「超記憶力勉強法」藤本 憲幸
2013/11/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
記憶関係の本は数多く読んできましたが、非常に良心的な一冊でした。中古価格も上がっており、なぜ、若干修正して再販しないのか理解不能です。
まず、記憶法としては、三つの方法があります。
・記憶には三つの方法があります・・・
1 ゴロ合わせで覚える
2 理解して覚える
3 何かに関連づけて強い印象を与えて覚える(p30)
1と2をやっている人が多いと思いますが、やはり長い数字や語句を記憶するためには、3の関連づけて覚えるしかありません。ゴロ合わせを物語に拡張して覚えるという感じでしょうか。
たとえば、「593年に聖徳太子が推古天皇の摂政となる」を覚えるには、「聖徳太子は、あなたの家のワゴン(05)に草(93)をいっぱい摘んで、摂政となる。」と覚えるのです。
・数字記憶術・・・その種明かしをしますと、次の「数字記憶カード」にあります。・・・語呂合わせ的に統一し、二ケタずつ組み合わせたものです。この表を三日間で覚えてください。(p145)
名前の覚え方から理科、社会までよくまとまっていると思います。若干古いので★4つとしました。藤本さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・勉強部屋からチェックしよう・・・
1 整理整頓しておく・・
2 広すぎない・・
3 こたつは使わない(p35)
・勉強を遊びの材料にしよう・・・私は中学生の頃、よく友達と英単語のしりとりをしました。dog glass simple elephant table~・・円周率をどれだけ多く覚えるかの競争もやりました(p43)
・自立訓練法の中の「標準練習」・・・「腹式呼吸をする」→「気持ちが落ちついている」→「両腕、両脚が重たく温かい」→「心臓が静かに規則正しく打っている」→「とても楽に呼吸している」→「みぞおちのあたりが温かい」→「額が涼しい」→「覚醒暗示」、となります(p118)
・人名の覚え方・・・はじめに受けた感動や印象をだいじにする・・・「野口です」といわれたら、野口五郎を、「山口です」といわれたら山口百恵を思い出せばいい・・・はじめての名前や、珍名の場合は、連想を作る・・・まったく別の言葉に置き換えてみる・・・その場で何度でも使う(p176)
・徳川十五代将軍名も全部覚えられる・・・
1 徳川家康→は有名ですからそのまま使います。
2 秀忠→集中
3 家光→過密
4 家綱→加工牛乳
5 綱吉→つな
6 家宣→化繊
7 家継→家計簿
8 吉宗→よい胸
9 家重→果汁
10 家治→火事
11 家斉→火災
12 家慶→家養子
13 家定→家庭
14 家茂→家もち
15 慶喜→ケーキ(p178)
【私の評価】★★★★☆(88点)
目次
1 新時代の科学的勉強法のすすめ
2 成績を急上昇させるために
3 奇跡の扉を開け!
4 「数学の頭」速成術
5 超記憶術を公開する
6 英単語が頭にしみこむ法
7 3時間で覚える歴史
8 地理、公民も簡単にOK
9 理科がやさしくなる
10 国語即習法の急所
著者経歴
藤本 憲幸(ふじもと けんこう)・・・自己啓発書作家、精神世界・スピリチュアル系の著作家、講演家、冒険家、ヨーガ・健康法・短眠・恋愛・自己実現の指導家。ユーガピア協会主宰、日本断食学会会長。愛知県出身。
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