「運を掴む―弱小の会社を世界一にした男の物語」横内 祐一郎

| コメント(0) |

運を掴む―弱小の会社を世界一にした男の物語

(評価:★★★★★)90点


●私が本を評価する基準は、やはり得られる知恵、
 著者の経験、そして分かりやすさを大切にしています。


 著者がどのようにしてその知恵を得たのか、
 どういう過程を経て現在にいたっているかという
 経験を知ってはじめて、著者の知恵が
 すっと心の中に入ってくるのです。


●そういう意味でこの本は最高の一冊でしょう。


 著者がどのような経験を通じて
 このような知恵を得たのか、
 著者の人生を一緒に歩きながら
 知ることができるのです。


●農業に携わっているときには、
 清水秀治先生という方に出会っています。


 ・清水先生が、突然、こんなことをいいだした。
  「横内君、きみはいったい、
  この世の中に何をしに来たのかね」(p41)


●いまどきこういう先生には
 なかなか出会えないでしょう。


 それが、この本を読めば出会えるのです。


●また、経験もないのにギターをつくり、
 英語もできないのにアメリカにギターを
 売りに行くなどの苦労を経て、著者は努力をすれば、
 周囲の人は助けてくれる、
 また助けてくれなければ今の自分はないと悟ります。


 ・自力なんて、たかが知れている。
  全部、他力からいただいたものなんだ・・・
  ただし、それは他力本願ということではない。
  自分がこうなりたい、という願望を
  持っていなければ、だめだ。(清水正一)(p130)


●思わず引き込まれ、姿勢を正して読んでいた
 一冊として、文句なく★5つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・世界一のギターをつくるには、
  世界一の人間にならなければならない。
  どこへ出しても「一流」として通用する
  人間集団にならなければならない。(p14)


 ・私たちは、次のような「私達の目標」を掲げた。
  一、私達は楽器会社として世界的な評価を確立する
  一、私達は最高水準の技術を追求する
  一、私達はお客様の要望を製品に生かす
  一、私達は積極的に経営に意見を述べ責任を果たす
  一、私達は感謝と奉仕と連帯の意識を持つ(p15)


 ・「横内さん、商売というのは、注文がいちばん大事なんだ。
  注文がなければ、いくらモノをつくったってだめだ。
  まず注文をとる。それを満たすために、モノをつくる。(p70)


 ・人生すべて同じことだよ。
  ひとつのことを心を込めてやりなさい。
  その延長線上に何百というものが
  つながっているんだ。
  ひとつ手応えのあるものをつかめば、
  その手応えが全部共通するんだ(清水秀治)(p78)


 ・たとえば、ひとりの部下を育てようと"思う"。
  毎日、育てるにはそうしたらよいかを"考える"。
  それを積み重ねていくうちに、
  その部下の長所は何だろうと
  "思う"ようになる。(p200)


 ・どの社員も同じように育てようとするから、
  うまくいかないのだ。
  理解力のある上の二割に、
  「こう育ってほしい」と全力で思い入れること。(p213)


 ・Cのレベルの人にBの仕事を、Bのレベルの人に
  Aの仕事をやらせるように、
  社員にワンランク上の仕事を任せることで、
  Aのレベルの余剰人員を意識的につくりだし、
  商品開発や新分野の開拓にあたってもらった。(p220)


運を掴む―弱小の会社を世界一にした男の物語
横内 祐一郎
学研
売り上げランキング: 219,264

(評価:★★★★★)90点



読んでいただきありがとうございました!

この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキングに投票する
人気ブログランキングへblogrankings.png


メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
42,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。
もちろん登録は無料!!
        配信には『まぐまぐ』を使用しております。



お気に入りに追加
本のソムリエ公式サイト発行者の日記



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読

>月別(2002年7月~)