4日本の最近のブログ記事

オフレコ!別冊[最高権力の研究] 小泉官邸の真実 飯島勲前秘書官が語る!
【私の評価】★★★★☆(82点)


■小泉内閣には賛否両論あるようですが、
 結果を見れば、郵政民営化、道路公団民営化、
 靖国神社参拝、訪朝と拉致被害者の帰国と
 結果と筋を通したように感じます。

 マスコミをもコントロールする役人の抵抗を排除しながら、
 こうした実績を残したのは、評価すべきでしょう。


  ・小泉VS郵政官僚の大喧嘩・・・翌年、ドイツの郵政三事業が
   民営化になったんです。これは郵政省が、表に出ないように
   マスコミを規制した。・・・うまくいかないニュージーランドや
   オーストラリアの話を懸命に表に出そうとしていましたね。(p57)


■あちこちに「●●省はひどい」「●●省は・・・」とあり、
 やはり官僚組織との戦いが主戦場であり、
 役人の操縦方法の最終兵器は、やはり( 人事 )だったようです。


  ・政策を実践していくのは官僚だから、官僚を無視できない。
   ・・・官邸に局長級の人事検討会議がありますから、ここで
   人事を握る。閣僚もすべて自分で選ぶ。ダメな閣僚は、これも
   誰にも相談せずに更迭する。(飯島)(p118)


■小泉内閣では、官僚組織に対して
 小泉純一郎、竹内平蔵、飯島勲と
 役者がそろっていたように感じます。

 小泉は目標設定と人事の天才であり、
 竹中平蔵が経済問題の対策を設計し、
 飯島勲が小泉の片腕として実務を進めていくという形です。


■最近、小泉内閣の規制緩和の反動として、
 役所の生き残りをかけた規制強化が進んでいるように感じますが、
 官僚が生き残っても、民間が死んでしまえば同じです。

 この本を読みながら、
 官僚組織をコントロールできる内閣を
 期待するしかないと思いました。
 本の評価としては、★4つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・うちが受け取る政治資金は、・・・ひと口月額2万円なんです。
   ・・・1000社近くが後援会に入って、陳情なしで30年以上
   支えてくれるというのは、これはたいへんなことです。(飯島)(p44)


  ・年金福祉事業団は、99年末に廃止法案が通って、
   01年3月に廃止された。つまり小泉は、厚生大臣になったとたん、
   財政投融資に流れ込む郵貯、簡保、年金という「三本の矢」
   の一本を折った。(飯島)(p158)


  ・北朝鮮工作員の問題も話としてはあったが、断定できない状態だった。
   新幹線のレールに鎖を巻いて転覆を謀った。あるいは鉄橋のボルトを
   相当数抜いて鉄塔が倒れそうになった。(飯島)(p181)


▼引用は、この本からです。

オフレコ!別冊[最高権力の研究] 小泉官邸の真実 飯島勲前秘書官が語る!

アスコム
売り上げランキング: 171405
おすすめ度の平均: 4.0
4 臨場感ある仕上がり
4 小泉政権の日々

【私の評価】★★★★☆(82点)


■著者紹介・・・田原 総一朗(たはら そういちろう)

 ジャーナリスト。1934年生まれ。
 大学卒業後、JTB、岩波映画社、テレビ東京を経て、フリー。
 「朝まで生テレビ」「サンデープロジェクト」など。

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■関連書評■
a. 「小泉官邸秘録」飯島 勲
【私の評価】★★★★★

b. 「日本国の研究」猪瀬 直樹
【私の評価】★★★★★


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日本の真実
【私の評価】★★★★☆(82点)


■大前研一氏の強さは、海外を含めたコンサルタント経験から、
 視野が非常に広いということでしょう。

 歴史的な背景を説明しながら、
 問題を指摘して、こうすればよくなった事例があると
 ベスト・プラクティスを示すことができるのです。

 ・大学の役割・・・「社会人として飯を食べていくために必要なスキル
  を身につける場所」である。・・・大学教育にアカデミックなことなんて
  まったく必要ないし、大学と呼ぶ必要もない。(p117)


■また、役人でもなく、産業界にも属さないため、
 制約のない自由な主張ができることが大きいと思います。

 特に政治については、核武装論、靖国問題の異常さ、
 役人の犯罪についてはっきり主張できるのは、
 しがらみをまったく考慮していないので、気持ちがいいくらいです。

 ・本来なら日本の新聞は、北朝鮮が核ミサイルを配備したら日本は
  どうするべきなのか、という問題を提起しなくてはならない。非核
  三原則は「我が国は核抑止力のない丸腰の国です」と北朝鮮に
  宣言しているようなものである。(p131)


