「ちょっと包んだほうが人間関係はうまくいく: 相手のこころを包み込む「魔法の風呂敷」」石山勝規
2016/05/12公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
■日本人と日本語は、あいまいである、
と言われます。
確かに、表現だけ見れば、
まったく何を言いたいのか
分からないこともあるでしょう。
あくまでも、
相手がわかるコミュニケーション
であることが大事になります。
・仕事で私に声をかけたのですから、
何かしら意図があったはずです。
それを最初にはっきりさせるべきでした・・
真意を包み隠している感じでした(p56)
■著者が注意しているのは、
言うべきことは言う。
ただし、真意が伝わるように
言い方に気を付ける
ということです。
つまり、
「なんで帰りが遅くなったんだ!」
ではなく、
「心配していたんだぞ!」
と言う言い方をすることです。
・二人の会話にはどんな「逃げ道」が
必要だったのでしょう。
たとえば、奥さんが
「子どもの面倒見ないよね」ではなく、
「最近、子どもがあなたが遊んでくれないって
寂しがっていたよ。どう思う」
と聞けばどうだったでしょう(p82)
■書籍としては
曖昧なところがありましたが、
やはり言い方は大事なことでしょう。
単純なようで、
いくらでも言い方があるのですから、
工夫をしていきたいものです。
石山さん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・値下げ要請に、なぜ応じることができるのかを
キッチリ説明すべきだったのです・・
「言わなくてもわかってもらえる」
というのは自分本位の考え方で、
相手を包んでいることにはなりません(p50)
・私は、人に何かを強いるのではなく、
まずは自分が考えに考えそして自ら率先して
行動するようにしてきました。
そうすることで人は動いてくれるように
なってきたのです(p64)
・「命令」という行為は、点と線で言えば
単なる点にすぎないが(合図にすぎない)、
点ではなく線としてとらえないと、
命令はうまく遂行されない。
つまり、根回し、動機づけなどという
線(準備)の先に命令はある(p65)
・私は相手に対して自分の言いたいことを
言ってはいけません、と申している
わけではありません・・
物の言い方には気を付けたいところです(p93)
合同フォレスト
売り上げランキング: 605,184
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
にほんブログ村
■目次
第1章 私も人付き合いは苦手でした
第2章 相手を包めば人間関係はうまくいく(仕事編)
第3章 相手を包めば人間関係はうまくいく(プライベート編)
第4章 「包む」を身に付けるために知っておきたいこと
第5章 江戸しぐさに学ぶ包むノウハウ
第6章 「おもてなし」という名の極上の包み方
第7章 包む文化はいまも息づいている
第8章 「包む」の本質について知る
コメントする