「アメーバ経営学―理論と実証」KCCSマネジメントコンサルティング
2007/03/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■いわずと知れたアメーバ経営。
現場で導入すると、
「こんな面倒くさいことはやってられん」と
大反発がおきるようです。
小さな会社をたくさん作るようなものですから、
それまでどんぶり勘定で
仕事をしてきた人にとっては、
天変地異でしょう。
しかし、そうしたアメーバ経営に対応できる人ならば、
経営者の資質があることになります。
面倒くさいから会計をしない会社はありませんから、
アメーバも面倒くさいけれども
やりきると成果が出てくるようです。
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・アメーバ経営では、フィードフォワード型予算管理・・・
ローリングプランとマスタープランとの差異が・・・
ゼロになるまで、何度もマスタープランが
検討される。・・・マスタープランは
経営者とアメーバリーダーの「共通の思い」であり、
次年度の必達目標である(p84)
・アメーバ利益=付加価値-(他人資本利子+自己資本利子)
=残余利益+経営者報酬+労働者賃金
付加価値=売上高-(原材料費+外注加工費+水道光熱費
+消耗品費+当期商品仕入高)
+-棚卸資産に含まれる前給付原価の修正(p96)
・導入直後の反発・・・
社内売買に忙殺されることに疑問・・・
資材担当者が一括して行っていた発注を、
製造現場の責任で行わなければならない煩わしさ・・・
不正防止のために発注と受入を別々の人が行う、
いわゆる「ダブルチェックの原則」について・・・
反発を招いた。・・・営業もどんぶりで
経費管理していたものを個人別に分けたが、
「面倒くさいし、システムを覚えるのが大変(p193)
・原価管理の精度ですが、部門別原価では、
やはりアメーバ経営の方が正確性は高くなります。
その理由は現場で毎日計算しているからです・・・
またマーケットプライスを常に把握していることから、
見積もり計算も大変強い力を持っています。(p267)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
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