■こうして読んでみると、海外の経験が長く、日本のあり方を指摘し、
 人材の育成に活動する大前研一氏は、現代の福沢諭吉ではないかと
 思いました。

 多くのしがらみから、すぐに実現は難しいのでしょうが、
 現実を直視し、率直に判断するとこうなるのだな、と思いながら、
 ★4つとしました。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・日本政府は強い産業が嫌いである。アメリカが日本の強い産業
  (歴史的には繊維から始まって、テレビ、自動車、半導体・・など)
  が嫌いだからだ。日本政府はアメリカに目をつけられた産業の勢力を
  削ぎ落とすことを自分たちの任務と心得ている(p36)


 ・国の政策や予算を実質的に決定している官僚が私たち国民に
  損害を与えても、日本の現行制度の中では、その責任を問うこと
  ができない。・・・課長以上の公務員はすべて特別背任罪の対象と
  すべきである。(p146)


 ・日本人の大半は知らないようだが、銀行の企業に対する債権放棄は
  法律違反である。・・・銀行の株主は「なぜ、地獄の果てまで追いかけて
  いって取り立ててこないのか」と言うべきである。(p137)


▼引用は、この本からです。

日本の真実
日本の真実
posted with amazlet on 08.03.12
大前 研一
小学館 (2004/06/28)
売り上げランキング: 4025
おすすめ度の平均: 4.5
5 大前流日本人への提言書
3 中庸
4 未来を切り開く為に

【私の評価】★★★★☆(82点)


■著者紹介・・・大前 研一(おおまえ けんいち)

 1943年生まれ。大学、大学院で原子力工学の博士号取得。
 日立製作所を経て、1972年マッキンゼー入社。
 日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。
 1992年に「平成維新の会」を設立。
 1994年マッキンゼーを退職し、「一新塾」
 「アタッカーズ・ビジネス・スクール」を設立。
 数多くの代表取締役、教授職を持つ。著書多数。

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■関連書評■
a. 「考える技術」大前研一、講談社
【私の評価】★★★☆☆

b. 「ビジネス力の磨き方」大前 研一、PHP研究所
【私の評価】★★★☆☆


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ノーフォールト
【私の評価】★★★★☆(88点)


■小説をあまり読まない私があっという間に
 読んでしまった強烈な一冊でした。

 産婦人科医の主人公を通して、
 現在の産婦人科医の現実に、
 自分が直面しているように感じました。

 ・「そうだよなあ、こんなに忙しくて・・・責任は重いし」
  「僕は当直を何とかしてもらいたいね」「君、先月何回?」
  「僕ですか?二十回くらいやりましたよ」「そんなにやったの!」・・(p277)


■産婦人科医が減少しているというニュースを聞いたことがあります。

 その原因は、夜勤による時間外勤務の多さと、
 訴訟リスクの高さだと言われています。

 普通の人ならば、セブンイレブンのような勤務で、
 人の命を預かり、失敗すれば告訴されるような職場を
 選びたいとは思わないはずです。

 ・その病院の先生、よく手術を引き受けてくれたよ。最近は、
  何かあるとすぐ訴えられるから、皆、難しい手術は引き受け
  なくなってきているんだ。・・・(p198)


■産婦人科医が減少しているということは、
 新人よりも辞める産婦人科医が多いということ。

 ただでも悪い産婦人科医の労働条件は、
 どんどん悪い方向に進んでいるわけです。

 ・産婦人科に興味を持つ二十名ほどの学生を前に小演説を行なった時、産婦人科の
  学問としての幅広さと魅力、これからの社会における産婦人科医療の重要性を話した後、
  現状の人員不足を訴えているうちに口惜しさ込み上げて来て、恥ずかしさも忘れ、
  私は学生の前で号泣してしまいました。(p433)


■お産の場面では、人間が人間を生むという神秘的な活動と、
 それを支える産婦人科医の仕事の素晴らしさを感じることができます。

 しかし、その一方で、産婦人科医の労働環境は、
 どう見ても「悲惨」に近い状況としか言いようがありません。

 ・だいたい黒字の大学病院は若手医師にほとんど給料を払っていないんですから、
  研修生みたいな扱いにして・・・研修医じゃないですよ、昨年から臨床研修の
  必須化で研修医は給料がもらえますから。その上、現場で日本の医療を支えている
  連中です。アルバイト収入だけで食っているんですよ。(p348)


