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中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義
【私の評価】★★★★☆(87点)


■40歳になってわかることは、
 実は世の中とはシンプルな考え方によって
 動いているということです。

 本書は、複雑に見える国際関係を
 国家指導者の視点で簡単に説明してくれます。


■まず、すべての前提として、
 アメリカは最強の軍事国家であり、かつ
 ドルという基軸通貨(国際通貨、世界通貨)を持っているということです。

 そして、そのドルはアメリカの貿易赤字により、
 長期的には価値が下がってきており、
 もしドル体制が崩壊すれば、アメリカも崩壊することになります。

 ・頭の片隅に、次の言葉をとどめておいてください。
  「アメリカは、ドル体制に挑戦する国があれば、
   軍事力を使ってでもそれを阻止する(p64)


■そして、ドルが弱くなるなかで、
 中国という巨大な国家が経済発展によって、
 エネルギー消費量を増やし、
 軍事力を強化しているとう現実があります。

 米国が中国との紛争は必至と考えても
 不思議ではありません。

 ・もし中国のエネルギー消費量がアメリカ並みになれば、
  この国は世界の生産能力を超える石油を必要とするようになる。・・・
  中国がアメリカとの紛争は必至と考えても不思議ではないし、
  それに備えていると思われる。(p90)


■著者の北野さんの助言は次のとおりです。

 1 アメリカがイランを攻撃する前に、憲法改正はしない。

 ・イラン情勢がクリアになるまで、憲法を改定するべきではありません。
  なぜでしょうか?・・・アメリカがイランを攻撃する・・・
  第一に、日本は国連を無視する悪者になる。
  第二に、日本は10億人のイスラム教徒を敵にまわすことになる。(p230)

 2 日中紛争を避けるために日中のパイプを太くする。

 ・アメリカがやろうと思えば、日中をぶつけることは
  難しくないのです。それで、両国疲弊したところを見計らい、
  北京を攻略。親米傀儡政権を樹立し、ドル圏にとどめる。
  ・・・日本は・・・中国とのパイプを今から再強化させておく
  必要があります。(p236)


■新聞、テレビのニュース、討論番組ではまったく理解できない
 国際情勢が、この一冊で見えてきます。

 これまでの予想的中率からも、この本を読めば、
 テレビ・新聞は見る気になりません。
 ★4つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・石油がなくなる日・・・いつ枯渇するのでしょうか?
  これは、はっきりわからないのです。・・・
  アメリカの確認埋蔵量は約300億バレル。・・・
  BPの予測では11年後に同国の石油は枯渇する。(p81)


 ・イラク攻撃の理由を、先のアメリカの戦略に沿って見てみましょう。
  1 ドル体制の防衛・・・
  2 石油利権の独占・・・
  3 中国封じ込め・・・(p102)


 ・ロシア人エリートのアメリカ観、中国観を一言で言うと、
  「アメリカを憎み、中国を恐れる」となります。・・・
  ロシアにとって理想的な状況は、
  アメリカと中国が戦って共に没落すること(p119)


▼引用は、この本からです。

中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義
北野 幸伯
草思社
売り上げランキング: 2320
おすすめ度の平均: 4.5
5 大人は当然。子供にも読ませたい一冊
5 補助線
4 こういう斬り方もあるでよ
5 日本は生き残れるか
5 5★「わかりやすい世界情勢」帯に偽りなし。視野が拡がる快感!!

【私の評価】★★★★☆(87点)


■著者紹介・・・北野 幸伯(きたの よしのり)

 1970年生まれ。国際アナリスト。
 ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学卒業後、
 プーチン大統領の元ブレーンとともに
 日露ビジネスコンサルティング会社IMT設立。
 1999年からメールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」を発行。
 イラク戦争、北朝鮮情勢、次はイランなど次々と予測を的中させる。


─────────────────

■関連書評■
a. 「ボロボロになった覇権国家」北野 幸伯、風雲舎
【私の評価】★★★★★

b. 「中国の「核」が世界を制す」伊藤 貫、PHP研究所
【私の評価】★★★★★


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地球を斬る
【私の評価】★★★★☆(80点)


