【書評】「平澤興一日一言 (生きるとは燃えることなり)」平澤 興
2016/07/05公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
平澤興(ひらさわ・こう)さんとは、昭和の医学博士であり、京都大学の総長を務めた人です。教育者でもあり、人を育てる要諦が多い印象です。人の能力を引き出すには、やはり人の興味のあるところに注力するとよいらしい。
・いかように、可能性を引き出すかということについては、これは、本人に、興味を持たせること、面白いと思わせることが第一だろうと思います(p16)
努力する、よい習慣を作る、燃えて生きる。心を燃やせ。自分の生まれ持った才能を引き出すために日々鍛錬する。努力とは、こうした成功のコツを毎日実践して自分の能力を開花させ、ニコニコ生きていれば、良い結果がうまれるわけです。
もう少し平澤さんが、どんな人だったのか知りたくなりました。平澤さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・生きるとは
燃ゆることなり
いざやいざ
進まんこの道
わが燃ゆる道(p4)
・マイナスのない人生はそれだけ幅がせまく、マイナスに打ち勝ちさえすれば、むしろマイナスが大きければ大きい程、プラスの大きさもますます大きくなる(p14)
・できない子というのは、自分の持っている能力をいかに伸ばすかということを知らない子供でありますが、最も大切なことは、そういう子供に劣等感を与えないということであります(p16)
・人生をはなれた修養はない。また仕事をはなれて人生はない(p92)
・教育の基本は、第一はあくまで誉めること。第二はできるまでやらせること。第三は、自分もそれを実行すること(p146)
・グラッドストンは、事を始める前は徹底的に準備をし、これ以上の準備ができないくらいまでに努力をし、あとは天にまかせるちうような安らかさで、こわさを忘れて事に当たった(p99)
・ロマン・ロランは、「英雄とは、自分のできることしかしない。凡人とは、できることもしないで、できないようなことを、ただ望んでおるだけである(p39)
・ニュートンもその研究の秘訣を尋ねられた時、「私はいつも私の注意を一つの問題に集中したからです」と答えた(p167)
▼引用は下記の書籍からです。
致知出版社 (2016-06-30)
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
Chapter1 時間とお金、どっちが大事?
Chapter2 付け入る「スキ」を見つける時間管理術
Chapter3 定時で帰って給料を上げる方法1時間を制限する
Chapter4 定時で帰って給料を上げる方法2時間をずらす
Chapter5 定時で帰って給料を上げる方法3スピードを加速させる
Chapter6 残業せずに給料が上がる人になる8つの習慣
著者経歴
平澤興(ひらさわ こう)・・・1900年(明治33年)新潟県生まれ。京都帝国大学医学部を経て、大正13年京都帝国大学医学部解剖学教室助手。翌年同学部助教授。15年新潟医科大学助教授。昭和3年からスイス・ドイツ等に留学後、5年同大学教授。翌年、日本人腕神経叢の研究により医学博士号を取得。21年京都帝国大学教授。32年から京都大学総長を2期6年間務める。38年同大学名誉教授。その後、京都市民病院院長、京都芸術短期大学学長などを歴任。45年勲一等瑞宝章受章。1989年(平成元年)6月17日、心不全のため京都市内で没
読んでいただきありがとうございました!
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