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「危険不可視社会」畑村 洋太郎

(2010年1月15日)|

危険不可視社会

【私の評価】★★★☆☆(72点)


■事故を分析して、どうしてトラブルが
 発生するのか、考える一冊です。


 私には、ボーイングとエアバスの設計思想が
 違うので、パイロットはどちらかしか運転しない
 というところが、印象に残りました。


 同じような設備ならミスが減るわけです。


 日本の場合は異動がありますが、
 できるだけ設備は同一にし、設計思想も
 統一したほうがいいのでしょう。


━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・サイドドアビーム・・・
 これを入れると製造コストが上がるので、
 輸出用の自動車にはすべてに入れていたのに、
 国内向けの自動車のほうにはわざと入れずに
 販売していたことがあった(p100)


・ボイラーが長らく安全率を「5」に取っていたように、
 何が起こるかわからない状況で致命的な事故やトラブルを
 絶対に起こさせないようにするには、原子力でもこれくらい
 手厚い対策で防護をすることが必要ではないでしょうか(p138)


・大きな事件や事故が起こった現場の視察は、
 だいたい三週間後に行うように心がけている(p172)


・81年の法改正では耐震基準が強化されましたが、
 厳しくなった条件をクリアした新しい建物は
 大地震の揺れに持ちこたえることができた(p173)


危険不可視社会
畑村 洋太郎
講談社
売り上げランキング: 22109
おすすめ度の平均: 5.0
5 危険を排除するというのではなく、その危険をいかに低減していくかの視点を持たなければ、この国の未来も危うい。
5 様々な「危険」とのつき合い方を示した本

【私の評価】★★★☆☆(72点)



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