3仕事術の最近のブログ記事

リーダーシップの科学―指導力の科学的診断法 (ブルーバックス)
三隅 二不二
講談社
売り上げランキング: 159476
【私の評価】★★★☆☆(70点)


■リーダーシップについて書かれた
 古典的な一冊のようです。

 その考え方は単純で、
 成果を求めるP行動と思いやりのM行動を
 バランスよくとっていこうというものです。


・P行動のPは、英語のPerformanceの頭文字をとったもの
 M行動のMは、Maintenanceの頭文字をとったもの(p68)


■つまり、「これはやったのか」「期限を守れ」
 「おまえはもっとできるはずだ」こうした
 仕事の成果を求めつつ、

 「お前はどう考えるんだ」「お前を信頼している」
 「わからないことがあったら相談しろ」などと
 部下の気持ちを理解してあげるような行動を
 バランスよく取るということです。


・圧力PとMがバランスよく発揮される時には、
 それほどたくさんの行動や指示をしなくても
 集団が十分よく働くことを示唆している。(p197)


■確かに、これまで会った尊敬する仕事は、
 仕事はできるのですが、
 ちょっとした気遣いがあったと思います。

 私の場合は、もう少しP行動を
 多くしたほうがいいかもしれませんね。

 リーダシップの基本の本ということで、
 本の評価としては★3つとしました。
 

━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・PM型がベストのリーダーシップである、という調査結果は、
 必ずしも一般の社会通念と一致しない(p140)


・PMリーダーシップの発達には、
 自己評価と部下評価の不一致を
 少なくする努力が必要である(p172)


・今までとちがった新しい仕事につけば、その当初の
 リーダーシップは当然のことながら今までより低下し、
 弱くなる。・・・リーダーシップは日々新しく変化し、
 向上しているか、または低下している(p179)


リーダーシップの科学―指導力の科学的診断法 (ブルーバックス)
三隅 二不二
講談社
売り上げランキング: 159476
おすすめ度の平均: 5.0
5 納得。

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■著者紹介・・・三隅 二不二(みすみ じふじ)

 1924年生まれ。
 九州大学教授を経て、大阪大学教授。
 専門は社会心理学・集団力学。
 リーダーシップPM行動論を提唱。


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■関連書評■

a. 「大人が変わる生活指導」原田 隆史
【私の評価】★★★★★

b. 「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」松下 幸之助
【私の評価】★★★★☆


c. 「部下の力を引き出す10人までの人使い」堀之内 克彦
【私の評価】★★★★☆


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社長が辞めればうまくいく!―こんな中小企業経営者が会社をつぶす
原田 繁男
PHP研究所
売り上げランキング: 283064
【私の評価】★★★☆☆(71点)


■これもまた、上司から借りた一冊です。

 会社は社長の器以上には大きくならないと
 言われていますが、
 その社長の注意すべき事項を解説してくれます。


■やはり社長たるもの、
 なめられてはやっていけませんが、
 人望がなくては会社の発展は望めません。

 畏敬の念を持たれるのはよいことですが、
 恨みを買ってはならないのでしょう。


・人の恨みを買ってはならない
 「人が40歳になっても憎まれたらおしまいだ」(p153)


■標準的な内容ですが、
 この本の内容だけでも実行することは
 難しいのではないでしょうか。

 自戒の気持ちをこめて、
 本の評価としては★3つとしました。


━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・部下に仕事を任せれば、しだいに部下は育ってきます。
 絶えず人を育てるということを念頭において、
 リーダーシップを使い分けるべきでしょう。(p58)


・ある程度歴史のある会社ならば、
 そこに独特な雰囲気が生まれてくるものです。
 例えば、会社のドアを開けて入ったとたんに感じるもの、
 あるいは社員の対応などから感じられるもの(p196)


・欲に目がくらんだ社長は、
 自社の本業のなかにこそ利益がある
 ということに気づきません。(p216)


