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「こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる」魚谷 雅彦

2010/02/15公開 更新
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こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる


【私の評価】★★★☆☆(76点)


要約と感想レビュー

■ライオンやコカ・コーラで
 マーケティング責任者として実績を
 出してきた魚谷さんの経験を綴った一冊です。


 コカ・コーラではジョージアや爽健美茶の
 キャンペーンを行い、
 社長にまで登りつめました。


 広告やキャンペーンを企画するときの
 魚谷さんのスタンスは自分が納得するまで
 突き詰めるということです。


 自分が納得しなければ、キャンペーンを
 延期までしてしまうという徹底さです。


・「こんなものはやってもムダだ」「こんな投資は・・・こういうときにこそ、マーケティング担当者としての真価が問われます。社内からの反発を受けたとき、ブレないことです。信念を持って、姿勢を変えないことです。(p184)


■そしてそれを支えるのは、
 ライオン時代に培ったマーケッターとして
 獲得した現場感覚です。


 とにかく現場で人間を観察し、
 大衆という人間の集団の特性を
 理解できるのかどうかということなのでしょう。


・いつもお客さんの目線に立たないとダメだ・・・売り場に行ったらじっーとお客さんを見る。どんなふうに商品を選んでいるか。それを現場で観察して、理解するところから、このビジネスは始まるんだ(p56)


■「やってやろう。でも、
 評価されないならそれでもいいや」
 といった感覚の面白い人だな、と思いました。


 仕事は何でも徹底してやってみると
 面白くなるのかもしれませんね。


 サラリーマンにとっての
 仕事の意味を考えさせられる
 良い本だと思いましたので、
 本の評価としては★3つとしました。


 魚谷さん、
 よい本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ここで大事になるのが、消費者への共感と、そこから一歩先に進んだ感覚。・・・現場にこそ、その感覚をとらえるヒントがある(p106)


・まず一番若い社員に意見を言わせるのです。大事なことは、若い人ならではの独特の感覚であり、意見です。(p174)


・新製品の提案は、A4の紙一枚、説明は三分で(p203)


・話す技術。一番やってはいけないのは、スクリーンを見ながら話をしてしまうことです。・・・聞いている人の顔を見て、情熱を込めて話す。それが必要です。(p145)



【私の評価】★★★☆☆(76点)


著者経歴

 魚谷 雅彦(うおたに まさひこ)・・・1954年生まれ。ライオン入社。1983年MBA取得。1989年欧州食品メーカーに転職するが、その後買収され、クラフト・ジャパンに転籍。1991年同社代表取締役副社長。1994年日本コカ・コーラ取締役上級副社長。2001年代表取締役社長。2006年会長。


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