「万国「家計簿」博覧会」根岸康雄
2004/11/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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●外国の実情をよく知るためには、
実際に自分で住んでみる必要があります。
特に収入や物価は、
その生活を把握するために大切です。
●しかし、普通の人はそんなに時間をかけられないのも事実。
旅行で同じ場所に一週間も滞在すれば、
たいしたものでしょう。
●そういう点で、この本は、エジプト、アルゼンチン、ロシア、フランス、
インド、韓国、メキシコ、スウェーデン、ケニア、中国、レバノン、タイ、
アメリカの中流層の生活実態を、収入と物価で明らかにしてくれるのです
から、非常に興味深いものです。
・この国(ケニア)の人の多くは、3食食事ができない(p153)
●最も重要なのは、それぞれのお国の考え方が伝わってきて、
日本の考え方を客観的に見ることができることです。
・日本人は犠牲を払っても、世界を相手に一生懸命戦っていると思う。
でも、不安を解消するために頑張るような生活は私たち(アルゼンチン)
にはできない。気が変になってしまう。(p30)
●旅行に行かなくても、旅行に行った気分になれる、
とてもためになる一冊でした。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・表だって軍需産業に手を出さず、人々の生活を豊かにする物資を提供し、
これだけの経済大国になった我らが日本と日本人は、たいしたものだと
つくづく私は思う。世界を回ると、多くの人々は日本人に、尊敬の念を
抱いていることにも気づかされた。・・・もう十分すぎるほど、日本人は
よくやってきたじゃないか。(p237)
小学館
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経済学のイントロとしても使えそう
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