社長が辞めればうまくいく!―こんな中小企業経営者が会社をつぶす
原田 繁男
PHP研究所
売り上げランキング: 283064
おすすめ度の平均: 3.0
3 今一つ足りませんね

【私の評価】★★★☆☆(71点)


■著者紹介・・・原田 繁男(はらだ しげお)

 東京都職員を経て、事業経営25年。
 ヒューマンコンサルティング研究所所長。

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■関連書評■

a. 「社長なる人に知っておいてほしいこと」松下 幸之助
【私の評価】★★★★★

b. 「5%の人を動かせば仕事はうまくいく」長谷川和廣
【私の評価】★★★★★


c. 「社長の販売学」一倉定
http://1book.biz/2004/05/07/199109.html
【私の評価】★★★★★


d. 「野望と先見の社長学」 佐藤 誠一
【私の評価】★★★★☆


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エンジニアが30歳までに身につけておくべきこと
椎木 一夫
日本実業出版社
売り上げランキング: 7750
【私の評価】★★★☆☆(74点)


■日立製作所において、
 超電導やハードディスクの磁気ヘッドを
 開発していた椎木さんの一冊です。

 エンジニアというより、
 大企業の技術職が30歳までに
 身につけておくべきこと、
 といった内容です。


・二番はビリと同じ、
 「一番」を目指せ(p54)


■企業での経験が長いため、
 仕事での心得に説得力がありました。

 特に、新しい技術を考えるときの
 考え方、組み立て方といったものは、
 基本的なことではありますが、
 大切さを再認識しました。


・300階建てを作るとき・・・・
 全体の枠組みを考え、問題点を抽出して
 研究すべき課題を決める。(p131)


■特許から飲み会まで、
 サラリーマンエンジニアの
 処世術がエッセー形式で気軽に読めました。

 大学から大企業でエンジニアになる
 予定の方にはよろしいのではないでしょうか。

 本の評価としては★3つとしました。
 椎木さん、よい本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・エンジニアは新発見を世の中に役に立つように
 新発明につなげなければならない。
 その過程で特許を取るわけである。(p241)


・会議の議事録などは後で配布するのでなく、会議中に書いて
 その場で渡す。実験するときはグラフ用紙を用意して
 実験結果をプロットしながらデータをとり、
 実験が終ったら即、レポートを出す。(p128)


・いろいろな事情で思ったように事が運ばない
 事態はしばしば起こるが、失敗は許されない・・・
 二の手、三の手を考えておく(p141)


エンジニアが30歳までに身につけておくべきこと
椎木 一夫
日本実業出版社
売り上げランキング: 7750
おすすめ度の平均: 4.0
5 30歳を過ぎていても読んで欲しい
2 著者の経験に基づいた本に過ぎない
3 エンジニアになるためには
4 エンジニアに限らず有用
5 是非、工学部の学生に読んでほしい

【私の評価】★★★☆☆(74点)


■著者紹介・・・椎木 一夫(しいき かずお)

 1971年日立製作所中央研究所入所。
 1993年慶応義塾大学助教授。
 1994年同教授。

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■関連書評■

a. 「考える力やり抜く力私の方法」中村修二
【私の評価】★★★★★

b. 「天才エジソンの秘密」ヘンリー幸田
【私の評価】★★★★☆


c. 「俺が、つくる!」 岡野 雅行
【私の評価】★★★★★


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フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン
日本放送出版協会
売り上げランキング: 3
【私の評価】★★★☆☆(79点)


■このメルマガも無料ですが、
 インターネットの世界には無料がたくさんあります。

 しかし、実際にはそれを仕事にしているわけで、
 どこかにお金を儲ける仕組みが必要となります。

 無料からいかに収益を上げていくのか、
 無料戦略を考える、それがこの本のテーマです。


・デジタルの流通システムでは、限界費用がゼロに近いので、
 どんな目的にでも使えるし、流通させるものに価値があるか
 どうかをいちいち判断する必要もない。(p11)


