「武器としての決断思考」瀧本 哲史
2012/01/24|

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【私の評価】★★★☆☆(78点)
内容と感想
■「考える」ということは、
人間だけに与えられた
特殊な能力です。
しかし、教えるに、教えられない。
不思議な能力だと思います。
この本では、決断思考ということで、
英語でいうとディベートの基礎を学びます。
・反論は、メリットとデメリットが本当に正しいのかどうかを検証するために必要になってくる(p129)
■やる・やらないの判断をする場合には、
基本的にはメリット、デメリットを
考える。
そして、現実にあった判断をするために
メリット、デメリットを根拠や反論により
検証していく必要があります。
社会に入ると、
嘘は言わないまでも、
大事なことを言わない人が
いるものです。
そうした人にコントロールされないためにも、
それはナゼ?
データはあるの?
現場に行って見た?
と質問しなくてはならないのでしょう。
・根拠があるかどうかを判断する方法はカンタン。「なぜそうなんですか?」と聞くだけ(p158)
■こうした判断能力は、育った環境、
つまり両親の判断能力だったり、
上司の判断能力から学ぶことから
人によって差が大きいと感じます。
だからこそ、
こうした本で基本を学ぶ必要が
あるのでしょう。
人生を切り開く決断をしたい人に、
お薦めします。
瀧本さん、
よい本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・論題は「具体的な行動を取るべきか否か」(p83)
・原典にあたってみると、もっと良いことが書かれているということがすごくある。(p198)
・発言で強調されているポイントは実は重要でない可能性がある・・・言いたくない情報は隠し、どうでもいい情報は誇張することが多い(p205)
・相手が一般論を語り出したら、例外を聞く・・・会社は学歴重視だ」と・・言い出したら、「やっぱり東大や早慶が多いんですか?」と聞き、そのあとに「それより学歴が下の人で採用された人がいたら、どういう人か教えてもらえますか?」と質問する(p207)
・情報に接したら、それが本当かどうかをまず疑ってください。「本にこう書いてあるけれど、偉い人がああ言っているけれど、それは本当なのか?」(p213)
・「ネットになり=情報がない」と勘違いしてしまう人・・本や雑誌など違うメディアをあたるか、やはりその当事者に話を聞きにいくなどしたほうがいいでしょう(p199)
・パスカルは難病のため、30代で死ぬ運命にありましたが、そんな彼が、何もかも思うようにならない厳しい人生を生き抜くために拠って立ったこと。それが「自分で考える」ということでした(p240)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★☆☆(78点)
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