●この本は、鈴木宗男氏と共に外務省から排除された
 佐藤優氏が、分析官の視点で国際情勢を解説した一冊です。

 佐藤優氏は、すでに外交の舞台では一度死んでいますので、
 本音の話が多いと感じました。


●外交、諜報の世界において本当の情報は、
 なかなか見えてきません。

 なぜなら、新聞、テレビ、雑誌などのマスコミは、
 プロパガンダの一部だからです。


●ただ、諜報の世界でも、七、八割は公表されている情報を
 集めて分析することから得られているらしいので、

 世論操作の手段である新聞などの論評(意見)は無視して、
 その事実だけを確認・分析することで、
 ある程度の事実が見えてくるはずです。


●例えば、イギリスでロシア連邦保安庁(FSB)の元中佐
 リトビネンコ氏が放射性物質で暗殺されましたが、
 この真相は永遠にわからないと思われますが、
 事件をどう見るかということは大切だと思います。

 ・諜報業界での暗殺は現在も交通事故、自殺の形で
  処理されることが多い。薬物暗殺などという、確実に捜査に
  発展するような手法は避ける。(p201)


●表面的、感情的になりやすい外交・国際関係について、
 一つの視点を与えてくれる良書だと思います。
 新聞を毎日読んでいる人にお薦めします。★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「領土問題とは、日本固有の領土が外国に不法占拠されている状況を本来
  の状態に戻す」ことだ。従って、日本が実効支配している尖閣諸島を巡る
  領土問題は存在しないのである。・・・中国が尖閣諸島やその周辺のガス田
  開発について何か言ってきても、難癖の類として一切無視することだ。(p49)


 ・北朝鮮が日本に対するテロ攻撃を仕掛ける場合、
  貯水池、原発、新幹線などが標的になるのは明白だ。
  十分な対策をとるべきだと思う。(p236)


 ・インテリジェンスの世界で常識になっているイランと北朝鮮の
  大量破壊兵器(核兵器、弾道ミサイル)分野での協力についての
  問題意識が日本外交においてはあまりに稀薄である。・・・
  日本外務省はなぜかイランに対して甘い。(p91)


▼引用は、この本からです。

地球を斬る
地球を斬る
posted with amazlet on 07.08.14
佐藤 優
角川学芸出版 (2007/06)
売り上げランキング: 331
おすすめ度の平均: 4.5
5 外交・国際関係の裏(真)の部分が分かります
3 私は春秋左氏伝の注釈として読みました
5 教養本

【私の評価】★★★★☆(80点)


■著者紹介・・・佐藤 優(さとう まさる)

 1960年生まれ。1985年同志社大学大学院修了。
 ノンキャリアの専門職員として外務省入省。
 在ロンドン大使館、在モスクワ大使館勤務を経て、
 本省国際情報局分析第一課勤務。
 2002年背任容疑で逮捕。偽計業務妨害容疑で再逮捕。
 2005年執行猶予付き有罪判決を受けて控訴、棄却され、
 現在、最高裁に上告中。

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■関連書評■
a. 「ボロボロになった覇権国家」北野 幸伯
【私の評価】★★★★★

b. 「中国の「核」が世界を制す」伊藤 貫
【私の評価】★★★★★

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インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

【私の評価】★★★★☆(85点)


●情報(インテリジェンス)の世界で注目をあびる
 元外交官とジャーナリストの対談です。

 諜報についてはほとんどテレビや新聞では
 書かれませんので、興味深く読みました。


●まず、トヨタで設計データを盗んだ企業スパイがいたように、
 あらゆる国家が情報を集めているのが現実です。

 日本でも政治家の盗聴事件などがときどき
 表に出ますが、これは氷山の一角なのでしょう。

 ・ありとあらゆる都市で、ほとんどの要人の電話は盗聴されている
  と考えたほうがいい。例外はワシントンだけでしょう。あそこの電話を
  盗聴していると、すぐに逆探知されてしまう(佐藤)(p18)


