「「考える力」をつける本―新聞・本の読み方から発想の技術まで」轡田 隆史
2012/04/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
■「考える力」というタイトルとは違って、
轡田(くつわだ)さんの仕事術といった
趣の本でした。
轡田さんは朝日新聞の記者でしたので、
轡田さんが教えることができるのは、
原稿を書く力なのでしょう。
時間を有効に使う。
本を読む。
新聞を読む。
メモする。
こうした基本的なところは、
押さえておきたいものです。
・読書とは、本を買うことである。
買ってしまえばこっちのもの、
いつかかならずページを開く。(p54)
■考え方については、
視点を大切にしているように感じました。
つまり、物事を考える論点、切り口で
原稿のレベルが決まるということです。
世界の視点で見るのか。
庶民の視点で見るのか。
原稿で大切なのは、
得られた情報を
自分の視点で切ることなのですから。
・書くように考える、とは、・・・
1観察を大切にすること、次に、
2なぜ? という自問自答を繰り返すこと(p154)
■文章を書く基本がわかったような
気がしました。
轡田(くつわだ)さん、良い本を
ありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ヒトラーも論理的だった。・・
どんな悲惨な戦争も、起こす側には、
それなりの「論理」がある。(p207)
・無口な刑事たちは、私生活に戻ると大変な趣味人が多い。
釣り、園芸、焼き物、骨董、書、
俳句、短歌、歴史、郷土史・・
釣り好きの刑事とは釣りの話を、
園芸好きの刑事とは園芸の話を(p242)
三笠書房
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
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