■基本的には、既存の無料の仕組みを
 説明していく形となっています。

 無料版と有料版で機能に差をつけるとか、
 広告収入を狙うとか、オンラインゲームでは、
 ゲームの中で使うお金を買わせるなど
 実例をあげていきます。

 実際、さまざまなキャッシュポイントの
 作り方があるわけで、
 それぞれの業界で考えることになる
 ということでしょう。

 この本の本当の価値は、巻末の
 「フリーを利用した50のビジネスモデル」
 にあるのかもしれません。


・すべてのベンチャー事業を抱える最大のギャップは、
 無料サービスと一セントでも請求するサービスの
 あいだにあるのです。(p85)


■最後に、目からウロコといえば、
 不正コピーはコストのかからない
 究極のマーケッティング手法であるという
 見方です。

 不正コピーは悪いイメージがありますが、
 あえて否定せずに、将来の顧客を増やしてくれる
 ありがたいものであるという見方です。


・不正コピーは、自分たちの作品をもっとも多くの潜在的ファンに
 届けるための、コストのかからないマーケティング手法・・・
 中国では不正コピーが音楽消費の95%を占めると推定されている(p265)


■無料を活用しながら、
 いかに収益を上げていくのか。

 本業での活用を考えるために
 参考となる本だと思いましたので、
 本の評価としては★3つとしました。


 (このメルマガは趣味の範囲で、
 無料で地道にやっていきたいと思います。)


━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・SF作家のニール・ゲイマンは、2008年に『アメリカン・ゴッズ』
 のデジタル版を四週間、無料ダウンロード提供した・・・8万5000人
 がオンラインで彼の書籍を試し読みし、平均46ページ読んだ(p214)


・フリーはプロとアマを同じ土俵に上げる・・・プロのジャーナリストが
 自分たちの仕事がなくなっていくのを見るはめになるのは、彼らの
 雇い主が、潤沢な情報の世界で彼らに新しい役割を見つけることが
 できないからだ。(p313)


フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン
日本放送出版協会
売り上げランキング: 3
おすすめ度の平均: 4.5
5 わかりやすい本でした
4 「無料」の魅力とカラクリ
5 となりの新世界。。。
5 読み応えがありました。
5 無料との向き合い方

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者紹介・・・クリス・アンダーソン

 「アイワード」誌編集長。
 「ロングテール」という言葉を作った人。
 ロス・アラモス研究所調査員、
 「ネイチャー」「サイエンス」誌勤務、
 英「エコノミスト」誌編集者などを経て、
 2001年より現職。


━━━━━━━━━━━

■関連書評■

a. 「目先の利益を捨てなさい」広岡等
【私の評価】★★★☆☆

b. 「究極のマーケティングプラン」ダン・S・ケネディ
【私の評価】★★★★☆


c. 「結局「仕組み」を作った人が勝っている」荒濱 一、高橋 学
【私の評価】★★★☆☆


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不透明な時代を見抜く「統計思考力」
神永 正博
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 5276
【私の評価】★★★☆☆(74点)


■統計データを分析することで、
 現実を理解してみよう!という一冊です。

 新聞やテレビといったマスコミが
 まったく統計的事実により報道していないということが、
 はっきりわかる一冊です。


■この本で具体的に解析しているのは、
 「若者の読書離れは本当か?」
 「小泉改革は格差を拡大したのか?」
 というもの。

 以外な結論が待っています。


・まずは生データに当たれ!(p18)


■個人的には「ブラックスワン」よりは
 興味深かく読めました。

 統計から真実を見抜くのは難しいところもありますが、
 まず、生データを見て、自分で考えることが
 大切であると理解しました。

 神永さん、よい本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・自分にとって重要な数字を頭に入れておく
 ・・・数字をざっくり頭に入れておく(p27)


・大学生全体の平均読書時間が減っているのは、一つには
 「よく読んでいる層」以外に、「ほとんど読んでいない層」が
 どんどん大学に入ってきているから(p46)


・うーん、たしかに年々増えてはいますが、非正規雇用の増加は、
 もっと以前から続いています。特に小泉政権時代に増加した
 わけではないようですね。(p70)


