「シューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」」安宅和人

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イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

【私の評価】★★★★☆(82点)


■東大→マッキンゼー→イェール大学→マッキンゼー
 →ヤフーCOO室室長という著者が教える
 課題解決の考え方です。


 この手の本は、
 課題→仮説→調査→分析→プレゼン
 という内容になるのですが、
 課題設定が一番難しい。


 課題設定とは、
 教えるに教えられない、
 学びたいが学べない、
 という性質のもの。


 その課題設定を中心に
 語った一冊です。


 ※この本では「課題」を
  「イシュー」と英語で表現しています。


・イシューを見極めるためには
 「実際にインパクトがあるか」
 「説得力あるかたちで検証できるか」
 「想定する受け手にそれを伝えられるか」
 という判断が必要となり、
 ここにはある程度の経験と
 「見立てる力」が必要になる(p47)


■著者は、「落とし場所」を考えて、
 課題を設定するようです。


 つまり、調査ができること。
 答え(対策と成果)が出ること。


 答えが出そうな課題でなければ、
 成果は出ないということです。


・「よいイシューの条件」の3つめは、
 イシューだと考えるテーマが
 「本当に既存の手法、あるいは現在着手し得る
 アプローチで答えを出せるかどうか」
 を見極めることだ(p73)


■安宅さんの評価は、この本ではなく、
 仕事の成果で判断されるので、
 ヤフーの業績を見ていきましょう。


 安宅さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「限界まで働く」「労働時間で勝負する」
 というのは、ここでいうレイバラーの思想であり、
 この考えでいる限り、「圧倒的に生産性の高い人」
 にはなれない。(p37)


・停滞を引き起こす要因として、最初に挙げられるのが
 「丁寧にやり過ぎる」ことだ。・・・
 僕の経験では、「60%の完成度の分析を70%にする」
 ためにはそれまでの倍の時間がかかる。(p197)


・(実験には)2つの結果がある。
 もし結果が仮説を確認したなら、
 君は何かを計測したことになる。
 もし結果が仮説に反していたなら、
 君は何かを発見したことになる。
 (エンリコ・フェミル)(p140)


・確かに<重力も電磁気的な力も三次元の空間にありながら、
 距離の二乗に反比例する>というのは非常に興味深い現象だ。
 ただ、このような問題には関わらないほうがよい。
 現在のところ、答えが出せる見込みが
 ほとんどないからだ(p70)


イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」安宅和人

英治出版 2010-11-24
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【私の評価】★★★★☆(82点)



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