■小説としても強烈に読ませてくれる一冊です。
 さらに、産婦人科の現状についても学べますので、一石二鳥ですね。
 ★4つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・私は先日、医療安全講習会に参加したが、弁護士の話を聞いてがっかりしたよ。
  “患者さんにはこういう話をしなさい、そうすれば訴えられない。カルテはこう
  書きなさい、こんな事を書いてはいけません、カルテはいつでも開示されます。
  治療法は患者さんに選択させなさい、そうすれば訴えられる事が少なくなります“、
  そんな話は医療安全ではない。(p326)


 ・理事長!大学病院はまだいいんですよ。三人も当直していて、
  その中にベテランが必ず一人いますから。一般の病院は二年目、
  三年目の医師が一人で当直しているんですよ。もし、今回のケース、
  一般の病院で起こったら・・・(p174)


 ・アメリカではお産一件で百万円くらいかかる、たった二日の入院でね。
  もちろん患者が払う。そのうちの一部、最近では平均約40%分、
  つまり40万円は医師が保険会社に払うほうに回されるってことだ。(p221)


 ・最近はなぜ術前検査で、”出血時間“をやらないのかね?」「そうですね、
  いつの間にか、やらなくなりました。精度が悪いからですかね?・・・
  「教授、それだけじゃありません。だいたい手間のかかる割に保険点数が
  低いんですよ。出血時間測定は十六点、百六十円ですよ、バカにしていると
  思いませんか?(p293)


▼引用は、この本からです。

ノーフォールト
ノーフォールト
posted with amazlet on 08.02.02
岡井 崇
早川書房 (2007/04/18)
売り上げランキング: 1055
おすすめ度の平均: 4.5
4 結末が、ちょっと…
4 現役産婦人科医による渾身の一撃
5 産婦人科医になる決意をさせてくれた本

【私の評価】★★★★☆(88点)


■著者紹介・・・岡井 崇(おかい たかし)

 1947年生まれ。医学博士。
 1973年東京大学医学部医学科卒業。
 東京大学医学部助教授、総合母子保健センター愛育病院副院長等を経て、
 昭和大学病院総合周産期母子医療センター長。

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■関連書評■
a. 「ラストホープ」福島孝徳、徳間書店

【私の評価】★★★★★

b. 「医学常識はウソだらけ」三石 巌、都築事務所
【私の評価】★★★★☆


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千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21)
【私の評価】★★★★☆(84点)


■日本には、創業百年以上の会社が、
 十万社以上あるそうです。

 ところが、日本を除くアジアでは、
 百年以上の会社自体がそれほどないという事実が
 あります。

 ・創業百年以上・・・十万社以上と推定されている・・・日本以外のアジア
  では、まず百年以上も歴史のある店や会社を探すのすら、相当に難しい。
  お隣の韓国には俗に「三代続く店はない」と言われる・・・
  中国には・・・百年以上続いている老舗が何件もある。(p23)


■この背景には文化的なものがあるのでしょうが、
 著者は、その理由として次の2つをあげています。

 まず、日本人が職人を好むことから、
 その職人の技術が、代々受け継がれる可能性が高いこと。

 ・さまざまな分野で、手仕事の稼業や製造業が、親から子へ、
  子から孫へ、孫から曾孫へ、曾孫から玄孫(やしゃご)へ・・・、
  と受け継がれている。・・・“職人”を好む(p31)


■そして、会社を同族内だけで運営するのではなく、
 優秀であれば養子などに経営を任せるなど、
 人事の自由度が高いということです。

 ・華人を含むチャイニーズの企業で、実の長男をさしおいて、養子や
  赤の他人がトップに立つことは、まず絶対に考えられない。・・・
  一方、日本の商都・大阪には「息子は選べないが、婿は選べる」
  という言い習わしがある。(p134)


■日本だけに、十万社もの百年続く企業があるという
 事実に、少し日本人としての誇りがもてました。

 日本人というものを考える一つの視点になると
 思いましたので、★4つとします。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・世界最古の会社はどこにあるのだろうか?・・・
  実はここ日本にある。その会社、いつから現在まで続いているのか?
  ・・・答えは、西暦578年、時代で言えば、なんと飛鳥時代(p19)


 ・三百年も続いてすごいなと思われるかもしれないですけど、
  実際われわれとしては三百年生きてきたという認識は持ってないんですよ。
  それはあくまでも結果ですよね。毎日毎日積み重ねた結果が三百年になったわけ
  でして、それは五百年経ったとしても同じでしょう。(福田金属)(p49)