不透明な時代を見抜く「統計思考力」
神永 正博
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 5276
おすすめ度の平均: 4.0
4 通説を疑え!
4 難しいが勉強にはなる
4 分かりやすいです
3 少し一方的に感じるが、おもしろい
4 グラフを見てから本文を読む

【私の評価】★★★☆☆(74点)


■著者紹介・・・神永 正博(かみなが まさひろ)

 1967年生まれ。
 東京電機大学助手、日立製作所中央研究所を経て、
 東北学院大学准教授。


━━━━━━━━━━━


■関連書評■

a. 「ヤバい経済学」S・D・レヴィット、S・J・ダブナー
【私の評価】★★★☆☆

b. 「ブラック・スワン上」ナシーム・ニコラス・タレブ
【私の評価】★★★☆☆


c. 「公務員の給与はなぜ民間より4割高いのか」北見 昌朗
【私の評価】★★★★★


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リーダーになる人の たった1つの習慣
福島 正伸
中経出版
売り上げランキング: 5971
【私の評価】★★★☆☆(79点)


■3人の起業を目指す若者が、
 どん底のカラオケ店を立てなおすという
 物語です。

 3人はそれぞれ、知的系、笑顔系、地道系と
 タイプも違えば、手法も違います。

 ただ、同じなのは、最初は、
 いずれも成果が見えないということです。


■地道系は、自分から率先して、
 ごみ広い、掃除、笑顔で声掛け、チラシくばりと
 模範を示しますが、だれもついてきません。

 ついには病気になって、
 入院してしまいました。


・無駄な努力はない。
 成果は出ずとも成長している(p46)


■表面上はなにも成果がないようですが、
 地道系がコツコツと模範を示すことで、
 実は社員からの信頼が作られていました。
 
 地道系が病気になったことをきっかけとして、
 社員が自分で仕事をやりはじめたのです。



リーダーにはいろいろなタイプがいますが、
 結局は人を信じ、自分を信じてやっていく
 しかないということなのでしょう。

 実際にあった話をベースにしており、
 気軽に読める本でした。

 成果が出なくても、地道にやっていきたくなりましたので、
 本の評価としては★3つとします。

 福島さん、よい本をありがとうございます。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・目の前の問題から逃げても、また同じ問題が降りかかってくる。
 ・・・問題は解決しないかぎり、その人間を試すかのように
 降りかかり続けるものなんだよ(p90)


・仕事において、最高の報酬とは、まさしく感動だよ。・・・
 人を変えたければ、相手を感動させ、一緒に感動する、という
 ことだ。(p160)


リーダーになる人の たった1つの習慣
福島 正伸
中経出版
売り上げランキング: 5971
おすすめ度の平均: 4.0
4 人を動かすこと、成功するとは何なのかがわかる感動のストーリー
5 もしも私が・・・
5 リーダーになる人への推薦図書No1
5 ちょっと、泣けた。
5 一緒に事業を進める従業員が何よりも大切

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者紹介・・・福島 正伸(ふくしま まさのぶ)

 1958年生まれ。
 アントレプレナーセンター代表取締役。
 起業家育成のため研修、講演、執筆活動を行っている。


─────────────────


■関連書評■

a. 「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」福島 正伸
【私の評価】★★★★★

b. 「仕事が夢と感動であふれる5つの物語」福島 正伸
【私の評価】★★★★☆


c. 「メンタリング・マネジメント」福島 正伸
【私の評価】★★☆☆☆


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ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ナシーム・ニコラス・タレブ
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 796
【私の評価】★★★☆☆(71点)


