「ちょっとアホ!理論 倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった!」出路 雅明
2006/07/07公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(94点)
●1994年、出路 雅明は、
ワゴン車を改造し古着屋をはじめました。
事業は順調で、増収増益を繰り返し、
2001年には売上35億円を達成します。
しかし、その当時、実際には現状に満足し、
マンネリに陥っていたと出路は告白します。
・「燃え尽きる!」というのは、どういうことかと言うと、それまでの自分の業績に満足し、自分の今の状態にも満足しきった状態のことです。(p23)
●その後、売上の減少、経費の増加が続き、
いくら休日なしで頑張っても
業績は悪化するばかり。
20億円の借金、雪だるま式に増える赤字、
出路は、胃潰瘍との診断を受けます。
・・・もうだめだ
出路 雅明は、開き直りました。
「もうどうなってもいいや」
「どっちみち、やるんだったら楽しくやろう!」(p47)
そして、「ちょっとアホ!」理論を
実践しはじめたのです。
・とりあえず私は、「常識」にとらわれることなく、「楽しい!」と「仲間」を大切にして生きることを誓ったのです。(p56)
●業務目標は、ちょっとアホな『やったるで目標!』
そして、お店では全員アフロヘアーで接客など、
遊び心で楽しいイベントを打ち出しました。
・★『やったるで目標!』『日本一アホ!な服屋を目指す!そのため、第一にお客さんアホ化大作戦を実施。』・・・(p66)
・アフロの日・・・店員が全員アフロヘアーで仕事・・・「お客さんにどう思われようといいや!」「何となく自分たちも楽しそうだし!」みたいなノリで、どうにでもなれという勢いだけではじめました。(p130)
●すると、それまで何をやっても減っていた売上が上昇。
みるみる業績が回復していきました。
社員もいきいきと仕事をしています。
商品も社員も変わらないのに、
楽しいことを目指しただけで、
会社は生まれ変わったのです。
・楽しいことが起こるから楽しくなれるのではなく、自ら工夫して楽しむから何もかもが楽しくなるのです(p211)
●かなりアホだな~と笑いながらも、
実は大切なことを伝えてくれる
一冊だと確信しました。
時代は、「良い・悪い」から、
「楽しい・楽しくない」という基準に
移っているかもしれません。★5つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「どっちみちなら仕事を楽しもう」「まずは自分たちが楽しもう」「大切な仲間やお客さんを喜ばせ、楽しませよう」「笑顔が大切、笑顔が一番、すべて笑顔から」・・・といった簡単なことを、繰り返し繰り返し伝えただけです。(p173)
・店内で行われるマイクパフォーマンス・・・「いらっしゃいませ~~~!みんな夢に向かっていますか?」「お~迷える子羊よ!・・・ここで○○を手に入れるが良い」(p137)
・「本当の楽しい!」において、「儲ける」ことは絶対条件・・・たとえ世間的にカッコイイと言われようが、儲かっていなければ、絶対に楽しくないということです。(p206)
▼引用は、この本からです。
現代書林
売り上げランキング: 39418
後悔
伝わってきません...
見ているだけで楽しくなってくる、
レビューだけでは
【私の評価】★★★★★(94点)
■著者経歴・・・出路 雅明(でみち まさあき)
ヒューマンフォーラム代表取締役。
1993年古着ショップを立ち上げ、32店舗を展開。
一度、倒産寸前のどん底状態から
「ちょっとアホ!理論」により
会社を超V字回復させる。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 25,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記
コメントする