「自然に話せる! 会話がはずむ! 「雑談力」講座」奥脇 洋子
2007/07/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
学校では、会話の方法を教えてくれません。しかし、社会に入ってみて気づくのは、一番大切なのは、雑談する力だということです。なぜなら、雑談によって、わくわくするような情報が手に入るし、話すことによって、頭の中が整理できるし、共通の話題を、想い出にすることができるからです。
このように仕事でも、合コンでも、必要なのは会話なのです。会話で意志伝達し、人が動くのです。何を話そうか?どうやって話の輪に入ろうか?悩みは尽きません。
・会話も呼吸を読んでいると、やがてペースに慣れ、入っていくチャンスが生まれます。自分ではなかなか輪に入れないと思っていても、最初はニコニコと話を聞いているだけでいいのです。(p67)
この本では、社会に入って役に立つ、会話の技術を教えてくれますので、ありがたいですね。
たとえば、会話の中に相手の名前を入れる。これだけでも、相手の印象は良くなるものです。また、基本的には相手に話を合わせますが、ムリに話をあわせる必要もありません。そこは大人の対応があるというわけです。同じように同意したくない話題にコメントを求められたら、「そうかしら」「そうは思わないけど」と、軽い疑問と否定で返せばいいのです。
いいところを見せようとすると、自慢会になってしまうので、むしろダメな自分をさらしながら、自分の思いを語ることができたらベストなのでしょう。18歳のときに知りたかったな~、と残念に思いました。40歳にもなると分かる内容ですが、今となっては遅すぎます。義務教育で教えるべき内容ですね。★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・「そうしようよ、Bくん」「そうだったよね、Bくん」そんな調子で、会話中、A氏は楽しそうに「Bくん、Bくん」と呼びかけています。(p117)
・「○○さん、お名前だけは伺っていました。お初にお目にかかります。」「○○さん、お茶をどうぞ」・・・アイスブレーキングの例です。(p150)
・話題が人の噂話や悪口、あまりに品のないものだったら、自分の評価を落とすような話には、のらなくてもいいのです(p64)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
第1講座 「雑談」の持つ意味
第2講座 聞き上手になる
第3講座 会話を途切れさせないコツ
第4講座 気の利いた会話への第一歩
第5講座 雑談のタブー
第6講座 場面別・雑談の実践トレーニング
第7講座 声の印象をアップする
著者経歴
奥脇 洋子(おくわき ようこ)・・・青山学院大学英米文学科卒業。山梨放送アナウンサーを経て、奥脇洋子のコミュニケーション・アーツ代表。言葉、心、マナーなどの講演、企業研修を行う。
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