「忙しい社長のための「休む」技術」トニー・シュワルツ、ジーン・ゴメス、キャサリン・マカーシー
2016/05/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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「忙しい社長のための「休む」技術」トニー・シュワルツ、
ジーン・ゴメス、キャサリン・マカーシー、ダイレクト出版
【私の評価】★★☆☆☆(66点)
■忙しいから、必死で働く日本人。
欧米では、忙しいからこそ休むらしい。
必死で働くことで評価される日本と、
成果を出すことで評価される欧米。
月月火水木金金で休まず戦う日本軍。
米軍のパイロットは二交代で
定期的に休んでいたのを思い出します。
・午後に昼寝をすると、
学習できる量が倍になった・・・
昼寝をしなかった被験者は、
遅い時間になるほど成績が悪くなった(p98)
■欧米の良いところは、
データで考えるところでしょう。
休んだほうが成果が大きいなら休む。
残業したほうが成果が大きいなら、
残業する。
結果が良ければ、
やり方がどうであっても
かまわないのです。
・24時間シフトで働く研修医は、16時間シフトで
働く研修医よりも36%医療ミスを犯しやすく、
診断を間違える回数が倍も多かった(p85)
■休むことがすべてではありませんが、
人間には定期的な休みが必要です。
それを数多くのデータで
示した一冊でした。
合理的に成果の出る仕組みを作るのが、
社長であり司令官の役割なのでしょう。
シュワルツさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・2008年には、アメリカ人の3分の1は、
休暇をとる予定はまったくないと答えていた。
7日以下の休暇を計画していた人が33%・・
2週間以上の休暇を計画しているのは14%だけ(p100)
・バイオリンの上達という点では、
睡眠が2番目に重要な活動だと評価した。
上位2グループの学生は、
1日に平均8.6時間の睡眠をとっていた(p18)
・その道の熟達者たちは
"1日の訓練時間を長くても
4時間までにしている"
と結論してきた。(p19)
・水泳チームの選手が普段どおりの睡眠と
起床パターンを2週間続けたあと、
1日10時間の睡眠を6~7週間続けた・・
ターンにかかる時間、スプリントタイム、
キックストローク率も大きく改善された(p81)
・強い集中力を維持したあとには、
散歩をするか、瞑想や運動の時間を
入れたほうがいい(p277)
・ほとんどの場合に、小さく始め、
小さな成功を積み重ねていくほうが
効果は大きい(p56)
ダイレクト出版
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ジーン・ゴメス、キャサリン・マカーシー、ダイレクト出版
【私の評価】★★☆☆☆(66点)
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■目次
第1部 新しい働き方
第2部 持続可能性/身体
第3部 安全/情動
第4部 自己表現/頭脳
第5部 存在意義/精神
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