 ・世界最大のシェアを誇るノキアのケータイにも、エプソントヨコムの
  人工水晶が埋め込まれている。ちなみに、ノキアもまたフィンランドの
  老舗企業で、1865年の設立時は製紙会社だった。(p177)


 ・中国じゃ従業員が、よく会社の品物を黙って持って帰っちゃう。・・・
  会社への忠誠心なんてないんだから。それなのに経済産業省のバカどもは、
  うちら中小企業に『中国に行ったらどうですか』とか、いまだに言ってくる。
  中国に出て裸で帰ってくる人がいっぱいいるっていうのにね。(p172)


▼引用は、この本からです。

千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21)
野村 進
角川書店 (2006/11)
売り上げランキング: 2890
おすすめ度の平均: 4.5
5 老舗は「動」の組織
5 私も前から気になっていました。
5 老舗企業が老舗企業たる所以

【私の評価】★★★★☆(84点)


■著者紹介・・・野村 進(のむら すすむ)

 1956年生まれ78年フィリピンに留学。
 「フィリピン新人民軍従軍記」を発表し、ライターとなる。
 アジア地域、医療、メディアなどの分野で取材、執筆を続ける。
 拓殖大学国際開発部教授。

─────────────────

■関連書評■
a. 「中国の「核」が世界を制す」伊藤 貫、PHP研究所
【私の評価】★★★★★

b. 「華僑 大資産家の成功法則」小方 功、実業之日本社
【私の評価】★★★★☆


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「楽勉力」で子どもは活きる!
【私の評価】★★★★☆(84点)


■メルマガ「親力で決まる子供の将来」発行者の
 親野 智可等さんの一冊です。

 子どもと親が、楽しく勉強できる方法を
 教えてくれます。


■楽しい学習のポイントは、
 ( 勉強 )という形ではなく、
 普通の生活の中に自然と学習効果のあるものを
 入れるということのようです。

 たとえば、地理であれば、
 テレビの近くに地図帳を置いて、
 番組のでてくる場所を地図帳で調べるのです。

 これだけで、かなり
 地球のイメージが膨らむはずです。

 ・テレビのある部屋に地図帳を置いてください。・・・
  テレビでどこかの地名が出てきたら、地図帳でそこを探すのです。
  ・・・テレビには、いろいろな土地が映像つきで出てくる(p127)


■また、学校の授業に出てくることを、
 実際に体験してみるのが効果的です。

 歴史で縄文時代を勉強しているなら、
 土器のある博物館に行ってみる。

 理科で昆虫が出てくるのなら、
 カブトムシを飼ってみる。

 実際に現地で本物を体験するだけで、
 理解度は全く違うものになるのでしょう。

 ・昆虫体験が豊かな子が昆虫の勉強をするとき、
  それは大きな喜び以外の何ものでもないのです。
  昆虫体験のない子が昆虫の勉強をするとき、それは苦痛になる(p33)


■親となると子どもの成績がいやでも気になるものです。

 親であれば、楽しい勉強法を教えてくれるこの一冊は
 必読です。★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「今からカステラを食べるんだ。
  4分の1個と8分の2個のどっちがいいかな?」
  と考える場面でこそ、子どもの頭はフル回転するのです。(p24)


 ・星座カルタを始めてしばらく経ったある日、・・・
  その子は家の庭に出て、「あれがはくちょう座で主な星はデネブ。
  あれがさそり座で主な星はアンタレス」などと、星座や星の名前を
  次々と言い始めたそうです。(p82)


▼引用は、この本からです。

「楽勉力」で子どもは活きる!
親野 智可等
祥伝社 (2006/09)
売り上げランキング: 1881
おすすめ度の平均: 5.0
5 母親の参考書です。
5 楽勉力で子供は活きる!の感想
5 子供への愛情を感じます

【私の評価】★★★★☆(84点)


■著者紹介・・・親野 智可等

 1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
 公立小学校で23年間教師を務める。
 無料メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。
 2006年に退職。著書多数。

─────────────────

■関連書評■
a. 「「プロ親」になる!」親野 智可等、宝島社
【私の評価】★★☆☆☆

b. 「りんごは赤じゃない」山本 美芽、新潮社
【私の評価】★★★★★


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仕事師たちの平成裏起業」溝口 敦、小学館(2006/12)¥580
【私の評価】★★★★☆(88点)


