「醜いが、目をそらすな、隣国・韓国」古田博司
2017/06/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(93点)
要約と感想レビュー
日韓歴史共同研究で、韓国側と怒鳴り合いをしてきた古田さんの2014年の一冊です。
どうして韓国は、いつまでも日本を貶めるウソを世界にまき散らし続けるのか。それは、日本を貶めるのが、自分の正統性を維持するために必要だからというのです。
常識があまりにちがう韓国人とはかかわらないのが一番と古田さんは断言します。
・教えても、助けても、意味がない。感謝など一切しない。むしろその十倍、二十倍と際限なく要求してくる。もはや、韓国人とはかかわらないのが一番である(p75)
朴大統領の中国への擦り寄りについては、いずれ韓国が中国を裏切るであろうと予想し、現在のTHAADミサイル問題を的中させています。
さらに韓国では極端な反日教育で、テロリストや爆弾魔を英雄としており、いずれ韓国人による爆弾テロが起きる危険性を指摘。2015年の靖国爆弾事件を予言しています。
そして最後の予言は、中国は国家総動員体制で領土拡張をはじめると予想しており、これも的中していると言えるでしょう。
・中国では2010年2月26日、国防動員法が全国人民代表大会の常設代理機関である常務委員会を通過し、国家主席令第26号として発令され、7月1日に施行された・・今や中国は、平時を準戦時状態とし、ヒトやモノもすべて動員する"国家総動員体制"下にあるのだ(p136)
中国人や韓国人には「卑劣」や「嘘つき」という批判が無意味だとしています。なぜなら全国民が卑劣で嘘つきなので、悪いという意識がないのです。
著者はこう言いながらも、中国人や韓国人を批判していません。つまり、これらの人々は、自国の常識で行動しているので悪気はないのです。まだまだ騙せる日本人、と考えているのかもしれませんね。
古田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・自分の嫌いな人物を孤立させるために上司や目上の人たちにつげ口をして回る行動を、朝鮮語で「イガンヂル」という・・イガンヂルが韓国内では一定の効果を発揮するため、韓国人はこうした行動が世界にも受け入れられていると思い込んでいる(p56)
・韓国には反日のナショナリズムはあっても、愛国のナショナリズムはない・・偽のナショナリズムを教えたのは、日本の戦後の左翼学者たちだった・・日本は韓国を搾取し、収奪した悪辣な国なのだから、自立的な歴史を日本から取り戻そう、そう教えたのだ(p47)
・日本軍と戦わなかった者たちは自らの正義の記憶がない。中国は南京事件を捏造する日本の市民派新聞に飛びつき、韓国は従軍慰安婦のウソに搦め捕られた。日本の左派知識人やマスコミは結局、彼らの卑劣さを助長したのである(p114)
・韓国が英雄として誇るのは、爆弾魔のテロリストだけだ・・私が危惧しているのは、・・韓国の若者が「自分も英雄になりたい」と思って、爆弾をもって海を渡ってくる危険性があるということである(p64)
・「慰安婦」たちに軍の強制性を絡め、銅像にして祀り上げるウソも、「ウソも通ればめっけ物」という、彼の国の社会通念による。拉致も尖閣も竹島もしかり。ウソも突き通せばそのようになると信じられている(p109)
・人を見ると即座に自分より上か下か、自分より正統性がある人間かどうかを値踏みする。下だとみれば、約束など簡単に反古にする。真に不気味なのは、相手の腕を急にぎゅっと掴んで、はめている腕時計が自分より上か下かの価格の値踏みをすることである(p74)
・朝鮮の為政者は、いつも負うべきものを放り出すのである。李朝の仁祖は満州軍に民衆を放り出した。1905年、第二次日韓協約の時、高祖は朝鮮の命運を大臣たちに丸投げした。韓国初代大統領の李承晩氏は国民を捨てて逃亡し、1997年の金融危機の際、金泳三氏はIMFに国を投げ出した(p96)
・貧窮の朝鮮には収奪するものがそもそもなかった・・労働を知らない彼らにその価値や意義から教えなければならなかった・・(p122)
・NHKが韓国のインチキ王朝時代劇を流し続ける・・あれは水戸黄門がウソと知りつつ楽しんでいる日本人と異なり、韓国人自身が史実と信じ込んでいるマガイ物だ。そのマガイ物の海外宣伝に手を貸しているNHKの罪は重い(p185)
・中国もそうだが、韓国・北朝鮮が専門の大学の先生方は、あまり本当のことを言わない。言うと、嫌いになる人々が増え、学ぶ学生も大学院生も減り、自分の首を絞めることになるからである。さらに、海を越えて、現地の知識層に嫌われると、共同研究の機会もなくなり、研究費もガタ落ちになる。支配層にまで嫌われると、入国を拒否されたり、図書館での資料閲覧を断られたりする(p5)
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ワック
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【私の評価】★★★★★(93点)
目次
第1章 あの、朝鮮民族とつき合う方法
第2章 いまや「正統性の奴隷」と化す韓国
第3章 朝鮮民族の復讐のカタルシス
第4章 東アジア贖罪意識から目を覚ませ
第5章 鋭い直観で東アジアを見よ
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