「戦略おべっか どんな人でも、必ず成功する 」ホイチョイ・プロダクションズ
2013/10/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
■先日、新入社員に
「この本を読んでみたら?」
と紹介した一冊。
私の25年間の会社員生活で学んだことが、
そのまま書いてあります。
ベテランにとっては常識がゆえに、
新入社員に読んでいただきたい本なのです。
・どうでもいい小さい仕事ほどすぐに片づける・・・
簡単な仕事をいつまでも放っておくと
「こんなこともできないのか」と悪印象を残す(p57)
■一つひとつは小さいことなのですが、
その小さいことの積み重ねが大事ということ。
小さいことをちゃんとやってくれるから、
大きいことも任せることができる。
服装。言葉遣い。
電話やメールの作法。
接待の作法。
そうした基礎は、
しっかり押さえていきたいものです。
・「義理」とは、言い換えれば「借り」のことだ。
日本のビジネス社会は、「貸し」「借り」を基軸通貨として、
ものごとが回っていた。「借り」に鈍感なヤツは相手にされないし、
「借り」を返さないヤツには仕事は回ってこない(p31)
■論理的には優秀な人が出世する。
でも、世の中は論理だけでは動きません。
義理・人情の世界もあるのです。
ホイチョイさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・能力の高い人間には、大きな仕事が集中する・・
だから常に忙しい。忙しいゆえ、すぐに自分の助けとなる
即効性のあるサービスを常に必要としている。(p16)
・ビジネス界では、自己主張は仕事ですべきであって、
髪型や服装ですべきではない。
派手な服を着た営業に仕事のできる人間は一人もいない(p90)
・相手が肯定しにくいことを言ったときは、
「おっしゃる通りですね」「ご指摘はもっともです」
「それは思いもよらない鋭い視点ですね」などと言ってまず
相手の発言を肯定し、その後で「ですが」ではなく、
「こういうふうにも考えられないでしょうか」と前置きして、
自分の意見を言うべきだ(p103)
・上司や得意先との打ち合わせへの遅刻は、
メールではなく、電話で詫びるべきだ。
前の晩にごちそうになった上司へのお礼も
メールで済ませない方がいい。(p47)
・中坊公平が、こう言っている。
「人を動かすのは、正面の理、側面の情、
背面の恐怖、の三つだ」(p121)
・吉田(秀雄)が得意先を接待する際は、必ず靴を脱いで
あがる料亭に連れて行き、その店になじみの靴屋を密かに
招いておいて、食事の間に客の靴の寸法をこっそり計らせ、
数日後に、その人の足にピッタリのサイズの靴をプレゼント(p24)
講談社
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【私の評価】★★★★☆(82点)
■目次
安物の同じボールペンを必ず2本持ち歩く。
お詫びやお礼をメールだけで済まさない。
名刺は1ミクロンでもいいから、相手より下から出す。
得意先の吸っているタバコを常に携行する。
トヨタの人を接待して送るときはトヨタ車のタクシーを拾う。
ビジネス・メールには極力、人間の体温を残す。
どうでもいい小さい仕事ほどすぐに片付ける。
3日後に100%の答えを出すより、翌日、60%の答えを出す。
読んでいただきありがとうございました!
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