、
 イメージも湧いてくる(p229)


・旧三洋電機が残したAQUAブランド・・
 14もあった社内の階層を5つに絞り、
 意思決定のスピードを飛躍的に高めた。
 これにより、これまでなら30人程度の
 技術者で2年はかかった新製品開発
 プロジェクトを、たった3人の技術者に
 6ヵ月で実現させた(p4)


・代理店管理は、「1×2」の仕事だ・・
 部門を再生することは、まさに「0→1」の
 チャレンジングな仕事だった・・
 「0→1」の仕事が好きなので、
 そこが一段落してビジネスが
 「1×2」の掛け算モードに移行すると、
 成長が止まったような焦りから、
 つまらなく感じ、転職のことが
 頭をよぎる・・(p119)


・ヘッドハンターから声をかけられたら、
 たとえ転職する気がなくとも、
 会って話を聞いておくべきだ。
 なぜなら、自分の市場価値を常に
 確かめておくことは大事だからだ(p122)


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■目次

CHAPTER1 どんな業界でも記録的な成果を出す人は何をしているのか?
CHAPTER2 どんな業界に行っても通用する人になるキャリア戦略
CHAPTER3 どんな業界、どんな時代でも戦って勝つための武器
CHAPTER4 どんな業界でも通用するリーダーシップ&組織論
CHAPTER5 グローバル時代を生き抜くために必要な姿勢



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