●そのネットワークは、政治家、官僚、民間企業、ジャーナリスト・・
 あらゆるところで活動しているようです。

 ・上海の総領事館が中国当局から脅迫されて自殺したなら官邸に
  報告して然るべきなのに、それもしない。・・・弱みを握られて
  いるヤツが外務省幹部にいるんでしょうね(佐藤)(p156)


●佐藤氏の持論は、経済力に応じたインテリジェンス能力を
 日本は持っているものの、それを生かしきれていないというものです。

 日本には、仕事を中断して、勉強する、充電する
 といった仕組みが少なすぎるのです。

 日本の能力を生かしきるためには、
 人材育成の仕組みが必要であるというのがお二人の結論でした。

 ・ジャーナリストになると、夜討ち朝駆けで疲弊していく。
  充電する機会がほとんどない。(手嶋)(p201)


●この本自体がお二人の工作活動の一つかもしれませんので
 鵜呑みにはできませんが、知らない世界があることは
 よくわかりました。

 日本でも専門の対外情報機関を作ろうという話もありますので、
 この関係の勉強もしていきたいと思います。
 ★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・ヴァチカン市国は、隠れた情報大国です。・・・その
  インテリジェンス能力にはいまも侮りがたいものがある。(手嶋)
  ヴァチカンは怖いですよ。・・・モスクワでもすごい仕事を
  していますし。(佐藤)(p89)


 ・私はロシアの仕事をしていたとき、日商岩井と三井物産を非常に
  重視していました。この二つの商社には、それぞれ基本哲学
  があります。(佐藤)(p20)


▼引用は、この本からです。

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)
手嶋 龍一 佐藤 優
幻冬舎 (2006/11)
売り上げランキング: 829
おすすめ度の平均: 4.0
3 褒めあい
4 国際諜報小説を読みふけるような面白さだが、現実世界の出来事となると、、、。
5 ■日本の外交の二人の巨塔による傑作!

【私の評価】★★★★☆(85点)


■著者紹介・・・手嶋 龍一

 外交ジャーナリスト、作家。
 NHKワシントン特派員として「たそがれゆく日米同盟」「外交敗戦」
 を執筆。ハーバード大学国際問題研究所、ドイツのボン支局長、
 ワシントン支局長を経て、2005年独立。


■著者紹介・・・佐藤 優

 英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、その後在ロシア日本大使館勤務。
 モスクワ国立大学哲学部で弁証法神学を講義。
 2002年、背任と為計業務妨害の容疑で逮捕され、現在起訴休職中。


─────────────────
■関連書評■
a. 「日本軍のインテリジェンス」小谷 賢、講談社
【私の評価】★★★★★

b. 「CIAは何をしていた?」ロバート・ベア
【私の評価】★★★☆☆


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天使と悪魔 (上)
天使と悪魔 (上)
posted with amazlet on 07.05.02
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店 (2006/06/08)
売り上げランキング: 1829
おすすめ度の平均: 4.5
4 欧州旅行のお供にぜひ
5 とりたてて凄いというわけではないけれども。。。
3 エンタテイメント小説の雛形

【私の評価】★★★★☆


■著者紹介・・・ダン・ブラウン

 フィリップス・エクセター・アカデミーを経て、アムハースト大学を卒業。
 母校フィリップス・エクセター・アカデミーの英語教師を勤めながら作家業を開始。
 2003年に発表した小説『ダ・ヴィンチ・コード』が大ベストセラーとなる。
 父は数学者、母は宗教音楽家。妻は美術史研究者で画家。


─────────────────

●スイスの科学研究所において一人の科学者が
 目をえぐられた変死体として発見されます。

 その胸には「イルミナティ」という反キリスト教の
 秘密結社の名が焼印されていました。


●イルミナティを研究していたラングドン教授が召集され、
 亡くなった科学者の娘と一緒に、その科学者の死の秘密を
 追うことになります。


●そして、調べてみると、その科学者が開発していた
 反物質を利用した大量破壊兵器が紛失しており、
 その反物質はローマのバチカン市国に隠されているという・・・。

・・・・・

●ストーリーは「ダ・ヴィンチ・コード」と同じような流れですが、
 「ダ・ヴィンチ・コード」よりハリウッド映画のような
 アクションがあって楽しめました。


●この本の舞台はイタリアのローマ。
 一度、ローマを訪れた人にとってはワクワクし、
 これから訪れる人にとっては、観光ガイドとなる一冊でしょう。


●前作の「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台はフランスのパリ。
 「次はアメリカかな」と家内と軽口をたたいていたら、
 本当にアメリカのワシントンDCが舞台だそうです。乞うご期待ですね♪

