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粉飾国家
粉飾国家
posted with amazlet on 06.01.01
金子 勝
講談社 (2004/07/21)
売り上げランキング: 12,579
おすすめ度の平均: 4
4 国を理解するためのヒント
4 無責任体制下の年金制度
3 恐怖をあおっているだけなのはどっちか?
(評価:★★☆☆☆)

●一時期、年金制度がテレビや新聞で取り上げられたことがありますが、
 結局、社会保険庁のひどい実態が注目されるだけで、本質的な対応は
 保険料率の引き上げ、国庫負担の拡大など小手先の内容に終わりまし
 た。


●本来ならば、年金というものは民間でもありますから、普通に運用
 するだけでも、税金を投入したりする必要はなく、逆に利益さえ出る
 経済活動のはずなのです。それがなぜこうなってしまうのでしょうか。


 ・何よりも年金制度の最大の問題点は、政府自らの見直しとして、給付
  財源のあてのない「未積立金」が四八○兆円(厚生年金四三○兆円+
  国民年金五○兆円)もの規模に膨らんでいることにある。(p19)


●今の状況は、国の年金が、年金といいながらも、実際は「ねずみ講」の
 ように、若い人からお金を集め、年齢の高い人に配分しているだけと
 いうことがばれてしまったのだと思います。


 ・いまの年金制度は、まるで潰れそうな会社そのものである。つまり、
  潰れそうになった会社が利益を上げるために「製品価格(保険料)
  を上げる一方で従業員に支払う給与(給付額)を下げれば、利益が
  上がるだろう」と安易に考える。ところが、そうするとますますその
  企業の製品が売れなくなり、顧客は逃げてゆくのだ。(p25)


●松下幸之助は、本来、国の経営がしっかりしていれば、毎年お金を残す
 ことにより基金ができ、その基金の利息だけで国家を運用できる無税
 国家さえ可能であると考えていました。


 ・年金官僚たちは「再び問題が表面化する頃、自分たちはリタイアして
  いるから責任を問われることなどはないだろう」とタカをくくってい
  るとしか思えない。(p47)


●本来、商人として政治とは一線を画してきた松下幸之助が、晩年「この
 ままでは日本はダメになってしまう」という思いで、松下政経塾を設立
 したのもこの現状を素直に直視したからではないのでしょうか。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・政府・日銀は、永遠に自ら国債を買い支えなければならなくなって
  いるのだ。(p62)


「粉飾国家」金子勝、講談社(2004/07)¥735
(評価:★★☆☆☆)


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ライオンは眠れない
ライオンは眠れない
posted with amazlet on 06.05.08
サミュエル ライダー 葉 夏生 Samuel Ryder
実業之日本社 (2001/11)
売り上げランキング: 288,278
おすすめ度の平均: 3.35
4 楽しめる一冊
5 なんだかんだ言っても
5 日本の未来

(評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●この本は、日本の財政赤字を直視し、今後、どういうことが起こるのかな?と
 いうことを考えるための本です。


●あるマンションを考えて見ましょう。このマンションには10人の住人がいます
 が、1人が専従の組合管理人として組合費の徴収、マンションの補修、防犯、
 外部対応をしています。組合費は年間50万円。


●マンションの補修のために組合は借金をしていけないという規則があるのです
 が住民の一部の生活が苦しいということで、例外としてマンションの補修を
 その住民にやってもらいお金を払うことにしました。そのお金はお金持ちの住民
 に借用書を発行して調達しています。


●ところが、その借金がなんと700万円になっているというのです。さらに、
 組合では組合貯金という制度があるのですが、この貯金に預けられているお金
 が組合管理人の親戚に貸し出され、親戚が働く建物などに使われ、帰ってくる
 見込みがないというのです。


●収入50万円に対して、借金が700万円。貯金もどこかに使ってしまった。
 どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。


 ・「臆病なネコはネズミさえつけあがらせる、と言いますから、私はそうなら
  ないように頑張っただけです」・・・日本の国の官僚をつけあがらせたのは、
  上に立つ者のなかに、こうした「臆病なネコ」が多かったせいなのでしょう
  か?(p44)


