「クリエイター・編集者のための引用ハンドブック」谷井精之助他
2004/07/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
要約と感想レビュー
思いつきで始めたこのメルマガも発行2年、読者五千人という規模になり、気が付くと「引用」も知らずによくクレームなしでよくやってこれたものだなと思いました。
一時期、出版社に毎日確認を取っていましたが、「出所を明確にしてますか?」「リンクで本を買えるようになっているのですか?」という質問が多かったので、本のPRになる分には、出版社も寛大であると理解しました。
この「引用」というもの、法律的にいうと非常に幅が広くて色々なケースがあるようで、プロの編集者には引用の知識は必須のようです。つまり、正しい引用をすれば、著作権の範囲外として引用していいわけです。しかし、引用の本から、引用するのは緊張しますね。
この本で私が共感した名言
・自分の著作物が主であって、引用してくる他人の著作物は従であるという、主と従の関係が保たれていなければいけないということです(p16)
<正しい引用の第一歩は、引用する文がメインではいけないということだそうです。引用の基本を知るために、この一文を引用しましたが、この主、従の関係は量だけが問題ではなくて、実質的に主、従でなくてはならないのです。そう理解すると、兄弟メルマガの「ジョークの壁」はそのまま引用しているので、全くの著作権違反と思われます。今後の発行形態を再考することにします。>
・要約引用は基本的にノーです。要約して引用してはいけません。(p44)
<正しい引用の第二歩は、そのまま写すということだそうです。出所も明確にする。勝手に変更してはいけないんですね>
・第三十二条のそれ以外の要件は何なのか、これが問題です。この中で比較的わかりやすいのは、引用の目的と述べられている「報道、批評、研究その他」というところですね。(p103)
<最後に、引用には正当な目的が必要で、報道、批評、研究などの目的が必要ということです。では、いい本を紹介するというこのメルマガには目的としてはOKのようです。>
▼引用は下記の書籍からです。
太田出版
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
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