 一気に読めましたので、★4つとします。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・はるか昔から・・・この教会は神の敵と戦ってきました。
  あるときはことばで。あるときは剣で。
  それで今日まで生き残ったのです。(下 p252)


 ・ヴァチカン全体が要塞なのは、カトリック教会の資産の
  半分がその城壁の内側に隠されているからだよ・・・
  絵画に彫刻・・・宝石や書物・・・ヴァチカン銀行の金庫には
  金塊や不動産証書が眠っている。(上 p277)


▼引用は、この本からです。
天使と悪魔(上・中・下)」ダン・ブラウン、角川書店(2006/06)¥620×3
【私の評価】★★★★☆


■関連書評■
a. 「ローマ人の物語〈21〉危機と克服
【私の評価】★★☆☆☆

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外交敗北――日朝首脳会談の真実
重村 智計
講談社
売り上げランキング: 3910
おすすめ度の平均: 4.5
5 日朝共同宣言は、第二の日ソ中立条約である。
5 「工作」国家と対峙していることへの無自覚
4 北朝鮮相手に元々外交は無理だが...

【私の評価】★★★★☆


■著者紹介・・・重村 智計(しげむら としみつ)
 
 1945年、中国に生まれる。大学卒業後、1971年毎日新聞社入社。
 1979年から85年までソウル特派員。
 1989年から94年までワシントン特派員。
 帰国後、毎日新聞論説委員を経て、早稲田大学国際教養学部教授。


●北朝鮮問題となると必ずテレビに出てくる重村教授の著作ですが、
 テレビでは言えないことがこれだけあるのか!と驚きました。

 テレビのニュースを見るだけではわからない、
 北朝鮮問題の真実が明らかにされています。

 ・1990年までは、外交に権限も責任も持たない野党の政治家が、
  北朝鮮の手先としての役割を果たした。それ以降は、自民党の
  政治家が北朝鮮の利権にむらがった。(p246)


●まず、1990年までは、社会党を中心とした野党が、
 北朝鮮工作の手先として活動し、

 1990年代には、金丸信を中心とする自民党議員が、北朝鮮から
 資金提供を受け、動いていたことをほのめかしています。

 ・村山訪朝団の合意に従い、直ちに十万トンのコメが支援された。
  その後、さらに五十万トンのコメ支援をした。だが、拉致問題は
  まったく解決しなかった。五十万トンのコメは、一千億円を超える
  金額になる。コメ支援を決定したのは、当時の河野洋平外相であった。
  (p124)


●北朝鮮に反対の立場を取れば、自分の身が危険になり、
 北朝鮮に賛成する立場を取れば、利権にからめるならば、
 安易なほうを選択したくなる気持ちもわからないではありません。

 ・「・・・私はも限界ですよ。幹部に目を付けられていて、飛ばされそう
  ですよ。朝鮮総連が名指しでいやがらせをするから」
  (テレビ朝日で、長い間拉致問題を追いかけてきた芳沢茂雄記者)(p238)

●先の小泉首相の訪朝では、結果的に日本から一銭も資金を提供せずに
 一部の拉致被害者を取り戻すことができましたが、

 一歩間違えば、犯罪国家北朝鮮を経済支援することになるだけでなく、
 北朝鮮の核問題、偽札造り、麻薬犯罪を敵視する米国との関係が
 決定的に悪化した可能性があったようです。

 ・米国は北朝鮮を「悪の枢軸」「独裁国家」「核拡散の元凶」「犯罪国家」
  と明言している。日本が国交正常化に踏み切れば、「共通の敵」と
  「共通の価値観」は、一瞬にして失われる。・・・日本は独裁・犯罪
  国家を支援したことになる。(p221)