●現実を直視しても、答えのないのが寂しいところですが、私としては、インフレ
 になろうが、預金封鎖されようが、財産税を取られようが、デノミをしようが、
 「なくならないもの」、自分自身の能力に投資していきたいと思います。人に
 奉仕し、感謝され、お金を作り出せる能力さえあれば、生きていけます。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・米国の株もそうだが、僕は、石油と金の動向を注視している。(p98)


 ・だいたい両国とも、こちらをナメているからね(p59)


「ライオンは眠れない」サミュエル・ライダー、実業之日本社(2001/11) ¥900
(評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


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新円切替
新円切替
posted with amazlet on 06.04.12
藤井 厳喜
光文社 (2004/05/21)
売り上げランキング: 46,890
おすすめ度の平均: 3
3 新円という名前の危機感の話
3 危機感は日本を救えるのか
2 読み物としては面白い。

(評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●日本の税収は40兆円、それに対し地方債も含めた借金が800兆円です。これは返すのも大変ですが、国債を売ることさえままならない状態です。

●まず、国債がさばけなくなってきましたので、個人向け国債を発行します。さらにルール違反ではありますが、日銀にも国債を買ってもらいます。


・2004年4月現在、日銀は全体で、全国債発行額の15%を保有している。(p83)


●これで一息いれて、次の手は秋に予定されている新札発行です。これで普段表に出ないアングラマネーを捕捉します。

●あと残った手段は、住民台帳ネットワークと証券特定口座で個人の金融資産を把握する、消費税を増税する、インフレにするくらいでしょうか。

●でも、このような対策に政府の支出を減らすという内容はありません。いかに個人からお金を吸い上げるか、これが対策です。このような日本の状況に対し、真面目に取り組んでいた人がいました。


・日本政府が借金まみれのウソつき政府だと、徹底的に調べ上げた人がいた。これは、「王様は裸だ」と指摘したことに等しいのだが、その人は、この世から抹殺されてしまった。その人とは、民主党の国会議員・石井紘基氏である。(p67)


●石井議員の死については、「石井紘基」で検索してみましょう。トラブルに巻き込まれずに大きな仕事をしていただきたい人でした。

●このような状況で、私たちはどうすればいいのか?その答えはこの本にありません。ある人は分散すること・・・と言いました。ドル、ユーロ、円に分散すれば、円が滅びても三分の二は残ります。

●また、ある人はお金を稼げる能力を持つこと・・・と言いました。国が滅びても、個人は行き続けるのです。

●現状を再認識するにはいい本でした。この本をきっかけに家内と資産の分散について話し合うことができました。ただ、これからどうする?ということに対して、著者の答えがなかったのが残念です。


「新円切替」藤井厳喜、光文社(2004/05)¥1,000
(評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


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「お笑い外務省機密情報」テリー伊藤、飛鳥新社(1997/10)

お笑い外務省機密情報
テリー伊藤
飛鳥新社 (1997/10)
売り上げランキング: 144,543
おすすめ度の平均: 4
4 いやはやなんとも
3 どこまで行っても国賊集団!
5 恐ろしすぎて笑えない、けど"お笑い"だ!

(評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●日本の組織ならそうなりそうだな、という内容でした。私個人としては外務省を批判するつもりはありません。頭のいい人たちは、自分に最大のメリットとなる行動をしますから、今の環境に適応しているだけなのです。

●では、だれが環境を変えてあげるのかというと、やはり政治家となりますので、政治家のかたは頑張っていただきたいと思います。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「大使館は普通の日本人には冷たくて、政治家と外交官には突然、無料旅行会社に早変わりするって、まさか本当じゃないでしょう?」「いや、もちろん、ほんとうですよ。」(p113)
<頭のいい人間は、どうすれば自分にメリットがあるかよく知っていますから、そうなってしまうんですね。>


・「湾岸戦争とかね、大変なことがあったとき大使が必ずいないというのが、わが日本大使館の伝統なんですよ」(危機管理担当の政府関係者)(p61)
<どうやら、休暇と会議で現地に大使がいることが少ないことが原因のようです。決して、秘密情報から退避しているわけではありません。>