■著者紹介・・・溝口 敦(みぞくち あつし)

 1942年生まれ。
 早稲田大学政経学部卒業。
 暴力団や中国マフィアなどの犯罪組織から宗教、
 食の安全まで丹念な取材で幅広くレポートを発表。
 2003年「肉食の帝王」で講談社ノンフィクション賞受賞。
 「池田大作・権力者の構造」「あぶない食品」ほか著書多数。


─────────────────

●テレビを見ると、振り込め詐欺、高利貸し、
 総会屋、マフィア、カルト集団などで
 生計を立てている人たちがいることがわかります。

 テレビでは「実際の儲けの構造はどうなっているのか?」
 というのはわかりません。

 しかし、この本でわかります。


●振り込め詐欺は、いまも活動しています。

 うまくやれば、金を払った人が
 詐欺に会ったとわからない場合もあるのですから、
 表に出ているのは氷山の一角なのでしょう。

 ・振り込め詐欺・・・警察に捕まっても、吐かない、罪を上に
  及ぼさないと信用できる人間を引き下ろし専門で雇っています。
  この人間に1回20万円くらいずつ、小口で何度も引き出させる。
  (p29)


●消費者金融のグレーゾーン金利は撤廃される方向ですが、
 これで裏金融はさらに儲かるでしょう。

 儲けのコツは、10万円以下の小口で貸すことのようです。
 10万円を踏み倒すために逃げる人は少ないのです。

 ・トイチ金融・・・貸すのは5万から、多くても10万円まで。・・・
  簡単に身元や名前を確かめた後、市販の借用書に署名させる。
  ・・・利息は前払いだから、10万円の貸金でも利息、書類代、紹介料の
  各1万円、計3万円を引き、実際は7万円しか渡さない(p35)


●また、圧力団体で食べている人もいるようです。

 差別撤廃、環境保護など理由をつけて、
 企業・行政組織からお金を引き出すわけです。

 ・暴NPO・・・カネになるのは環境保全と消費者保護だね。
  企業や行政のやっている事業や工事、製品に文句をつけやすい。
  ・・・圧力団体になれることでカネが発生する。(p84)


●その他にも出会い系サイト運営、偽バイアグラ、偽造カードなど
 犯罪の儲けの仕組みがこの本でわかります。

 裏から見ると世の中が見えてくる。
 興味深く読みましたので、★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・保証人提供屋・・・中国人、イラン人は事故率最悪です。当初から
  扱わないようにしてきた。一般的にムスリム、ユダヤ教関係の国が悪く、
  スリランカやミャンマーなど仏教国はそれほど悪くない。
  コロンビアやペルーなど、中南米の国も悪い。(p43)


 ・中国エステ・・・中国エステの内装は中国人の内装屋がやる。
  内装屋は工事に使う材料なんかにカネを出さず、日本の業者が
  道に出している材料をトラックで盗んでくる。だから工事費が安く
  (p132)


 ・ニコイチ屋・・・盗難車に別の車の車検証をつけ、堂々保険も
  掛けられる正規の車に仕立て、安値で販売する。・・・
  車台番号やコーション番号などを打ち替えるわけです(p221)


▼引用は、この本からです。

仕事師たちの平成裏起業
溝口 敦
小学館 (2006/12)
売り上げランキング: 64930
おすすめ度の平均: 4.0
4 もっと斬新さが欲しかったです。

【私の評価】★★★★☆(88点)


■関連書評■
a. 「警察裏物語」北芝 健
【私の評価】★★★★☆

b. 「裁判のカラクリ」山口 宏、副島 隆彦
【私の評価】★★★★☆


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環境問題はなぜウソがまかり通るのか」武田 邦彦、洋泉社(2007/02)¥1,000
【私の評価】★★★★☆


■著者紹介・・・武田 邦彦(たけだ くにひこ)

 1943年生まれ。
 名古屋大学大学院教授を経て、中央大学総合工学研究所教授。
 内閣府原子力安全委員会専門委員。
 文部科学省科学技術審議会委員。


─────────────────

●著者が主張する大きな環境問題のウソは3つです。


●まず、プラスチックのリサイクルです。

 膨大な税金と、分別に膨大な手間がかかっているにもかかわらず、
 実際に再利用されているのはごくわずかというのが
 現実のようです。

 ・ペットボトルの販売量が51万トンなのに、再利用が3万トンである。
  ・・・実にバカらしい。(p18)