●米国と( 価値観 )を共有するグループにしてみれば、
 北朝鮮の核問題と犯罪行為、拉致問題が解決しなければ、
 資金を北朝鮮に出すことはできないと考えます。

 しかし、北朝鮮との( 関係 )を重視するグループは、
 できるだけ早く国交正常化し、資金協力をしたいと考えます。

 一般庶民の感情としては、犯罪国家に金をやるのは、
 おかしいと考えるのが普通ですが、そう考えないグループがあるのは、
 何らかの見返りがあるのかもしれません。

 ・安倍副長官と中山参与は、北朝鮮に戻すべきではないと主張した。
  アジア大洋州局長は、五人を北朝鮮に戻すよう主張した。五人の
  人生よりも、X氏との個人関係を重視したのである。・・・
  彼は「日朝間の信頼関係が崩れてしまう。日朝協議ができなくなる」
  と主張したという。(p156)


●日本が安倍首相を選んだということは、
 核問題、拉致問題が解決しなければ北朝鮮への経済協力はないという
 米国と同じ価値観を選択したということでしょう。

 拉致問題を利用して、日本から金を出させ、日米関係を崩壊させるという
 北朝鮮の工作は、もう一歩のところで失敗したことになるわけです。


●実は、小泉首相の訪朝は、国家としての綱渡り状態だったようです。

 米国との関係・・・北朝鮮の工作活動・・・マスコミ・・・
 拉致問題・・・外務省・・・官邸・・・国会議員。
 こうした国家外交の力学は、テレビでは全くわからないことです。

 ちょっとでも北朝鮮に興味のある人なら、読んでみてほしい一冊です。
 限りなく★5に近い★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・外交官は「ウソをつかない」ことが、原則である・・・
  日朝首脳会談の立役者とされたアジア大洋州局長は、取材記者の間で
  「平気でウソをつく外交官」と言われた。新聞記者がウソを責めると
  「外交官は、国益のためにウソをついてもかまわない」と言った、
  という逸話を残している。(p116)


 ・外務省高官の中には、「六ヶ国協議で拉致問題なんか、恥ずかしくて
  議論したくない。もっと大きな問題がある」と、取材記者に語る
  外交官もいる。ウソではない。(p228)


 ・日本の外交記事は政治部の記者が書いている。政治記者には、国際政治
  の現場で取材した経験はない。・・・日本の新聞は、国際事情を知る
  外信(外報)記者に外交記事を書かせない。だから、外交記事は
  政治家や官僚の宣伝記事になりかねない。・・・アメリカの新聞は、
  外交記事を海外特派員経験のある専門記者に書かせている。(p260)



▼引用は、この本からです。
外交敗北」重村 智計、講談社(2006/7)¥1,680
【私の評価】★★★★☆


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日本人と中国人―なぜ、あの国とまともに付き合えないのか
イザヤ・ベンダサン 山本 七平
祥伝社 (2005/01)
売り上げランキング: 18,655
おすすめ度の平均: 5
5 日中関係に於ける日本側の問題点
5 これからの300年も古くならない、ああ、山本七平氏

【私の評価】★★★★☆


■著者紹介・・・山本 七平

 1921年生まれ。青山学院高商学部卒。戦時中は、砲兵少尉として
 フィリピン戦線を転戦。戦後、山本書店を設立し、聖書、ユダヤ系の
 翻訳出版に携わる。著書多数。

●日本人は信用できない、理解できないという外国人が多いようです。

 私は、日本人ほどお人好しで、正直な国民はいないと思うのですが、
 これはどこから来るのでしょうか。

 それにはまず歴史をさかのぼる必要があるでしょう。

●この本は、1972年に書かれたもので、
 この年に、日中国交正常化が行われています。

 そしてその陰で、日本と台湾の間で締結されていた日華平和条約は
 一方的に破棄されました。

 ここで著者は、日中国交正常化は、
 日本人の特性を理解した中国の上手な世論操作と、
 原則よりも空気に流される日本人の特性が出ているとしています。

 ・では一体秀吉はなぜ朝鮮に攻め込んだのか?・・・
  日本がなぜ中国に進攻し、どういう理由で南京攻略をやったのか?
  なぜ真珠湾を攻撃したのか?なぜ田中首相と新聞記者の大群が北京へ
  飛んだのか?・・・外相の一片の声明で日華平和条約を破棄しても
  一言の反論も疑問の提示も起こらぬのか?(p171)

