「覚悟力 なぜか結果を出す人の生き方」藤堂 昌恒
2010/09/09公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
マジメな本だな~と思いながら読了したら、著者はメルマガ「仕事の課外授業」の藤堂さんでした。
実は、先日19歳の若者にこの本を貸したら、「ちょっと、私には難しくて・・・」と早々とリタイヤ。先輩に薦められたら、普通なら無理してでも読むのかと思えば、今の若者は正直ですね。
たぶん、31ページの次の文を読む前に、諦めたのでしょう。
・ほんとうは、「自分にとって都合の悪いことのなかにこそ、自分が成長するための必要なヒントがある」のです(p31)
さて、この本では、社会人として成功するヒントをマジメに教えてくれます。最初は壁にぶちあたる。それは、あなたが試されているんだよ。問題があれば、それはなにかのヒントなんだよ、ということです。
・人が何かをやろうとしたときは、その決意が本物であるかどうかを試される、ということがよくあるのです。・・・それくらいの障害で諦めてしまうようでは、そんな資格はないということです。(p178)
なかなかマジメで良い本でした。ただ、若者にとっては、マジメなこの本が、成長のための障害だったのかもしれませんね。
藤堂さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「積み重ねる」には、「覚悟」が必要です・・・ここでいう「積み重ね」とは、数でいうと、百、五百、千、あるいは五千、一万というものです。五回トライした、十冊読んだ、二十回やってみた、という世界ではないのです(p57)
・時間管理とは「自分の命の使い方を管理すること」(p74)
・人は、うまくいかないときには焦って余計に失敗し、うまくいったときは慢心してしまい、すぐに転落してしまう、ということなのです(p169)
・学生時代は、他人との比較による「有能さ」が評価の中心でしたが、社会人になると、その評価基準が、相手にとっての「有用さ」に変わるのです(p193)
・「成果の限界」を感じたら、やり方を変えないといけません。「能力の限界」を感じたら、学び直しが必要です。また、「体力の限界」を感じたときには、ジムに通ったりしてもう一度、真剣に体づくりを考えないといけないでしょう。(p199)
・家族の十年後の状態はほぼ読めます・・・これが、「予測する未来」です。これに対し、いまから一年間、何か新しいことに打ち込めば、これまでと違う人生を歩むことが可能になります。・・・これが、「創造する未来」です(p235)
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
著者経歴
藤堂 昌恒(とうどう まさつね)・・・1958年生まれ。経営コンサルタントとして勤務後、1995年独立。「ちとえ藤堂塾」を主催し、社会人の人生コンサルタントとして活動。メルマガ「仕事の課外授業」配信中。
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