「ソッ啄同時―人間、磨けば光を放つ」赤根 祥道
2006/06/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
●「禅」とは何なのかと私なりに考えると、
仏教から派生した一つの成功法則ではないか
と思うのです。
禅の教えには、常に今日一日が人生最後の日だと
思いながら生きなさいというものがあります。
これは現代でも成功法則の一つと言えるでしょう。
・とにかく、毎日毎日が臨終の覚悟で生きようではないか、
そうなると強いぞということです。一億持っていたって、
二億持っていたって大した差はないですよ、
死ぬときは持っていけないのだから。(p62)
●また、その日、その時間、その瞬間を大切にするという
教えもあります。
今日できることを精一杯やるということですから、
これも成功法則の一つです。
・寂室元光が尋ねていった中峰明本和尚は「明日きなさい」
といいました。すると元光は「明日はなし」といいました。
禅は「今が大事」なのです。明日やるよということはないのです。
今、一生懸命やれない人は明日もやれないのです。(p79)
●このように、この本では、禅についての
非常に学びのある内容を含んでいます。
講演内容をそのまま本とした形式のため
ややとっつきにくい印象でしたが、
内容の充実度から★2つとします。
内容は濃いので、赤根 祥道氏と禅については、
今後もフォローしていきたいと思います。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・経営道として最も大切なことは、経営者そのものの
人格です。人間性です。・・・そして社員のなかから、
続々と内からカラをつく者が現れてきます。(p9)
・徳川家康はあれほどがめつい人ですが、彼の人生は
「水よく舟を浮かべ、水よく舟を覆す」といっているのです。
水は民衆で、舟は徳川家です。(p66)
▼引用は、この本からです。
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
■著者経歴・・・赤根 祥道
禅の研究家。酒井得元老師に師事し、受戒得度。
現代禅研究所を創設して、「ビジネス禅」を提唱する。
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