●こうした日本人の特性は、歴史において
 多くの理解不能の出来事を引き起こしているのですが、
 その一つに、虐殺の真偽について話題の多い、
 日中戦争における南京攻撃があります。


●著者は、南京攻撃の本質の問題として、
 日本が中国に提案した無条件降伏ともいえる提案について、
 中国が受諾することを12月8日に確認したのに、
 12月10日に南京城総攻撃を開始したことが理解不能としています。

 ・南京事件に関する「虚報」と、事件の本質との関係・・・
  「ポツダム宣言に等しきものを提示しておいて、相手がそれを
  受諾すると通告したら、提示した本人がいきなり総攻撃を
  開始した」というこの問題の「核」ともいうべき事実(p48)

●つまり、強盗に「金を出せ」と言われたから金を渡したら、
 殺されてしまった、というようなわけです。

 そして、南京陥落を称える当時の新聞の論調などから
 南京攻撃は当時の国民感情からきたものであると分析しています。

 ・近衛公の手記に「とかく我国の外交論には感情論が多い」という
  嘆息がある。・・・「評論家」であるべきはずの新聞が、逆に
  「感情」の代言者となった。それは南京陥落を報ずる新聞の狂態
  ぶりによく表れている。(p45)

●こうした日本人の原則のなさは、「人の命は地球より重い」
 (実際は地球のほうが重いのですが・・・)
 といった理由で、法律を曲げてでもハイジャック犯の言いなりに
 なってしまうという事例にも表れていると思います。

●やや難しい本ですので、二度読み返しましたが、
 日本人の特徴である、感情が原則よりも優先してしまうという欠点を
 十分にかみ締めることのできる一冊だと思います。
 ★4つとしました。


PS:山本 七平氏を本のソムリエ認定優良作家に追加しました。
優良作家⇒ http://www.1book-day.com/books-writer.htm

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・琉球は「両属の国」である。しかし日本は廃藩置県と同時に、
  これを一方的にまず鹿児島県へ編入した。・・・[1880年]
  に出来上がった協定は「沖縄分割案」で、それでは宮古・八重山
  両群島は中国領であって日本領ではない。日本側はこれを承認し、
  中国側は拒否した。・・・こういう問題を、何らかの機会に法的に
  決着をつけておかないのは、日本の「悪しき伝統」の一つかも
  しれない。(p263)


 ・理念としての「中国」と現実に中国大陸を支配している「中国」
  との二重映像が、絶えず日本人を躓かせるのであって、明治以降の
  日中交渉史は、実にこの躓きの歴史である。日本人は絶えず
  「中国に裏切られた」と感ずる。(p103)

▼引用は、この本からです。
「日本人と中国人」山本 七平、祥伝社社(2005/1)¥1,000
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■著者紹介・・・林 建良

 1958年台湾生まれ。1987年交流協会奨学生として来日。
 東京大学医学部博士課程を修了。栃木県で医療に携わる傍ら、
 世界台湾同郷会副会長、台湾団結連盟日本代表。

●著者は、奨学生として来日し、
 台湾で学んだ日本と、実際に生活して感じた日本に
 大きな格差があることに驚きます。

 ・私個人は、1987年(昭和62年)四月一日、28歳のとき
  初めて日本に来た。・・・私は台湾の教育で教えられてきた邪悪な
  民族が果たしてこのような美しい文化を持つことができるのだろうか、
  と反日教育に疑問を抱くようになった。(p72)