●2つめはダイオキシン騒動です。

 実はダイオキシンには、動物実験による毒性評価だけであり、
 人間に対する毒性が認められていないのです。

 それなのに、マスコミ騒動により、
 膨大な税金が焼却炉の更新に使われてしまいました。

 ・報告書を筆者は読み、また驚いた・・・
  「ダイオキシンは人間ではほとんど毒性が認められていない。
  急性毒性としてはニキビが最も重い症状であり、それ以外には
  認められていない。(p87)


●そして、3つめは京都議定書です。

 京都議定書は米国や中国などの発展途上国が
 削減義務を持たないことから温暖化防止に効果はありません。

 効果がないにもかかわらず、
 日本は自分で目標を決め、目標を達成できなければ、
 お金で排出枠を買うという仕組みなのです。

 ・ある国が二酸化炭素を削減する約束をしておきながら、
  実際には二酸化炭素を削減することができない時には、
  二酸化炭素を削減する余裕のある国から削減枠をお金で買取り、
  それを約束に充てることができる・・・お金で問題を解決
  できる(p162)


●結論として、著者はリサイクルや温暖化の環境問題は日本に
 存在しないと断定しています。

 日本は他国に比べゴミを出さない社会であり、
 GDP当たりの二酸化炭素の排出量も少ないのです。

 ・プラスチックのリサイクルに1700億円、家電リサイクルに
  1000億円、さらにリサイクル推進のために2000億円だから
  国民がリサイクルのために余分に支払ったお金は1年間でトータル
  5000億円にもなる。(p42)


●それよりも、資源の枯渇こそが
 環境問題であるということに納得しました。

 石油がなくなれば、リサイクルも
 温暖化も必要なくなるのです。

 都合の悪いことは公表しないという
 官僚とマスコミの性質を再認識する一冊でした。
 ★4つとします。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・ダイオキシンの騒ぎが起こった直後、多くの自治体は
  ごみ焼却炉をお金をかけて改造した。・・・
  国が用意したお金は毎年600億円~1800億円に上った。
  それが10年以上続き、必要もない施設に巨額の税金が投入された
  のである。(p89)


 ・1950年頃には、南極の気温はマイナス49.0度だったが、
  記事が書かれた1984年頃は気温が49.5度まで下がり、
  最近ではマイナス50度に近づきつつある(p117)


 ・日本国民の多くは京都議定書を守ることで地球温暖化が
  改善されると信じているが、それも程度である。1度上がる
  ところを0.993度上がるというのではどうにもならない
  ではないか。つまり、残念ながら京都議定書というのは
  地球温暖化にはほとんど何の影響もない。(p159)

▼引用は、この本からです。

環境問題はなぜウソがまかり通るのか
武田 邦彦
洋泉社 (2007/02)
売り上げランキング: 48
おすすめ度の平均: 4.0
5 良識のある問題提起本として評価できる!
1 この本のようなウソがなぜまかり通るのか
3 何が嘘かは自分で判断すべし

【私の評価】★★★★☆


■関連書評■
a. 「失敗の本質」戸部良一
【私の評価】★★★★★

b. 「日本国の研究」 猪瀬 直樹
【私の評価】★★★★★


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「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ
谷岡 一郎
文藝春秋
売り上げランキング: 3208
おすすめ度の平均: 4.5
4 意図的に統計学を誤用すれば上手に嘘はつける‥という内容。
5 新聞記事の見方が変わる
5 出版するからには意見を言うべきだ。本書はごみを出さない方法論に言及する。

【私の評価】★★★★☆

■著者紹介・・・谷岡 一郎(たにおか いちろう)

 大阪商業大学教授、学長。
 1956年生まれ。慶應義塾大学卒業後、
 南カルフォルニア大学行政管理学修士課程修了、
 同大学社会学部博士課程修了。
 専門は犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査論。
 



●私も常々感じていますが、
 省庁の行う調査、マスコミの行う社会調査については、
 かなりのものが信用できないそうです。

 その原因は、サンプリングのまずさ、誘導質問
 いいとこ取り、印象操作、相関関係の誤解などいろいろな
 ものがあります。


●恐ろしいのは、そうした事実を知らないで
 社会調査の結果とその分析を見て、
 多くの人がそれを信じ、世論が作られてしまうことでしょう。

 ・中立を標榜しながら特定意見を押しつけたり、
  いいとこ取りをして勝手な解釈を加えるという点では、
  朝日も読売もいまだに誘導的な手法が多い。(p49)


