「ちび象ランディと星になった少年」坂本 小百合
2009/09/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
要約と感想レビュー
「星になった少年」という映画の原作です。動物プロダクションを経営する父親と、母親が再婚したため哲夢は、ゾウと一緒に暮らしはじめました。両親の関係がうまくいっていないこと、小学校に行くといじめられること。そうしたことから哲夢は、学校から帰ると、すぐゾウのところへ行くのでした。
ゾウへの思いが強くなった哲夢は、タイにゾウ使いの学校があることを知ります。小学四年生でゾウ調教の本場タイへ三週間の留学。さらに、中学へ行く前に1年半、ゾウ使いとなるためタイへ再留学しました。哲夢は、日本ではじめてゾウ使いになったのです。
哲夢は映画「ゾウのいない動物園」でゾウの演出を担当。ゾウに大好物のジャガイモを鼻で受け止め、投げ返す演技を完成させ、関係者を驚かせました。また、ゾウの専門家として動物園の担当者に講演をするまでになったのです。
しかし、彼の人生は21歳で閉じました。交通事故でした。こうした哲夢がいた、ゾウ使いの哲夢がいたということを伝えたい坂本さんの思いが伝わる一冊でした。本の評価としては★2つとしました。
この本で私が共感した名言
・哲夢は神奈川県大和市にある産院で産声を上げた・・・・哲学好きで「人は夢を持って生きるべきだ」が口癖だった父親の望月が名づけた。(p15)
・ゾウはこの巨体だから、ちょっとしたことでも大事故につながるんだ。だからこそ調教が大切なんだ。(p66)
【私の評価】★★☆☆☆(66点)
著者経歴
坂本 小百合(さかもと さゆり)・・・1949年生まれ。明石リタの芸名でファッションモデルとして活動。モデル引退後、動物プロダクションを経営。1996年、私設動物園「市原ぞうの国」をオープン。
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