●中国で反日教育が行われていることは周知の事実ですが、
 親日的な台湾でも反日教育は行われていたのです。

 ・私が台湾で教えられた日本人像をひと言で言えば、「残虐かつ残忍な
  日本人」であり、逆に「平和を愛し、寛容な中国人」という比較
  だった。日本に来て初めて、それがまったく逆だったことを知った
  次第だ。(p89)

●台湾でこのような反日教育が行われていながらも、
 これまで台湾が親日的であるのは、日本統治時代を過ごした人たちが、
 日本人の本当の姿を家庭で伝えてくれたからでしょう。

 しかし、日本の台湾統治時代の世代がこの世を去れば、
 台湾も中国のように反日となる可能性があります。

●現在、中国共産党は「一つの中国」という戦略のもと、
 台湾を統治下に置こうとしています。

 ・中国は膨張主義の国である。・・・チベット、東トルキスタン
  (新疆)、内モンゴルなどに人間を意図的に移住させ、侵略の
  既成事実化を図っている。(p174)


●そのために、親中派の育成、マスメディアへの浸透、
 情報管理、プロパガンダなどあらゆる手段を駆使して
 一つの中国という中国共産党の方針を既成事実化しようとしています。

 ・日本には親中派と呼ばれる中国寄りの存在があり、日本を解体
  しようとする勢力がある。この状況は台湾とよく似ている。
  台湾にも親中派が存在し、台湾を解体して中国と統一しようと
  する勢力がある。台湾も中国の「トロイの木馬」作戦で日本と
  同じように苦しんでいる。(p200)

●中国共産党が、日本を「軍国主義復活、アジア平和への脅威」などと
 日本人には理解できないような批判をするのも、
 そうした背景が理解できれば納得できるでしょう。

 ・中国の願望は日本を永久に非武装化し、自国の軍事力拡張計画に
  対抗できないようにすることである。だからこそ、中国はメディア
  を駆使し、あるいは国際会議の場において、何度も「アジア諸国は
  日本の不戦の公約などを決して信用してはいけない。日本は平和への
  脅威である」と力をこめて説いているのだ。(p250)

●ナチス宣伝相ゲッペルスは「嘘も百回言えば本当になる」と言いましたが、
 100回言えば台湾は中国のものになるのです。

●私は、各国が自国の信条に基づき工作を行うことを批判する
 つもりはありません。

 問題は、日本人が、アメリカの影響下にある日本を選ぶのか、
 中国共産党の影響下にある日本を選ぶのかということです。

 ・(台湾の)中国人は麻薬、拳銃、強盗、殺人と、あらゆる犯罪の
  請負人になっており、売春婦にいたってはほとんどが中国人に
  独占されているのが現状だからだ。(p176)

●カザフスタンは旧ソ連の支配下にありましたが、
 共産主義ということで、生活は不幸だったようです。

 日本はアメリカの支配下に入りましたが、
 賛否はあるでしょうが、先進国の仲間入りを果たしています。
 幸い自由もあります。

 では中国はどうかと言えば、
 中国人でさえ、中国共産党を望んでいないようです。

 ・中国の知識人から一般庶民に至るまで、人生最大の目標の一つは国を出る
  ことなのだ。国を捨てることなのである。中国人にとって、中国という
  ところはほとんど未来のない居場所で、とにかく中国を捨てて出たい
  のである。(p28)


●台湾で育ち、日本で学んだ著者だから分かること
 があると思います。

 中国という国の一面を理解するために良い本だと思います。
 ★4つとしました。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・臓器移植には最初から最後まで中国政府が深くからんでいる。・・・
  移植手術をおこなっている中国の病院のほとんどが人民解放軍や
  政府機関の病院、あるいは関係病院である。(p37)


 ・なぜ中国人民解放軍を「核兵器を持つ暴力団」と呼ぶか?・・・
  人民解放軍は民兵組織まで入れると、1000万人を超える巨大組織
  である。軍が直接経営する企業は二万社にも及び、ほぼすべての分野の
  ビジネスに進出している。・・・日本や台湾で拳銃の密輸(p61)


