「客家大富豪18の金言」甘粕 正

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客家大富豪 18の金言

【私の評価】★★★★★(97点)


■海外でビジネスを起業し、
 行きづまった一人の青年が、
 大富豪の老人に出会う。


 客家の知恵を授かることで、
 新たな成功の道を歩みはじめる
 というストーリーです。


 フィクションと思って読んでいきましたが、
 後半、著者の体験談とわかり
 ビックリしました。


■青年がまず、老人から学ぶのは、
 すべては自分が招いているということ。


 人との出会いもビジネスの結果も、
 すべては自分が何をしてきたか、
 他人とどう対応してきたかの結果なのです。


  ・『相手を信じるということは、信じた結果生じるすべての
   出来事に自分が責任を負う』ということなのだ。
   客家のことわざに
   『人の善い人物は人に欺かれる。よい馬は人に乗られる』
   というものがある。(p47)


■「客家の金言」は、こうした成功哲学系の知恵以外に、
 大局を考える、集中投資の考え方、
 利益率にこだわるなど、
 ビジネスに関する知恵が含まれるのが特徴です。


 人格を磨くことはわかった。

 では、どうやって稼ぐんですか?

 という経営者、上級ビジネスマンに
 最適な一冊でしょう。


  ・『原価1000円のバックを100万円で買うのではなく、
   そのバックを売る立場にならなければ富豪にはなれない』。
   だから、これからの時代のビジネスには、『ブランド』
   というものが不可欠になる(p188)


■こうした「客家の金言」は、
 このメルマガを読んでいる人にとっては、
 目新しいものではないはずです。


 しかし、ビジネスに失敗し悩む青年と、
 老人との対話のなかに、
 知恵を超えた世の中の法則とでも
 言うべき不思議な深さを感じました。


  ・他人から『頭がよいと思われる』ようでは、
   まだまだだめだな・・
   『少し抜けているくらいの印象を他人に与えるほうが、
   他人に好かれてビジネスは成功する
』(p40)


■現実は小説より奇なり。
 実在の人物だからかわかりませんが、
 深さと迫力のある一冊でした。


 さらに、自分の仕事においても、
 この本の内容を読み直して、
 再考してみることにしました。


 この本では、著者があらたなビジネスを始めるところ
 で終わっていますので、その後、
 著者が成功するまでの続編が出ることでしょう。


 それを期待しながら、絶賛の★5つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・細かい約束をきちんと守ること。
   大きい約束を守るのは当たり前。
   小さい約束を相手の立場に立って誠実に守るかどうかで、
   その人の信頼性が決まる。(p119)


  ・私が人脈というとき、頭に描くのは、あなたの『学校での
   同級生のように、一生涯付き合っていける人物のこと』だ。・・・
   『人脈の核となるのが五十人の親友』なのだよ(p169)


  ・『第十六の金言』、すなわち、
   『いつも自分はハッピーだと考えよう。笑う門には福来る。
   いつもニコニコしている人が金持ちになる。
   自分の感情をコントロールできない人間は
   金持ちにはなれない。(p261)


▼引用は、この本からです。

客家大富豪 18の金言
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甘粕 正
講談社
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おすすめ度の平均: 4.5
5 金言どおりに行動できるかどうか
5 巡り合えたこと自体に運命を感じた
5 血の通う金言
4 自他を幸福にさせるための秘奥義。
5 「甘粕」という著者の苗字は?

【私の評価】★★★★★(97点)



■著者紹介・・・甘粕 正(あまかす ただし)

 外資系金融機関で活躍。その資金で飲食店を経営。
 その事業が困難な局面に達した時、客家の老人と出会い、
 ビジネスの極意を伝授される。
 現在は、投資会社を経営するかたわら、
 多数の企業の取締役、顧問を務める。
 

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コメント(2)

  いつも、参考になる書評をいただき、ありがとうございます。
  このメルマガに出会ってから、多分3ヶ月ほどたちますが、自分の本を読む量がわずかながら増えたような気がします。
  小さな変化ですけど、良い変化。
  こうして、人間ってだんだん変っていくのかもしれませんね。
  変化といえばもう一つ、メルマガで紹介いただいた「客家の金言」を毎日読むようにしました。

世界で言えば、客家、華僑、ユダヤ、印僑など。日本で言えば、近江商人、伊勢商人、甲州商人など。

辺境と疎外と厳しい環境が金儲けの知恵を産み、その成功ノウハウが子孫に伝授されていくといったところでしょうか。

ユダヤ人はタルムードなどを遺しているせいか、研究本は多いですが、客家の研究本は少ないですね。

これからも、ソムリエさんのブログ読ませていただきます。よろしくお願いします。

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