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「繁栄の法則―戸が笑う」北川 八郎

2007/02/13公開 更新
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【私の評価】★★★★★(91点)


要約と感想レビュー

●著者の成功法則とは、良いものを与える、
 信頼を重んじるというものです。


 つまり、営利に走るのではなく、
 お客様のためになるものを提供する。


 たとえ少し利益が減っても、
 お客様が満足するような
 対応をするというものです。


 当たり前のことに感じるかもしれませんが、
 会社に大きな損害が生じるとわかると、
 それを公表することを躊躇する会社が
 増えているのも確かでしょう。


・『少し損をして生きてゆくといい』。どれくらい損をするかというと、日頃の自分の十パーセントですね。(p31)


●では、どうすれば、
 そうした対応が取れるのかといえば、
 それは使命感を持つということです。


 「自分のサービスでお客様に安心を提供する」
 というような自分の使命を持てば、
 適切な対応が取れるということです。


 お客さんの繁栄なくして自分の繁栄は
 ない、というイメージでしょうか。


・『利よりも信を』と『自分の使命を果たす』の世界というのがあって、そちらの生き方を選んでいくとよいでしょう。


●著者は、だれでも今世の使命を
 持っているといいます。


 自分を一段低くし、相手に与え、
 自分の使命を自覚できれば、
 自然と繁栄するものである
 ということです。


 つまり自分の使命に従えが、
 自然とうまくいくのが
 天の法則だというのです。


・今世の使命があるのです。今世、この世に何かをしに来ているのです。神が与えてくれたわずか五十年~八十年のこの人生は、地位を得、自分の欲に生き、快を求めて、トラブルとストレスと対立と競争と大きな家を建てるために与えられたのではないのです(p134)


●著者は陶芸家なのに、内容は
 会社・人間の成功法則について
 書かれてある不思議な本です。


 私は、その緩やかな語り口と適切な内容に、
 松下幸之助の話を聞いているような
 錯覚に陥りました。


 自分のしたことが、
 そのまま返ってくるということを
 再認識させてくれる一冊です。
 ★5つとしました。


この本で私が共感した名言

・三十代までは人からもらう世界。知恵をもらったり、教えてもらったり、力をもらったり、『もらう世界』ですよ。でも四十代になったら、今度は『返す世界』です。(p100)


・私は子供たちに向かって、『大は小をもって、小は大をもって』、つまり大きなことには小さな決心でやりなさい、小さなことは細心の注意で大事にしなさい、ということを言いました。(p21)


・五番目に大事なことは『自己犠牲』と『徳のレンガ』を積むこと。(p52)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★★★(91点)



著者経歴

 北川 八郎(きたがわ はちろう)・・・昭和19年(1944年)生まれ。防衛大中退。カネボウ化粧品(株)銀座本社勤務後、長野県に移住。1984年阿蘇外輪山の南小国町に移住。満願寺窯を開窯。自然灰釉(うわぐすり)の研究。1985年41日間の完全断食を山中にて行う。1987年43日間の完全断食を再び山中にて行う。渋谷東急プラザにて作品展。以後毎年開催継続。1998年銀座三越ギャラリーにて個展開催。2000年銀座三越ギャラリーにて個展開催。


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