■非常に評価の高い本のようなので
 読んでみました。

 著者は、金融工学を使って投資する
 デリバティブ・トレーダー。

 その実務的な確率の知識から見た世の中
 というものが面白いようです。


■たとえば、ある集団から標本を採取して
 統計を取ったとします。

 普通の統計の知識では100個くらいの
 データがあれば母集団の様子はわかります。

 ところが、たった一つの特異なデータが
 存在するとすれば、そうした100個の
 データは意味をなさない場合があるのです。

 サンプルデータだけを信頼するな、
 ということなのでしょう。


・火星人が地球にやってきて、この幸せな惑星の住人の身長を測ること
 にしたとする。100人ぐらい測れば平均身長はまあまあわかるだろう。
 ・・・競技場に集めた1000人を、今度は財産の額の順に
 並ばせる。それに、地球上で一番お金持ちの人を加える。
 マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツあたりだ。(p78)


■また、リスクヘッジに対する考察も
 秀逸でした。

 つまり、最悪を考えて準備する人には
 最悪は起こらないので、
 その人が評価されないということも
 あるというのです。

 経営者というものは常に最悪を考えて
 行動しますので、その貢献度はなかなか
 見えないということを理解しなくてはならないのでしょう。


・あるところに・・政治家がいて、2001年9月10日に法律を作り、
 ・・・飛行機の操縦席には防弾ドアをつけて、ずっと鍵をかけて
 ・・・9・11は防げただろう・・・彼は失意のままで引退し、
 自分は負け犬だと思い込んでしまう。(p13)


■確率論から見た世の中の
 「へーっ」を集めたような一冊でした。

 やや読みにくいところもありましたが、
 新たな視点もありましたので、★3つとしました。

 良い本をありがとうございました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・彼は(三万冊にも及ぶ)膨大な蔵書を使って、やってくるお客を
 二種類に分類している。「おお!・・大変な蔵書ですね!
 いったい何冊お読みになったんですか?」という反応を示す人たちと、
 一握りのそうでない人たち、つまり、個人の蔵書は自尊心を膨張させる
 添加物ではなく、調査の道具だとわかっている人たちだ(p26)


・世界貿易センターの二つのビルで、2500人ほどの人が
 ビン・ラディンの一味に殺された。・・・あの年、その後の
 三か月で1000人近いテロの物言わぬ犠牲者が亡くなった。
 なぜ?みんな飛行機に乗るのが怖くなって車で移動するようになり、
 死ぬ危険性が高まったのだ。この期間に交通事故の被害者の数が
 増えたという証拠がある。(p205)


・私はリスクをとること自体を否定しているのではない。
 だいたい私自身、リスクをとってきた人間だ。私が言っているのは、
 ろくに知りもしないでリスクをとっちゃいけないということ(p213)


・1000万ドル稼いでそのうち900万ドルを
 吹き飛ばすほうが、最初から何も稼がないより
 気分は悪いのだ!(p172)


▼引用は、この本からです。

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ナシーム・ニコラス・タレブ
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 796
おすすめ度の平均: 3.5
5 血液型性格判断を笑う人も別のまやかしには無防備
1 あまりの支離滅裂さに眩暈を覚える
4 予言者を必要とする僕らとは
2 半分で十分
4 分野を分けて論ずるべき

【私の評価】★★★☆☆(71点)


■著者紹介・・・ナシーム・ニコラス・タレブ

 デリバティブ・トレーダー。
 レバノンで生まれる。
 ウォートン・スクールMBA修了。
 トレーディングを行いながら、
 7年間ニューヨーク大学で確率論のリスク管理を教る。
 現在は、マサチューセッツ大学で不確実性科学を研究。


─────────────────

■関連書評■

a. 「やわらかく考える金融工学」土方 薫
【私の評価】★★★☆☆


b. 「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」J・R・チャイルズ
【私の評価】★★★☆☆


c. 「藤巻流「私の個人資産」運用法」藤巻 健史
【私の評価】★★★☆☆


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【私の評価】★★★☆☆(75点)


■ゴールドラット博士の問題解決の
 思考法を岸良さんが解説してくれる一冊です。

 ここで言う正しい問題解決とは、
 全体最適となる解決法です。


■ゴールドラット博士の全体最適思考プロセスは、
 相反する課題を同時解決する道を
 さぐる思考法です。

 たとえば、
 普通の人は、「労働時間が長い」という問題と、
 「収入が少ない」といった問題を
 相反するものと考えます。

 ゴールドラット流では、
 これらを同時達成する方法は、
 本当にないのでしょうか?と考えます。


・解決策を導き出すための質問・・・
 「変える」ことで、「安全を確保する」方法は
 本当にないのでしょうか?(p31)


