「自分を救う幸福論」アルトゥル・ショーペンハウア
2013/08/16公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(75点)
■ショーペンハウアーはドイツの哲学者。
この本の幸福論とは、
日本の普通の「生き方」のように思えました。
人生はドラマ。
自分の運命と能力に身を任せて
生きるということです。
・人は、社会的地位や富の差によって、
それぞれの役割を演じている・・・
その中身は各自違っていても、・・・
誰もが同じ愚か者である(p17)
■幸福になるためには、
自己に満足すること。
明るくすること。
健康であること。
人の評価を気にしないこと。
確かにそんなものでしょうね。
・身近なことにとらわれて、
重要なことを見逃すな(p41)
■頭の良い人は、周りがバカに見えても、
それを直そうとはしないようです。
なぜなら、人は変わらないし、
直そうとすると機嫌が悪くなるからです。
ショウペンハウアーさん、
良い本をありがとうございました。
───────────────────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・アリストテレスの言葉
「幸福は、自己に満足する人のものである」
は、何度繰り返してみても正しい(p1)
・明るい性格こそが最も尊い(p10)
・毎日2時間屋外で活発な運動をしたり、
冷水浴などのトレーニングを行う・・・
われわれの幸福の9割は、
健康かどうかにかかっている(p11)
・他人の思惑を重視しすぎることは、
幸福、つまり、心のやすらぎと
自主独立の妨げになる。(p29)
・自分にどの程度の素質があるかということは、
経験してみるまでわからない(p109)
・人の意見には反論しないほうがよい。・・・
人の感情を害するのは簡単だが、
人を矯正するのは、相当難しい。(p87)
・相手より自分のほうが頭が良いと
気づかせてはならない(p97)
かんき出版
売り上げランキング: 191,854
【私の評価】★★★☆☆(75点)
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
■目次
1章 幸福について
2章 人間、誰もが持っている性質について
3章 自分自身の心がけについて
4章 富・お金について
5章 対人関係について
6章 人間の性格について
7章 知的生活について
8章 年齢の違いについて
9章 人間の運命について
10章 人生の救いについて
読んでいただきありがとうございました!
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 36,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする