「人もお金も流れ込んでくる集客術 ファンクラブのつくり方」中村 悦子
2014/03/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
宝塚の娘のファンクラブを運営していた著者が教えるファンクラブ運営のノウハウです。
ファンクラブは、ファンが運営費を払ってくれるサービス会社のようなもの。ボランティアではなく、ちゃんとした営利団体なのです。
タレントもうれしいし、ファンも嬉しいし、運営者も儲けることができる、理想の会社かもしれませんね。
・組織構造を設計する・・・
・ファンクラブの名前
・クレド
・規約
・会費
・メインの収入源
・エンディング商品(p142)
まず、どうやってファンを集めるのか。最初は、関係者で名刺を出し合って、見込み客リストを作ります。
その見込み客リストに情報提供し、ファンを集めていきます。立ちあがりはゆっくりですが、1人のファンができると急速に立ち上がるそうです。一人ひとりを大切にするということですね。
・1人の熱烈なファンができると、すぐに50人ほどが集まり、その人たちをキチンとフォローしていくと、100人くらいになります(p161)
そういえば読書普及協会は、読書のファンクラブのようなものでしょう。私も速攻で入会して、寄附や広告の形で資金提供を続けています。
ファンを集めるだけで商売になるのだなあ~。中村さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・スター本人が自分のファンクラブをつくらない・運営しない(p53)
・最低限、顔と名前は覚えておこう(p68)
・ライバルは徹底研究!・・・・
・ライバルのブログ・HPは必ず、隅々まで目を通す
・失敗している人、成功している人、両方を見る(p99)
・人の心を動かし、行動に移させるには、感動を起こす「物語」が必要なのです(p129)
・ただ1点、忘れてはならないのは、1人目のファンのことを決して忘れないことです(p161)
・ファンクラブをつくる時は、その中心となる人や、事務局の持っている名刺をリスト化し、想定顧客リストをつくります(p171)
・顧客データやお客様カルテ、お客様情報こそが、本当の「ファン」をつくる上で重要なポイントとなります(p172)
・私は、エクセルでお客様のデータをつくっていました。
・何枚チケットを買ってくださったか?(席種も)
・イベントに来てくださったか?
・差し入れをくださったか?(何をいくつ)
・ファンをご紹介くださったか?(p179)
・無料のメルマガで告知→無料のセミナー→5000円のセミナー→5万円のグループコンサルティング→10万円の個人コンサルティング(p150)
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【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
第1部 ファンクラブのイ・ロ・ハ
第1章ファンクラブから生まれる5つのいいこと
第2章ファンクラブの掟7ヵ条
第2部 ファンクラブをつくろう!
第3章ファンクラブのゴールを考える
第4章ブランディング
第5章ターゲットを絞る
第6章ストーリーを考える
第7章組織構造を設計する
第3部 ファンクラブ始動後のあれこれ
第8章ファンを集めよう
第9章ファン対応
著者経歴
中村 悦子(なかむら えつこ)・・・ファンクラブコンサルタント。株式会社ROSES代表。銀行秘書を経て結婚、二児の母。17年間の専業主婦時代を経て、復職したのと同時並行で、6年間宝塚歌劇団に所属していた娘のファンクラブを運営。娘の引退後、ファンクラブ運営の経験を活かしてコンサルティングを行うようになり、起業。ファンをつくるためのブランディング、会員制サービスの構築、ファンサイトの作成、顧客データベースの構築、ブログコンサル、facebookコンサル、オンラインショップの企画運営、ファンクラブ運営、スクール運営などファンクラブコミュニティづくりに関する一連のサービスを提供している。
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