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「教わる技術」水上 浩一

2005/07/06公開 更新
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教わる技術


【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー

 会社に入ったら、まず何よりも「教わる」ことが大切でしょう。学生時代も「教わる」ことがあったことでしょう。けれども、社会人は自分の能力が収入に直結していますので、より重要といえるのです。


 たとえば、鬼軍曹のようなガミガミ営業課長の下っ端で仕事をすることになったとしましょう。仕事は雑用ばかりです。雑用をしながら「なんでコピーばかりなんだ」と考える人と、「この人はなんで課長になれたのだろう」と考えている人とでは大きな差が生まれると思うのです。


・雑用をこなしたり、自分の守備範囲外の仕事を任されたとき、イヤイヤやっていては、ただの便利屋さんになってしまいます。・・・その仕事からもいろいろな情報をゲットしましょう。(p117)


 同じように、異業種交流会、セミナーなどに参加したときにも、事前の心構えにより、その成果は大きく変わるはずです。


 例えば、その会で何を学びたいのか、何を達成したのか目的を持って参加すれば、ただ漫然と参加するよりも効果的に成果を出せるはずです。質疑の時間には積極的に質問することもできるでしょう。成長する人は、意識が違うのです。


・私は、このようなセミナーに参加するときには、前もって質問事項をびっしりとリストにしています。そして、セミナー中で解決できなかった事項に関してはクエスチョンタイムで必ず補います。(本田健)(p29)


 前半は著者の水上さんの経験を含め非常によくまとまった学ぶノウハウ本となっています。著者の経験に基づくものですから、私も納得の内容でした。ということで、星4つといたしました。


この本で私が共感した名言

・一番の方法は、人から、あるいは書籍や教材から「教わる」ことです。自己成長は、情報量に比例します。選択肢が広がり、考える余地が生まれるからです。(p4)


・セミナーの目的は「問題解決」です。問題解決できているか?問題解決の糸口は見つけられたか?セミナー終了後は、まずこの点をチェックしましょう。(p21)


・誰もが「それだけやっていればうまくなるよ」と諦め半分、呆れ半分に答える「量」というものがあります。上手になるためにはそれだけの量をこなしさえすればいいのです。(p49)


・車の中は絶好の勉強の場。特にセミナーテープは良く聞いています(p138)


イメージが描けるようになるまで質問する(p150)


教わる技術
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【私の評価】★★★★☆(85点)



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