「武田双雲にダマされろ」武田 双雲
2010/12/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■NTTのサラリーマンから一転、
書道教室を開き、最近ではテレビ出演も
されている書道家の武田さんの一冊。
これまで武田さんが、脱サラするまでの経緯が
面白いのですが、独立の中で得た、
生き抜く知恵も教えてもらえます。
・ある日、実家に帰省した時に、今まで何度も見てきた
はずの母親の生の書に心から感動しました。その感動が
僕の中の何かをガラガラと壊しました。
それから僕も「書の道」を行くと決めたのです。(p4)
■武田さんは、書道で食べていく決断をしたわけですが、
安定するまでは苦労されたようです。
しかし、「心のあり方ですべては決まる」というように
好きなことをしていれば、自然と努力して
成功するということ。
ある程度成功された今だから言えることかも
しれませんが、大きく成功されている方は、
そうした考え方を持っているものなのでしょう。
・斎藤選手もイチロー選手も、おそらく「努力」した
ということはあまり感じていないのではないでしょうか。
彼らにとって、バットを振ることや、ボールを投げることは
「当たり前」だから(p83)
■自分の好きなところに打ち込んでいく、
という大切なことを教えてくれる一冊でした。
私も好きな「機械」というところに
打ち込んでみたいと思います。
武田さん、良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「好き」は幸せの青い鳥と同じとよ。
遠いところにあるんではなくて
以外に目の前にあったりするとたいね。(p73)
・注意・・・「明らかに迷惑をかけている部分だけを
しっかりと叱ること」と「自分が主語のメッセージ」
・・・「そうされると、僕は困るんだ」という伝え方(p160)
・「はらへったあ。昼飯つくって~。元気がでないぞお」
すると、妻はこう言い返してきやがった(笑)。
「ああ肩こったなあ。ご飯つくる元気出ないな。
マッサージをして下さい」(p182)
・どんなに自己啓発系の本読んでも、
新しい習慣を加えない限り変わりません。・・・
僕が一番お勧めする方法は書道家だけに「書くこと」
そう、書いて貼り出すだけ。(p217)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■著者経歴・・・武田 双雲(たけだ そううん)
1975年生まれ。
3歳から母である武田双葉に書を習う。
大学卒業後、NTTに就職。
NTT退社後、2001年より書道教室スタート。
書道パフォーマンスでテレビなどに出演。
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書道家でありながら良い生き方について
さまざまな角度・学問・思想から勉強された上で、
誰にでもわかりやすいように、
且つ飽きないように作りこまれた工夫が
随所に見られます。
とにかくポジティブな言葉に溢れていて、
読んでいて「頑張ろう」「日々を大切にしよう」
という気持ちになります。
「武田双雲にだまされろ」では
日々の工夫を「実験感覚で試す」
というのが心に残っています。
同じ人に日を変えて別の態度で接してみる、など、
実験だと思って試してみるのは面白い視点で
実践のハードルが下がるのを感じました。