【書評】「最短3ヶ月で成果を出せる 会社を強くする LINE運用の教科書」 中川聖悟
2026/07/30公開 更新
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【私の評価】★★★★★(94点)
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要約と感想レビュー
LINEは最強のマーケティングツール
お世話になっているサーフショップがLINEとDiscordを組み合わせて運用されているので、その仕組みを勉強するために手にした一冊です。
著者は5年半のアメリカ留学と世界一周28カ国の旅を経て、帰国後にLINE300アカウントの構築・運用に携わってきました。
かつてマーケティングの「リスト取り」といえばメルマガが主流でした。しかし今は、多くの人が日常的にLINEを使っており、メルマガよりも開封率が高く、顧客と簡単にコミュニケーションが取れるLINEがベストなのです。
著者が示す基本的な仕組みは、InstagramやYouTubeといったSNSを「入口」として広く知ってもらい、LINEに登録してもらう。LINEの中で興味を育て、最終的に商品購入へと導くのです。
なかなかLINE登録につながらないときは、診断サービスや限定キャンペーン情報を提供するなど、「登録することでメリットがある」と感じてもらう工夫が有効だといいます。
LINEは、ビジネスを長期的に継続するための「最強のマーケティングツール」です(p2)
LINEでできること
具体的なLINEの使い方を見ていきましょう。まず、商品となるイベントの申し込み前・申し込み後・受講後のセグメントに分けます。
イベント申し込み前は、イベントへ申し込みたくなるように、SNSでは発信しにくい踏み込んだ内容を発信していきます。イベント申し込み後は、事前決済・リマインドをLINEで完結させることが可能です。
そしてイベント受講後は、日数に連動したステップ配信とアンケートを活用した別商品やイベントの提案を行っていくのです。
さらに、ファンと仕事関係者でセグメントを分け、それぞれに最適化したコンテンツを届けることも可能です。登録時にセグメントを分けるための情報を取得するというのは、大事なポイントなのでしょう。
リッチメニューにFAQを集約することで問い合わせ対応のコストを下げる方法も紹介されており、集客・成約・工数削減にLINEが効果的であるとわかります。
LINEを活用し、受講前・受講後のセグメント配信を設計。イベントの申し込み・事前決済・リマインドをLINEで完結させ、継続日数に連動したステップ配信とアンケートを活用したクロスセル(p119)
ツールを使い分ける
著者が実例を示して説明しているのが、LINEとDiscordとメルマガの役割を明確に分けることです。
LINEでは、重要なお知らせ・イベント案内・商品の案内を行い、日常的なコミュニティのやり取りはDiscordで行います。メルマガは、社内報的な裏側情報・深い学びの発信に使います。
LINEはあくまでも「重要な通知」だけを届けることで、LINEの通知が届いたときの開封率と信頼度を高く保つことができるというのです。サーフショップのLINEとDiscordの使い分けも、まさにこの設計どおりでした。
なお、LINEでユーザーにとって価値あるコンテンツを継続的に提供する場合、推奨するのは、週1回、月4回程度の配信で、発信しすぎないことが重要です。
LINE:重要なお知らせ・イベント案内・クロスセル・・・Discord:コミュニティ機能・・・メルマガ:社内報的な裏側情報・深い学びの発信(p122)
LINEはあくまでもツール
著者はLINEはあくまでもツールであり、インスタ・YouTubeなどでの発信の熱量が高いことが重要だと主張しています。SNSで信頼を積み上げ、その信頼をLINEとDiscordでコミュニティとして運営していくのです。
LINEだけでなく、他のSNSやメルマガの使い方まで説明されており、さすが300アカウントの現場で実践してきただけあると感じました。中川さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・SNSの投稿やプロフィールにLINE登録へのリンクを設置(p71)
・リッチメニューへのFAQ集約で問い合わせ工数を大幅に削減(p119)
・(LINEの)バナーやリッチメニューの制作費は、1万円前後が目安です(p185)
・プレミアム会員制度を設け、鍵付きリッチメニューで限定コンテンツを解放し、より濃いファンを作る・・・プレミアム会員の登録自体は無料で、登録時に顧客情報を取得する(p87)
▼引用は、この本からです

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中川聖悟 (著)、ブックダム、日販アイ・ピー・エス株式会社
【私の評価】★★★★★(94点)
目次
第1章 なぜLINEは会社を強くするのか?
第2章 集客 成約 工数削減 採用 すべてにLINEは効く!
第3章 成功するLINE設計の地図
第4章 3ヶ月で成果を出すためのLINE運用ロードマップ
第5章 会社を強くするLINE運用の考え方
第6章 ユーザーを動かすLINE配信4つのポイント
著者経歴
中川 聖悟(なかがわ しょうご)・・・株式会社BALSA代表取締役・LINE構築歴6年目。5年半のアメリカ留学、広告代理店勤務を経て世界一周28カ国の旅へ。帰国後、店舗運営の経験を活かしてLINE構築へ参入。フィットネス・クリニックを中心に、上場企業を含む300アカウントの構築・運用に従事。
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