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「考えないヒント―アイデアはこうして生まれる」小山 薫堂

2011/02/25公開 更新
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「考えないヒント―アイデアはこうして生まれる」小山 薫堂


【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー

 「料理の鉄人」を企画した人か、という印象で読み始めました。タイトルの「考えないヒント」とは、「常に考えていると、考えていないような状態になる」という状態のことです。


 同じことを考え続けていると、考えていないと思っていても、実は潜在意識の中で考えているということのなのでしょう。仕事でも、一晩寝て起きると、頭の中が整理されて、簡単に道筋がはっきりすることがあります。


・僕は、眠っているとき意外、ずっと面白いアイデアについて考えています。(p15)


 小山さんの特徴は、なんでも「自分ならこうする」と考えること。日常から、アイデア出しのトレーニングをしているのです。


 こうした積み重ねが、驚くような独自の企画につながるのでしょう。私の場合は、日々本を読んで、要約をまとめている。日々の鍛錬が人を育てるのです。


・自分の経験するすべてのことで、「自分ならこうする」と考えてしまう。だからどこへ行っても自分が社長のような気分で歩いているんです。(p194)


 放送作家としては、スゲー人らしいですが、確かに考え方もスゲー人でした。「自分ならこうする」というのが大切なんですね。


 小山さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・その人のタイプによりますが、名前で仕事ができるようになるまで、徒弟修業みたいな期間が必要だ(p146)


・僕は朝早く、みんながまだ寝ている間に起きて、勉強するのが好きでした。・・・「勝ったぞ」みたいな気になる。何に勝ったんだかよくわかりませんが(笑)(p167)


・僕はアイデアは「人」そのものだとも思っているので、広く浅く、いろいろなところに首を突っ込んで、多種多様な人に会うことも大事だと思います(p52)


・「マーケッティングからアイデアが生まれるというよりも、アイデアを通すためにマーケッティングがあるのかな」と思うようになりました(p126)


・オヤジは、「人生はすべていいほうに、 いいほうに、向かっているんだよ」と言うのが口ぐせです。(p27)


・実はおじいちゃんが去年亡くなったんだけれど、そのおじいちゃんがいつも、『人様からお金をいただく以上は、感動させなきゃいけないんだ』って言っていたんです(p152)


「考えないヒント―アイデアはこうして生まれる」小山 薫堂


【私の評価】★★★★☆(85点)



目次

第1章 考えるけれど、考えない
第2章 アイデアは化学反応
第3章 アイデアの種はここにある
第4章 偶然力を鍛えよう
第5章 アイデア体質のつくり方


著者経歴

 小山 薫堂(こやま くんどう)・・・1964年生まれ。放送作家。「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」「世界遺産」などの話題作を企画。


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