「イヌはなぜ人間になつくのか―ドッグおもしろ博物学」沼田 陽一
2012/06/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
■犬を飼ったことはありませんが、
犬はなんともかわいいものです。
ご主人に愛されることで、
生きていけるというのは、
すごい技術だと思います。
縄文時代から、
犬は人間とともに
暮らしていたのです。
・縄文時代の遺跡から、体高37センチから
50センチ程度までのイヌの骨が発見されている・・・
貝塚からは、イヌを丁寧に埋葬した骨が発見されている(p20)
■犬は人間のように、
序列を持っています。
ご主人→奥様→姉→「自分」→弟
誰がご主人なのか
ちゃんと理解しているのです。
ですから、子どもや女性などは、
一度舐められると、噛まれることも。
・イヌは人間のことをイヌと思っている(p119)
■著者の犬への愛情を感じる一冊でした。
この本で
イヌの知識を持てば、
イヌを飼っている人との
会話も弾むのではないでしょうか。
沼田さん、良い本を
ありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・イヌはど近眼・・・人間の目は水晶体の厚さが平均4ミリだが、
イヌの場合は二倍の8ミリもある。そのため、イヌは
近い対象物にしか焦点が合わせられない。(p51)
・弥生人は縄文人のようにはイヌを大切にしなかった。
弥生時代の貝塚からは、犬を食べたらしい形跡が
しばしば発見されている。(p21)
・雄には発情期はない・・・
一方、雌の発情期は個体差はあるが、
生後八ヶ月から11ヶ月の間に最初の発情期が訪れる、
それ以後、健康なイヌなら、発情は半年に一回・・(p65)
・イヌは外にいて、飼主が部屋の中にいるときに、
来客に対する機嫌、不機嫌を判断するのは嗅覚を
働かせるしかないように思える(p154)
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【私の評価】★★★★☆(85点)
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