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「ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢」宮崎 正弘

2012/12/24本のソムリエ メルマガ登録
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ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢


【私の評価】★★☆☆☆(62点)


内容と感想

 タイトルに引かれて購入した一冊。ウィキリークスは一時盛り上がりましたが、それほどの機密は表に出ていないようです。これから、まだ出てこないのでしょうか。


 リークされた内容は、想定の範囲内のものが多いとのことです。しかし、想定内であってもそれを正式な公電の形でリークされると、アメリカとしても面子丸つぶれですね。


 本当のことを言われたときにこそ、人は頭に来るのですから。


日本に対しては「肥満した敗者で、指導者にビジョンが欠落し、質が悪い」などと書かれていた(p18)


 ウィキリークスの内容を体系的に分析してもらいたかったのですが、次に期待します。


 宮崎さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感したところ

・李克強(副首相、当時は遼寧省書記)・・・「国家統計局の発表数字は人工的で信用に値しない」と言った(p18)


・政治局常務委員の周永康(規律担当)はカナダに二千万ドルの秘密口座を開設・・・ニューヨークの銀行口座には王岐山(副首相)、周小川(人民銀行総裁)の家族名義の口座が多数確認(p44)


・ロシアのマフィア武器団を率いるバウド・・・タイの飛行場に強制着陸させられ、武器は押収された。ロシアはこのときタイの高官に賄賂を贈り、バウドが米国へ引き渡されるのを未然に阻止した(p133)


・ボーイングの売り込み作戦・・・トルコとタンザニアへの売り込みには当該国家に児玉誉士夫的なフィクサーが存在し、明らかに賄賂とわかる金額がスイス銀行の匿名口座に送金されていた(p129)


・「スペース・シャトルの乗組員にトルコの宇宙飛行士を加えろ」というのは「トルコ航空が20機をボーイングに選定する条件だった」(p128)


ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢
ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢
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宮崎 正弘
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【私の評価】★★☆☆☆(62点)



目次

〈プロローグ〉ウィキリークスの秘密暴露は情報テロか?
第1章 日本をめぐる噂と機密のあいだ
第2章 ウィキリークスが暴露した超弩級の中国機密
第3章 世界は密約と陰謀で動く、日本は友愛と善意で臨む
第4章 日米同盟に亀裂、米中同盟は深化
第5章 ウィキリークスでここまでわかった世界の裏舞台
第6章 なぜ日本は弘報(情報戦略)にこれほど脆弱なのか
〈エピローグ〉情報戦争、これからどうなる?


著者紹介

 宮崎 正弘・・・1946年生まれ。学生時代、日学同の機関紙である「日本学生新聞」編集長。大学中退後、雑誌『浪漫』企画室長を経て、貿易会社を経営。「もうひとつの資源戦争」「日米先端特許戦争」「軍事ロボット戦」「中国、次の10年」「中国大分裂」「人民元大暴落」など著書多数。


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