「ママのためのシュタイナー教育入門」ドーリス・シューラー

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ママのためのシュタイナー教育入門

【私の評価】★★★★★(93点)


■お母さん向けの本で、
 この本ほど温かく包み込んでくれるような
 感覚になった本ははじめてでした。


 ドイツ式の子育てを易しく教えてくれる一冊です。


■まず、多くの子育てをしているお母さんは、
 夫が会社で働いているために、
 一人家事をこなしながら、
 子育てをしなくてはなりません。


 これは非常に大変なことであり、
 ストレスの度合いも高いはずです。
 そこにイライラしてしまう原因があると思われます。


 この本では、そうしたお母さんのイライラを
 まず解消する方法を見つけることが大切であると
 しています。


  ・本当に自分がいい状態になれるもの・・・。
   わたしにとって、それは最終的には音楽でした。・・・
   一日のうち、ちょっとピアノを弾く。(p25)


■そうして作った自分の心の余裕を
 子ども達との付き合い方に
 配分していきます。


 つまり、子どもと正面から
 向き合う時間を作るということです。


 著者は、そうした子どもと向き合い、
 愛情を伝えることを「こころのごはん
 と表現しています。


  ・こころのごはん・・・ちゃんとこっちを見てもらう。
   この体験をすることが重要だ、
   ということなんです。(p49)


■お母さんのイライラから、
 いかに「ここころのごはん」が不足している子どもが
 多いことか。


 まずは、お母さんをサポートして、
 お母さんを良い状態にしてあげることから、
 子育ては始まるということなのでしょう。


  ・おばあちゃん、またはおじいちゃんがいてくれて、
   そしてわたしに「大丈夫だよ。これでいいんだよ
   「おまえはよくやってるよ」と言ってくれたら、
   どれだけほっとするでしょう。(p9)


■子育ての本としては一級品の一冊でした。
 また、これほど著者の優しさ・温かさが
 伝わってくる本も珍しい。


 文句なく★5つとしました。
 子育て中のお母さんは読んでくださいね。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・小さな芸術的なことだったり、
   運動だったり、読書だったり・・・
   本当にそれがたのしかったら、
   よろこびがあったら、やってみる・・
   一定の期間は、同じことを習慣にすると、
   力になると思います(p27)


  ・こんなちょっとしたことのちがいを
   感じてみるのはどうでしょう。
   こどもと話すときに、首をちょこっとこどものほうに向けて
   話すのではなく、こどもの正面を向いて、話す(p41)


  ・真剣にこどもに向かって、
   「これはやってはいけないんだよ」
   と言ったら、うえから怒鳴る必要はありません。
   「やってはいけない」というおとなの意思を、
   こどもはからだも含めて体験できるからです(p51)


  ・こどもはいつか離れていきます。・・・
   小さな頃は、「ママーママー」と言って、
   追いかけてきました。・・・
   あんなに一生懸命、悩みながら悩みながら育てたのに
   そんなことが全然なかったかのように、
   家を出て行きます。(p179)


▼引用は、この本からです。 

ママのためのシュタイナー教育入門
ドーリス シューラー
春秋社
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5 すべてのママに送りたい
5 入門ではなく真ん中、魂です
5 忙しい現代社会だからこそシュタイナーの子育て

【私の評価】★★★★★(93点)



■著者紹介・・・ドーリス・シューラー

 1952年生まれ。
 シュタイナー学校の教員免許を取得。
 1979年よりクラス担任と音楽・英語を担当。
 1984年より理事、1998年より教員養成ゼミ講師。


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