■いろいろな人の集まる会社の中は、
 部分最適しか考えない人と、
 全体最適を考える人の戦いの場です。

 そして、部分最適で作られた仕事は、
 見方を変えれば宝の山ともいえるでしょう。

 そうした部分最適の考え方を
 本当は破れるのでは、と思わせてくれる一冊でした。


■私の来年の研究のアイデア出しで
 ちょっと使わせてもらおうと
 思いましたので、★3つとしました。

 良い本をありがとうございました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・目覚ましい成果を挙げた先達は、
 一様に高い理想を掲げることの重要性を語る(p154)


・講評のやり方・・・
 『いいところを2つ。欲を言えばのところを1つ』
 見つけることだ。(p181)


▼引用は、この本からです。

全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!
岸良 裕司
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 7619
おすすめ度の平均: 4.5
5 TOC思考プロセスの最新情報が満載
4 理想に近づくための強力なツールの紹介
5 岸良さんの本はホンワカ!
4 つながりによる問題解決へのシフト
5 制約理論の最高の入門書

【私の評価】★★★☆☆(75点)


■著者紹介・・・岸良 裕司(きしら ゆうじ)

 1959年生まれ。
 ゴールドラット・コンサルティング・ディレクター。
 日本TOC推進協議会理事。


─────────────────

■関連書評■

a. 「目標を突破する実践プロジェクトマネジメント」岸良 裕司
【私の評価】★★★★★


b. 「「よかれ」の思い込みが、会社をダメにする」岸良 裕司
【私の評価】★★★★☆


c. 「三方良しの公共事業改革」岸良 裕司
【私の評価】★★★★☆


d. 「過剰管理の処方箋」金井 壽宏、岸良 裕司
【私の評価】★★★★☆


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誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール
野口 敏
すばる舎
売り上げランキング: 18
【私の評価】★★★☆☆(79点)


■接客のプロである野口さんが教えてくれる
 会話のテクニックです。

 女性の接客が多かったようで、
 感情に配慮した会話テクニックが
 中心となっています。


■やはり、話をするなら、
 相手の感情に焦点を当てることで、
 話がより深いところでできるようになるようです。

 これは特に女性においては、
 とても大切なことではないでしょうか。


・「会社をやめたい」と言われたら・・・
 そこにある気持ちに焦点をあてます。たとえば、
 「やめたいくらい嫌なことがあったの?」
 「しんどいの?」(p27)


■同じように話を広げるなら、
 性格がわかるようなエピソードが
 よいようです。

 自分のエピソードを話せば、
 自己開示になるし、そこから
 相手の人柄もかわかってくるというものです。


・話題の広げ方・・・
 性格、人柄がわかるエピソードを話す・・引き出す・・・
 「旅行の話」では「何分前に集合場所に到着する?」(p71)


■会話というのは、万人が知っておくべき技術ですので、
 こうした本をまったく読んだことのない人は、
 一度読んでみてはどうでしょうか。

 本の評価としては★3つとしました。
 良い本をありがとうございます。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「お忙しいですか?」より「お忙しいのでしょうね」、
 「寒かったですか?」と言うよりも、「寒かったでしょう」
 と言ったほうが、会話がスムーズにはじまるでしょう(p106)


・一人ひとりにアイコンタクトをとって、
 一人ひとりの話にうなずいて反応してあげてください。
 彼らは自分が受け容れられたと感じたら、
 あなたを受け容れてくれます。(p206)


・名前を覚えることが相手を大切にすることであり、
 相手に喜んでもらえることであることを強く意識することです。
 ・・・相手の顔を思い浮かべて、名前と一致させるイメージ
 トレーニングを何回もします(p217)


