「プロフェッショナルマネジャー」ハロルド・ジェニーン
2004/08/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(93点)
●日本式経営、欧米式経営と違うように見えますが、
良い経営とは似てくるのだなと感じました。
・一時が万事、問題は現場で、
顔と顔を突き合わせて処理するのが
われわれの会社の基本方針となった。(p50)
●現場主義は、どんな本でも語られることですが、
実際に実行している経営者は
少ないように思えます。
実行されにくいからこそ、
現場主義といわれる
のかもしれませんが。
・私がもくろむ成長をできるだけ達成するためには、
何よりもまず、本社の経営陣を
オーバーホールする必要があった。(p46)
●ここでは、経営陣の大切さを指摘していますが、
ルイス・ガースナーがIBMを立て直したときも
自分の手足となる経営チームの構築に力を
いれています。
優秀な経営者はすべてを自分だけではできないことを
知っているのです。
・経験とはなにか新しいことを発見し、学び、
能力の成長と蓄積をもたらすプロセスである。
そのために出て行って、そういった種類の経験を
意識的にさがし求めなくてはならない(p55)
●良い経営者は新しいことを探し、
実験してみる(経験してみる)傾向があるようです。
会社が潰れない程度の実験は、
成長に必要です。
・自分にたずねてみるがいい。
-傑出した結果を達成することに
成功するマネジャーになるために、
自分の人生のどれだけを捧げる気があるか?と(p299)
●そして献身。日産のカルロス・ゴーンは
朝から晩まで仕事をするので
「セブンイレブン」と言われていましたね。
書いてあること、いちいち納得する本でした。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・本を読む時は、初めから終わりへと読む。
ビジネスの経営はそれとは逆だ。
終わりから始めて、そこへ到達するために
できる限りのことをするのだ。(p34)
・ビジネスの世界では、だれもが二通りの通貨
―金銭と経験-で報酬を支払われる。
金は後回しにして、まず経験を取れ。(p54)
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経営者以外にはそれ程ではない
経営者って、こういう人なの
業績達成のために奇策はない。当り前のことを当たり前にやっていくことの難しさ、大切さを伝えてくれる。
経営者へのアドバイス
【私の評価】★★★★★(93点)
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