・なにせ、わがニッポンの外務省は、日本人に永遠に消せないいわれなき汚名を着せた当の奥村勝蔵一等書記官と直属の上司、井口貞夫参事官の2人とも、のちに外務官僚の頂点、事務次官まで栄達させたのだ!(p28)
<いわゆるアメリカへの宣戦布告を遅らせた人たちですね。日本の現実は小説より奇なり>


「お笑い外務省機密情報」テリー伊藤、飛鳥新社(1997/10)¥1,365
(評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


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泥棒国家の完成
泥棒国家の完成
posted with amazlet on 06.04.05
ベンジャミン・フルフォード
光文社 (2004/03/24)
売り上げランキング: 33,638
おすすめ度の平均: 3.67
4 立腹
2 中だるみか?
5 国家が破産する前に

(評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●ロジカル・シンキングの勉強になる本です。事実と論理を組み合わせると結論はどのようにも出せるという典型ですね。これをどう読むかで読者の力量が分かると思います。試してみますか?


●ガンというものは勝手に増殖して、主人を殺して自分も死んでしまう愚かな細胞ですが、日本にはガンがあります。官僚、政治家、不良債権のヤクザ、マスコミです。


●確かに正しいことを書いています。でもそこから導き出される結論は飛んでいます。ただ、事実かも・・・と思わせるところは楽しく読みましょう。


●結論は歴史が示してくれるはずです。



■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・この国では、国民一般の勤勉さ、真面目さに比べて、政治家や官僚などの支配層の人々の卑しさは、あまりにも異常だ。彼らが一部の業界やヤクザと組んでこれまでやってきたのは、国民の税金を勝手に使って、「車が通らない高速道路」「観光客すら見向きもしない3つの巨大ブリッジ」「ただ水を貯めるだけに存在するダム」「野菜を運ぶためだけの地方空港」「誰も利用しない市町村ホール」などをつくることだけではなかったか?(p15)
トヨタが役所の業務すべてを請け負ったら、すごいコスト削減ができるでしょうね。役所の人がトヨタを経営したらすぐに破綻するでしょうね。私はトヨタという国に住みたい>


・もう自民党は公明党なしには存在できない。公明党は麻薬というか、アヘンだね(平沢勝栄)(p28)
<宗教が政党を持つことは、日本の将来にどのような影響を与えるのだろうか?これも歴史が示してくれるでしょう>


・民主党の石井紘基議員の非業の死について、米国の指導的メディアは国粋右翼による政治的暗殺だと的確に報じた(霍見芳浩)(p34)


・ボクはバブルの最大の原因は、やはりまっ先に平和相互と住友の合併で、変なところに全部いっちゃったからだと思う。あながた言うように、融資の半分はヤクザにいってしまった。そして不良債権になった。それは間違ってない。だけどそんなものは、いまはほとんどないですよ。いまはほとんど償却したでしょう。(p98)
<償却って、返してもらえないので諦めたということ?>


・北朝鮮の問題に関して言えば、さらに絶望的なことがある。それは、これまで北朝鮮系の金融機関にどれだけの税金がつぎ込まれてきたかという問題である。ここでは、細かいことは書かないが、おそらくその額は、軽く3兆円を超えているだろう。朝鮮商銀へは過去に1兆6000億円が投入されており、その後の民族系金融機関への投入額は、・・・・
<もうこれ以上書けません>




「泥棒国家の完成」
ベンジャミン・フルフォード、光文社(2004/03)¥1,000
(評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


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誰も書かなかった白雪姫の復讐
(評価:★★★読むべし)

●童話やおとぎ話には、著者の深いメッセージが含まれています。でも、多くはオリジナルから大きく脚色され、著者の伝えたいことが正しく伝わっていません。


●さらに、幼稚な子供には理解できないことも多いものです。大人になった今こそ、子供のころに読んだ話を再点検するのに、とてもいい本です。童話のオリジナルを読みたくなりました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・『女の一生』の最後は、次のようなセリフでしめくくられています。「人の一生は、人が思うほど良くも悪くもなく、どちらにしてもさほど差はないのだ」。