●調査での情報操作を防ぐために著者が提案しているのは、

 1 データの公開
 2 チェック機関の創設

 です。しかし、その実現には、
 かなりの時間がかかるでしょう。

 ・公官庁や政府関連団体が集めたデータは一般に公開されない・・・
  仮に一部の学者に分析を依頼する場合でも、「批判はしません」
  という念書をとった上でしかデータを見せない(p31)


●社会調査は操作できるという事実知るために
 必読の一冊です。

 情報があふれる現代だからこそ、一読いただきたいと思います。
 ★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・自分たちの気に入らない法案は、いつも決まって
  「十分な審議がなされていない」状態であり、もっと
  議論を尽くすべきだと主張するが、与党議員による数をたのんだ採決は、
  常に「数の暴力によるゴリ押し」というわけである。(p74)


 ・「週刊朝日」(1999年11月19日号/山口一臣、江畠俊彦)
  によれば、『買ってはいけない』の三人の著者のうち少なくとも二人が、
  自分の関係する会社の製品を売るために他社の製品を批判していたという。
  (p85)


 ・お役人というのは、一度予算がついたものを撤廃しようとは
  まず考えない。昨今は研究費に上限が設けられるようになってきたが、
  そうなると、新しい分野を増やすには他の分野を削らねばならない。
  それがお役人には、どうしてもできないのだ。結果として、
  いくら重要な学問分野であっても、新しいコードは作られない(p98)


 ・日本の社会科学(だけとは限らないが)の世界では、論文は
  「質より量」が重視される。・・・なぜ日本に
  「サイテーション・インデックス」がないのであろうか。(p101)


 ・アメリカで採用している方法の一つに、研究者はその所属する機関
  の許可を得なければ、機関名を名乗って調査はできない、というものが
  ある。(p194)


▼引用は、この本からです。
「「社会調査」のウソ」谷岡 一郎、文藝春秋三笠書房(2000/06)¥725
【私の評価】★★★★☆


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警察裏物語
警察裏物語
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北芝 健
バジリコ
売り上げランキング: 59733
おすすめ度の平均: 3.5
1 内容が薄い
3 ひまつぶし
3 警察官も人の子
【私の評価】★★★★☆81点


■著者紹介・・・北芝 健(きたしば けん)

 元警視庁刑事。刑事警察や公安警察に所属していた。
 現在は犯罪学者として日本社会病理研究所主任研究員。
 空手6段。修道館館長。


●最近、テレビ番組に出演されている元刑事、
 北芝 健さんの著作です。

 元警視庁刑事だけあって、実際の警察組織の裏側を暴露していて、
 ここまで出して大丈夫?と思ってしまう内容です。


●まず、警察官の不満はというと、勤務時間の長さです。

 犯罪は24時間休むことを知りませんので、
 犯罪を追いかける警察は、24時間対応が求められています。

 ・アメリカの警察官の勤務状況は八時間勤務の三交代制・・・
  ところが日本の警察は、ひどいところは三日に一回の徹夜勤務に加え、
  さらに「非番勤務」と称して徹夜労働が入る。(p157)


●次が、給料の少なさです。

 給料が少ないうえに、捜査で使った費用が
 経費として認められない(現在は月1万円の枠がある)状況で、
 よく仕事をしているものだと感心してしまいます。

 ・今では月一万円の捜査用報償費が認められているが、
  私の現役時代は、というか、数年前まで捜査費は経費として
  一切認められていなかった。(p105)


●そのような過酷な労働環境で、日夜、治安維持のために
 苦労している警察の敵は、犯罪者だけではありません。

 書類送検しても、検察が起訴しなければ
 検挙率はどんどん下がってしまうことになります。

 ・検察官たちがもっとも嫌うことは、なによりも法廷で黒星を
  つけられることだ。・・・検察官が取り扱おうとしない事件は
  膨大な数にのぼっている。・・・「検察官が犯罪を減じ滅する
  流れを遅らせている部分もある」といってもいい過ぎではない。
  (p221)


●かなりHな内容も多かったのですが、笑える一冊となっています。

 日夜、日本の治安を守っている警察官の睡眠不足と薄給が改善される
 ことを祈って、★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・警察の中にも(創価)学会員がいることは資料的に判明しているが、
  それを公言するのははばかられている。捜査活動に圧力がかけられる
  のも実は学会がらみの事件がことのほか多い、とは現場の最前線
  捜査員よりも上層部に位置するものたちの言だ。(p93)


 ・キャリア警察官の中でも出世するやつが必ず経験するポストがある。
  それが「捜査ニ課長」だ。捜査二課というのは知能犯や選挙違反捜査を
  担当するところで、このポストを努めるということは、政治家の
  急所を握ることになる。(p151)


