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「姿勢をよくすると、人生がきらめく!」佃 隆

2021/05/05公開 更新
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「姿勢をよくすると、人生がきらめく!」佃 隆


【私の評価】★★★☆☆(74点)


要約と感想レビュー

姿勢シャッキーン

この本を読んで、大相撲の中継で溜(たまり)席に姿勢の良い女性がいたことを思い出しました。たかが姿勢。されど姿勢。良い姿勢で注目されることもあれば、悪い姿勢によって病気になることもあるのです。


この本では「姿勢シャッキーン」とか「武士のポーズ」とか「見上げてごらん姿勢リセット」とか「肩甲骨グリグル体操」など面白い名前の体操を教えてもらえます。例えば、「武士のポーズ」は、イスに浅く腰掛け、ここから手を開いた状態で、人差し指、中指、薬指、小指はくっつけて、親指をほかの4本指と45度に開き、手をひっくり返して親指は下に向け、親指と人差し指の間を股間節と太ももの間に当てるものです。


姿勢シャキーン・・・イスに浅く腰掛けます・・・手のひらを天井に向け、肘を後ろに引き、腰にカーブをつくり、手をおろします(p88)

猫背よりは背筋を伸ばしたほうがいい

確かに本書の体操をしてみると、血行がよくなるためか鼻詰まりが改善されたり、体が軽くなったように感じます。パソコンに向かって背筋を伸ばしてみると、気分が高揚したように感じて胃腸の動きが活発になったような感覚もあります。


姿勢が悪くなる原因としては、「精神的ストレス」「化学物質ストレス」「環境ストレス」などだという。それでも、猫背よりは背筋を伸ばしたほうが見栄えもいいし、健康にもよい。あとは常に姿勢を良くすることを意識することが続くのか、ということなのでしょう。


姿勢が悪くなると・・・神経の流れが悪くなる・・・体液の流れも悪くなる・・・疲れやすくなる、疲れや病気や怪我の回復が遅くなる、やせずらくなる(p50)

わかっているのに誰もがやれているわけではない

身体が痛いということは、身体からのSOSであり、なんとかしてくれという身体からの切なる声だという。体の痛みへの対応として、良い姿勢とは誰もがわかっているのに誰もがやれているわけではない現代の盲点だと思いました。


体操にしても誰でも運動したほうが良いことはわかっているのに、それを継続し習慣化するのが難しい。だからこそこうした本に価値があるし、専門家のマッサージにも需要があるし、何十万円というライザップも成り立つということなのでしょう。佃さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・5秒ぐらいかけて頭を後ろに向けていき・・・次に頭の角度を戻しますが・・・頭の重さが一番軽いと感じる位置で止める・・・「見上げてごらん姿勢リセット」(p16)


・五十肩の方向けの体操ナチュラルアームアップ・・・肘を曲げて、両手の指先を肩に当てます。肘は・・胸の前に向けます。それから両腕を肩の真上に上げます・・・手のひらは後ろに向けます(p101)


・マッサージ・・・指名し続ける方に出会うためには、少なくとも10人以上「テイスティング」を重ねる必要があります(p130)


▼引用は、この本からです
「姿勢をよくすると、人生がきらめく!」佃 隆
佃 隆、廣済堂出版


【私の評価】★★★☆☆(74点)


目次

第1章 姿勢をよくするだけで、あなたの人生は劇的に変わります!
第2章 正しい姿勢のために知っておきたい「サブラクセーション」の基礎知識
第3章 姿勢を整える最強メソッド!すぐにできる簡単エクササイズ集
第4章 プロしか知らない「姿勢の裏ワザ」大公開!



著者経歴

佃隆(つくだ たかし)・・・1977年生まれ。三重県津市出身。三重県私立高田学苑卒業。国際基督教大学/ICU(教養学部国際関係学科)卒業。オーストラリア公立マードック大学(健康科学学部カイロプラクティック学科)卒業。首都大学東京大学院(都市科学研究科)修士課程中途退学。姿勢の専門家として、健康、美容、礼法の観点から姿勢矯正の方法を通じて、人生がきらめく方法を伝えている


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