・白雪姫:白雪姫はまま母であるお妃を、自分の名前を伏せて婚礼に招待します。・・・・・・真っ赤に焼けた鉄の靴が運び込まれます。お妃はその靴を無理やりはかされ、焼き死ぬという、実に残酷な復讐劇になっているのです。


・舌切り雀:本物の『舌切り雀』には最後に「みんなもそんなによくはしるな」という、謎めいた言葉でくくられています。・・・・・・もし、おばあさんがきちんと手続きや方法を守っていたら、ケチな大判小判どころか、きっと絶世の美女に若返っていたことでしょう。


・オズの魔法使い:灰色の現実から抜け出すには、自分の足で立つことを覚えるほかない


・赤ずきん:要するに男はみんなオオカミという教訓


誰も書かなかった白雪姫の復讐
梁瀬 光世
学習研究社 (2000/11)
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「豊臣家の人々」 司馬 遼太郎

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豊臣家の人々
豊臣家の人々
posted with amazlet on 06.05.28
司馬 遼太郎
中央公論社 (1993/06)
売り上げランキング: 51,197
おすすめ度の平均: 5
5 豊臣家の人々
5 劇的な運命の中で生きる人々


人間は、ただ一個で存在するばあいは単に畜類とかわらない。縁として存在している。縁という人間関係のなかに存在してはじめて一個の自然人が人間として成立するというのは、仏家がみつけ出したこの世の機微であるらしい。

●人、人、人。社会は、人と人との関係のなかで動いているということを忘れてはなりません。


●では、どうするか。私は、まず自分を愛する。そして、相手を愛する。これから始めたいと思っています。


豊臣家の人々」 司馬 遼太郎
(私の評価:★★☆☆☆)



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日本のこころの教育―熱弁二時間。全校高校生七百人が声ひとつ立てず聞き入った!
【私の評価】★★☆☆☆(67点)


■「さようなら」の意味。
 なぜ日本の国旗は日の丸なのか。

 知っておいても損はないでしょう。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・実は日本人は七十年前、百年前は
   毎日朝日を拝んでいたんです。(p38)


  ・わたくしたちの祖先、わたくしたちの民族は、
   とにかく一日三食、食べるものが食べられる国、
   着るものが着られる国、狭くてもいいから何とか
   雨露をしのげる小さい家、これを子孫に持たせたいと、
   そう思ってがんばってきたんですね。(p81)


▼引用は、この本からです。

日本のこころの教育―熱弁二時間。全校高校生七百人が声ひとつ立てず聞き入った!
境野 勝悟
致知出版社
売り上げランキング: 2344
おすすめ度の平均: 5.0
5 高校生に伝わるって、なるほどだ。
5 ホントに高校生を釘付けにしたの?と思いきや
5 恩師と出会えた感じです。
5 大人が読むべき本
5 まずは親が読んでみるべし

【私の評価】★★☆☆☆(67点)


■著者紹介・・・境野 勝悟(さかいの かつのり)

 昭和7年生まれ。
 私立栄光学園で18年間教職。
 昭和48年「こころの塾・道塾」を創設。
 著書多数。


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幕末維新の光と影
幕末維新の光と影
posted with amazlet on 06.02.01
童門 冬二
光人社 (1998/12)
売り上げランキング: 1,599,510


「悪い奴ほど生き残る」というのは、いつの世でも鉄則なのだ。


●金権政治家が選挙で勝つ、部下を犬馬車のように使う上司が昇進する、縁故で就職する。世の中納得できないことばかりです。


●しかし、自分の目的、目標をもっていれば、そうした現実を直視して我慢するときは我慢する、手段を選ばず実行するときは実行することができるのではないかと思うのです。


●とはいえ、そうは思っても正しい自分の目的のためには手段を選ばないということが自分にできるのか?そこは悩むところです。


幕末維新の光と影」 童門 冬二

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