 ・取り調べを進めていくと、新聞社の社員たちが居直り始め、
  ある中年社員が居丈高になり、刑事課長に噛み付き始めた。
  「われわれにこんな扱いをして、タダでは済まないぞ。・・・」
  もし、この賭博に巨大メディアの社員がいなければ、まちがいなく
  「賭博現行犯」で立件されたはずだ。(p232)


 ・暴力団抗争事件や大物政治家が絡んだ疑獄事件では、・・・
  口封じとして殺されてしまったとしか思えないようなことが
  しょっちゅう起きている。(p224)


▼引用は、この本からです。
警察裏物語」北芝 健、バジリコ(2006/5)¥1,260
【私の評価】★★★★☆81点


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日本の「戦争力」
日本の「戦争力」
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小川 和久
アスコム
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おすすめ度の平均: 4.0
5 ファクト&フィギュア(事実と数値データ)で説得的!
3 平和主義国家日本であるために
4 日本の安全保障の指南書

【私の評価】★★★★☆

■著者紹介・・・小川 和久(おがわ かずひさ)

 1945年生まれ。中学卒業後、陸上自衛隊生徒教育隊に入隊、
 同航空学校を修了。同志社大学神学部を中退後、
 「日本海新聞」「週刊現代」の記者を経て、1984年に
 軍事アナリストとして独立。
 危機管理総合研究所を主宰。著書多数。




●軍事関係ならテレビでおなじみの小川 和久さんの一冊です。

 いつも論理的に破綻のない分かりやすい主張をされる
 小川 和久さんですが、この本も分かりやすい一冊になっています。


●この本では、いかに自衛隊が他国を侵略する能力がないか、
 具体的に説明されています。

 自衛隊というものは、アメリカ軍をサポートするためにあるものであり、
 逆に言うとアメリカ軍とセットで最強の軍隊となるわけです。

 ・自衛隊にはパワー・プロジェクション(戦力投射)能力がまったく
  欠落している。数十万の陸軍を海を越えて上陸させ、戦争目的を
  達成できるような構造を、もともと持っていない軍隊なのだ。(p55)


●また、防衛庁が防衛省になりましたが、安全保障の観点では、
 情報収集を行う危機管理庁の必要性を主張しています。

 昔から「情報」を重要視しない日本の弱点を
 危惧されているようです。

 ・まず国の安全を図るための組織を以下のように作り上げてほしい。
  ・・・基本的に防衛庁(自衛隊)と危機管理庁の二本柱で構成される
  と考えてほしい。そして、両者にまたがる情報活動やテロ対策のような
  重要案件は、首相直属の国家安全保障会議が統括する。(p16)


●防衛庁が防衛省になり、北朝鮮のミサイルが飛んでくるご時勢で、
 日本の防衛はどうなっているのだろう?と疑問に思う人に
 お勧めの一冊です。

 アメリカ抜きでは語れない日本の防衛がわかる一冊でした。
 ★4つとします。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・新聞であれ、テレビであれ、官僚であれ、学者であれ、北朝鮮の脅威を
  いたずらに騒ぎ立てる者は、北朝鮮の軍事的な脅威を軽減させるか
  抑止するための具体的な議論をともなわない限り、「北朝鮮の手先」
  同然だということです。(p230)


 ・日本は島国・・・敵がどこから上陸するかを問わず、上陸した敵の裏を
  かいて味方を逆上陸させる能力が必要です。・・・全輸送艦艇がフル稼働
  しても1度に約1万2000人しか運べず、島嶼国家としての作戦能力はないに
  等しい・・・海上自衛隊は、アメリカと組んで始めて完全な能力を
  発揮するわけです。(p49)


 ・米海軍が日本に置いている燃料は、アメリカ本土以外では世界最大規模だ。
  米陸海空軍と海兵隊が日本に置いている弾薬も、アメリカ本土以外では
  世界最大だ。日本にある通信傍受施設も世界最大級なのだ。(p101)


 ・日本で米軍が事件や事故を起こすと、アメリカはただちに最高の顔ぶれで
  謝罪する。ほかの同盟国ではありえないことだ。日本に代わる同盟国が
  存在しないからで、アメリカの謝罪は、彼らから見た日米同盟の重要性を
  象徴している。(p123)


▼引用は、この本からです。
日本の戦争力」小川 和久、アスコム(2005/11)¥1,680
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