「続 窓ぎわのトットちゃん」黒柳 徹子
2023/12/10公開 更新河西祐子 [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(--点)
要約と感想レビュー
はじめに
トットちゃんの素直で純粋な性格が、わたしたちの心をホッとさせてくれる。今回も主観的ですがまとめてみました。読んで頂けたら嬉しいです。
5W1Hで考えるとどうなる?
When:戦争中~戦後
Where:疎開先(青森)だったり、東京だったり
Who:黒柳徹子さん(トットちゃん)
What:疎開先での出来事、女学校・音楽学校での生活、女優になってみて
Why:世界各地で紛争が多発しているから
How:自分の体験談を素直に
ポイント1「戦争反対!!本当は15つぶの大豆だけでは満足できません。」
特に印象に残ったポイント(理由)は、戦争中のひもじさが露骨に描写されているから。
「急いでぜんぶ食べちゃったらダメよ。帰ってきてなにも食べるものがないから、いつ、何つぶ食べるかは自分で塩梅してね」 (P36)
ポイント2「初めての『サルマタ』に凝視!!」
特に印象に残ったポイント(理由)は、「サルマタ」についての描写がすごくおもしろかったから。
親切なおじさんがはいている、ズボンともパンツともつかない、うすい小豆色のだらんとしたものはなんだろう? (P48)
ポイント3「トットちゃん、手話で話したい!!」
特に印象に残ったポイント(理由)は、NHKの紅白歌合戦にて、健常者や聴覚障害者などみんなでトットちゃんのメッセージに耳を傾けているところ。
「今日はいろいろなところで、いろいろなみなさんが観てくださっていると思います。ふるさとを離れて、そして家族と離れて、一人ぼっちで観てくださっている方もいらっしゃると思います。でも、歌手のみなさんはみんな一生懸命に歌います。どうぞ最後まで、一生懸命応援してください!」トットは言葉と手話でそう話した(P223)
評価のまとめ
戦争を体験されてとてもつらい思いをされているはずなのに、独特の自分の感性と考えで描かれているところがとてもおもしろいと思いました。
こういうご時世だからこそ、この本を読んでトットちゃんと感覚をともにし、泣いたり笑ったりしてみてはどうでしょうか。また、わたしたちは2度と戦争をしてはいけません!!
こんな人におすすめ!!
・戦争経験している人
・戦争経験していない人
・泣きたい人
・笑いたい人
・何でもいいから本を読みたいなぁ~という人 などなど
【私の評価】★★★★★(--点)
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
目次
「寒いし、眠いし、おなかがすいた」
トット、疎開する
咲くはわが身のつとめなり
トット、女優になる
著者経歴
黒柳徹子(くろやなぎ てつこ)・・・東京都生まれ。俳優、司会者、エッセイスト。東洋音楽学校(現・東京音楽大学)声学科卒業後、NHK専属のテレビ女優第1号として活躍する。『徹子の部屋』(1976年2月?、テレビ朝日)の放送は1万2000回を超え、同一司会者によるテレビ番組の最多放送世界記録を更新中。1981年に刊行された『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)は、国内で800万部、世界で2500万部を超える空前のベストセラーに。1984年よりユニセフ親善大使となり、のべ39カ国を訪問し、飢餓、戦争、病気などで苦しむ子どもたちを支える活動を続けている。
この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
この記事が気に入ったらいいね!
コメントする