・「それはおかしいよ?」と否定しない・・・
 「あなたは・・・なのですね」という言い方・・・
 「あなたはデート代を半々にしたいのですね」(p227)


▼引用は、この本からです。

誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール
野口 敏
すばる舎
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おすすめ度の平均: 4.0
4 自分が話したいときはどうすれば?
3 価値観によって好みが分かれる
5 良書!
5 沈黙は怖くない
1 "会話の継続=善"ではない

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者紹介・・・野口 敏(のぐち さとし)

 1959年生まれ。きもの専門店に入社。
 1万人以上の女性に接客し、コミュニケーション方法を確立。
 コミュニケーションスクール「TALK&トーク」を開校。
 現在、(株)グッドコミュニケーション代表取締役。


─────────────────

■関連書評■

a. 「話し方のバイブル1」江川ひろし
【私の評価】★★★★★


b. 「後藤芳徳の「モテる!」成功法則」後藤芳徳
【私の評価】★★★★★


c. 「LOVE理論」水野 愛也
【私の評価】★★★★★


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図解 フィンランド・メソッド入門
北川 達夫 フィンランドメソッド普及会
経済界
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


■フィンランドは、経済協力開発機構が実施した
 学習到達度調査(数学、科学、読解)で
 日本が順位を落としていくなかで、
 常に上位を維持しています。

 この学習到達度調査は、
 15歳3か月から16歳2か月の生徒を
 対象としていますので、
 小学校、中学校の教育が
 比較されていると言っていいでしょう。

 では、日本とフィンランドは
 何が違うのでしょうか。


■著者の観察によると、
 フィンランドには教えるツールが
 あるようなのです。

 たとえば、作文は構成を決めて、
 そこにあてはめて書いていく。

 考えるときは、マインドマップ。

 議論のルールを教えて、
 そのうえで話し合う。


・「さあ、カルタを書きましょう!」
 三年生の教室に先生の声が響きます。・・・
 英語でいえば「マインド・マップ」(p28)


■日本とフィンランドの授業は
 それほど違いはないようです。

 ただ、マインドマップで自分の考えの
 フレームワークを作ったり、
 作文の書き方を教えてくれる。

 より社会人対象のセミナーに近いような
 印象を持ちました。

 逆に言えば日本の授業は、
 あまり進歩していないという
 ことなのでしょうか。

 本の評価としては
 ★3つとしました。
 良い本をありがとうございます。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・班活動で作文を書くことのほうが多いようです。・・・
 完成した作文を班員それぞれが読みます。そして、それぞれが
 作文の「いいところ」と「悪いところ」を十個ずつ挙げる(p58)


・議論のルール
 1他人の発言をさえぎらない
 2話すときは、だらだらとしゃべらない
 3話すときに、怒ったり泣いたりしない。
 4分からないことがあったら、すぐに質問する。
 5話をきくときは、話している人の目を見る・・・(p69)


・「ミクシ(どうして?)」
 フィンランドの小学校で、いちばんよく聞く言葉がこれです。
 生徒が発言すると、先生が即座に「ミクシ(どうして?)」
 と聞くのです。(p38)


▼引用は、この本からです。

図解 フィンランド・メソッド入門
北川 達夫 フィンランドメソッド普及会
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5 論理力をつけさせる
5 意外と奥が深かった
5 真の教育とは
5 読みやすくて良い
4 フィンランドは教育注目国

【私の評価】★★★☆☆(78点)


■著者紹介・・・北川 達夫(きたがわ たつお)

 1966年生まれ。
 外務省入省。在フィンランド日本国大使館勤務。
 在エストニア日本国大使館兼勤。帰国後退官。
 現在は、執筆、翻訳、教育活動を行う。
 フィンランドメソッド普及会会長。


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■関連書評■

a. 「ココロでわかると必ず人は伸びる」木下晴弘
【私の評価】★★★★★


b. 「ママのためのシュタイナー教育入門」ドーリス・シューラー
【私の評価】★★★★★


c. 「親を教育する62の方法」中谷 彰宏
【私の評価】★★★☆☆


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