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「朝日リスク 暴走する報道権力が民主主義を壊す」櫻井 よしこ 花田 紀凱

2018/04/11本のソムリエ メルマガ登録
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朝日リスク 暴走する報道権力が民主主義を壊す (産経セレクト S 9)


【私の評価】★★★☆☆(79点)


内容と感想

■「森友・加計事件」の偏向報道、
 朝日新聞の訴訟による言論弾圧について
 解説している一冊です。


 まず、最近の朝日新聞の戦略は、
 朝日を否定する人を
 裁判で訴えることです。


 これはスラップ訴訟といって
 言論封じに効果的な方法です。


・スラップ訴訟・・これは社会的に強者が弱者に対して、訴訟を手段として相手の言論を封殺すること・・スラップ訴訟に関する朝日新聞の<言論封じ「スラップ訴訟」批判的な市民に恫喝・嫌がらせ>(2016年3月7日)という記事があります(p29)


■そして「森友・加計事件」関連では、
 前愛媛県知事の加戸守行さんが
 本当に怒っているということです。


 そもそも、加計学園問題は、
 文科省と獣医師会の癒着によって
 「ゆがんだ行政が正された」。


 ところが文科省の内部メモで
 安倍首相の関与をマスコミは追及する。
 そんなことがあるはずがないではないか。


 TBSもNHKも取材に来るが、
 自分に不利な情報は
 一切報道しないというのです。


 加戸さんはNHKの受信料を
 愛媛県は不払い運動をすべきだ。
 マスコミは偏向報道を指揮した責任者を
 処罰すべきだと主張しています。
 本当に怒っている。


・NHKの取材内容は「加戸さんは頼まれて教育再生実行会議であの獣医学部の話をしたのですか」というものです。「そんなことあるわけないだろう」と言ったら録画していますから別の話になる。すると、しばらくしたらまた同じことを聞く。また別の話をする。そうして4回も同じことを聞いた。家内も、「しつこいわね、あのNHKの人は」と言ったくらいです。結局、私の話は一切、報じませんでした。・・NHKもTBS並みになってきたと思いましたね(加戸)(p125)


■「安倍叩きをせよ」という指示が
 どこからか出ているのはないかと
 この本を読んで感じました。


 なぜ、一方的な報道で
 統一されてしまうのか。


 なぜ、ジャーナリストなら
 だれでも知っている真相が
 出てこないのか。


 日本人でありながら、
 ここは本当に日本なのかと
 残念に思いました。


 櫻井さん
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)に対して、朝日新聞が紙面で討論することなく、いきなり訴訟に踏み切りました(p19)


・桜井さんは元朝日新聞社の上村隆氏から、名誉棄損に基づく損害賠償と謝罪広告の掲載等を求める裁判を起こされています(p42)


・見出しによって印象操作を強く行っています。例えば、森友学園前理事長である籠池泰典氏の証人喚問がありましたが、その翌日2017年3月24日の朝日新聞の紙面は常軌を逸しています・・<昭恵夫人付職員が関与>・・<野党、昭恵氏の招致要求>・・<昭恵氏、渦中に>・・<ファックスに「夫人へ報告」>・・<「100万円匿名、電話で承った」>・・<籠池氏「昭恵夫人から、口止めとも取れるメール」><「夫人から財務省に、働きかけて頂いた」>ともかく紙面を挙げて印象操作をやっているのです(門田)(p58)


・朝日の見出しによる印象操作で言えば、2017年6月13日に国家戦略特区諮問会議の民間議員が開いた記者会見・・記者会見では、国家戦略特区諮問会議が規制官庁である文科省をまず呼んで、そこから民主的な手続きを踏んで、いかにきちんと獣医学部新設を進めたかということを完全に説明していました・・しかし、翌14日に朝日新聞が書いた記者会見についての記事の見出しはこれなのです。<「判断ゆがまず」でも「最後は政治判断」>(門田)(p60)


・森友学園の土地が総理の口利きで8億円も値下げされる。そんなことがあり得るはずがないし、必要もないのです。大阪で取材しているジャーナリストはみな知っていることです・・タダでもいいから国は売りたい土地だったという事情は、大阪のマスコミはみんな知っています(門田)(p71)


・文科省は、そんなガチガチの岩盤規制を獣医師会に限って行うのか。これは天下りと関係があると国家戦略特区ワーキンググループの原英史さんが指摘していました(p105)


・彼(前川喜平)は文科省の官房長でしたから、人選は自分がしたと言っています。そのとき総理から直接、一人だけ「加戸さんを入れろ」ときて何だろうと思ったと。だから、理由は加計の件しかないと思い込んだのでしょう。しかし、思い込むのと、それをテレビで話すのは違う。しかも全国放送を前提としての取材で話すという神経が私には理解できなかった。ですから、もういい加減に「撃ち方やめ」にしたらどうかなという意味の牽制球で、国会で私は「想像を事実のように話している。精神構造を疑う」と言いました(加戸)(p113)


・NHKは、国会中継をしましたが、ニュースでは加戸さんのお話しはほとんど報道しなかった。特に7月10日は酷かった。その後に産経新聞、朝日新聞や毎日新聞、NHKは加戸さんの証言を報道せずに、一方的に前川さんの証言などの報道ばかりしている・・(p121)


・びっくりしたのは、国会の閉会中審査があった7月10日夜のNHKニュース解説・・島田敏男さん(NHK解説副委員長)という解説委員が・・「疑惑が深まってどうの」だけでしたから、この方は国会中継はご覧になっていなかったのか、と思いました(加戸)(p134)


・私がNHKに言いたいのは、仮にNHKが「安倍叩きをする」という方針のもとに、「安倍総理に不利な材料」は報道するけど「有利な材料」は報道しないということが社内で指示されていたとすれば、大変なことだということです(加戸)(p135)


・獣医師会の理事間の会議報告には、日本獣医師政治連盟の活動報告として、北村委員長の次の発言が書かれています。<昨日、藏内会長とともに石破茂地方創生大臣と2時間にわたり意見交換する機会を得た。その際、大臣から今回の成長戦略における大学、学部の新設の条件については、大変苦慮したが、練りに練って誰がどのような形でも現実的に参入は困難という文言にした旨お聞きした>「平成27年度第4回理事会」[平成27年9月10日]の開催会議報告」)(p99)


・加戸・・私が非常に憤慨したのは、既存の獣医学部は定員を水増ししていることです。例えば私学の場合、50人前後の教員で120人程度の入学定員を設けていますが、新設はいけないと言いながら、水増し入学で140人、150人もの学生を入れている(p103)


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【私の評価】★★★☆☆(79点)



目次

はじめに 櫻井よしこ 韓国メディアと朝日新聞は兄弟のようだ
第1章 言論機関、朝日新聞の自殺
第2章 印象操作を〝自白〟した朝日の訴状
第3章 「報道しない自由」を行使されて
第4章 朝日とNHKは泥舟と共に沈むのか
第5章 軍靴の足音は朝日から
第6章 民主主義のために「朝日、死ね」
第7章 マスコミの大合唱は疑え



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