 ・われわれ戦後世代の台湾人は学校で、非常に残酷で、狡猾、狭量と
  いうような日本人像を学んだ。「狡猾、狭量」に関して言えば、
  日本は世界中あちこち進出して工場を建てているが、技術の核心的
  な部分は絶対に教えないで隠すと教えられた。(p74)


 ・中国より先んじて先進国の仲間入りを果たした日本の存在自体を
  許せないと考えるのが中国なのである。だから、中国の反日意識は
  日中戦争とは関係ないと私は見ている。(p142)


▼引用は、この本からです。
「日本よ、こんな中国とつきあえるか?」
林 建良、並木書房(2006/7)¥1,680
【私の評価】★★★★☆


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本のソムリエ公式サイト発行者の日記

わが朝鮮総連の罪と罰
韓 光煕 野村 旗守
文藝春秋 (2005/05)
売り上げランキング: 74,873
おすすめ度の平均: 3
3 同胞の役に立ちたかっただけなのに


(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)


■著者紹介・・・韓 光熙(ハン・グァンヒ)

 1941年東京生まれ。高校卒業後、朝鮮総連栃木県本部下都賀支部に入り、
 青年同盟などを経て、中央本部財務局長を務める。
 1999年朝鮮総連から離脱。


●朝鮮総連の幹部であり、対日工作にも関係著者が、
 自分の活動を赤裸々に語った一冊です。

 著者は、青年同盟において、中央本部の指示に従い、
 多くの同胞を北朝鮮に送り込み、出世していきます。

 ・私は活動家としての成績を上げるため、自分を騙した。自分を
  騙してあの国を楽園と信じ込ませ、実際信じたつもりになった自分が
  今度は同胞を騙した。私を信じた同胞たちは北朝鮮に帰って行った。
  (p64)


●そして積極的な活動が認められ、
 学習組、つまり朝鮮労働党の在日非公認組織に推薦されます。

 その後、彼は、工作員の育成、工作員の上陸ポイント作り、
 資金集め、北朝鮮への送金など工作活動に関わります。

 ・北朝鮮の工作員が上陸する侵入ポイントは、現在、日本国内に
  おそらく100ヵ所以上あるものと推測される。そのうち60年代
  の後半から三年か四年かけて私がつくった場所が、北海道から
  鹿児島まで全部で38ヶ所ある。(図)(p105)


●みなさん、思い出してみましょう。

 1997年    朝銀大阪が破綻3100億円の公的資金を受け再開
 1998年    北朝鮮テポドン発射
 2001年12月 北朝鮮の工作船が自爆し、沈没
 2002年 4月 本書「わが朝鮮総連の罪と罰」出版
 2002年 9月 日朝首脳会談。北朝鮮が日本人拉致を認める
 2002年12月 朝銀受け皿ハナ信組に4000億円の公的資金投入決定
 (朝銀には総額1兆円以上の公的資金が投入されています)


●北朝鮮に大量の資金を送金していることが明らかな朝銀に対し、
 1兆円以上の公的資金が投入されるというのは不自然ではないでしょうか。

 どうやら政治家を含めて、北朝鮮の謀略工作が
 うまくいっているためのようです。

 ・許宗萬は総連の外交部門である国際局の出身で、日本の政治家たちと
  さかんに交際していた。はじめのころは社会党の田辺誠、それから
  自民党の金丸信、後には自民党の野中広務や山崎拓、加藤紘一らととくに
  親しくしていた。(p197)


●先日、拉致事件関係で、朝鮮総連傘下の在日本朝鮮大阪府商工会などの
 家宅捜索が行われました。
 北朝鮮に弱みを握られている政治家の力が弱くなってきたのかもしれません。

 ・この朝鮮石材を一つの頂点として、日本国内での謀略活動を
  おこなう非公然組織がつくられていた。(p99)


●中国へのODA3兆円など低利の借金ですから、かわいいものです。
 朝銀に投入された総額1兆円以上の公的資金は、
 将来にわたって記憶されるでしょう。


●テレビ、新聞ではなかなか報道できない、北朝鮮の活動の一端を知り、
 日本の政治を考えるきっかけになる一冊です。
 たった600円です。★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「民族差別だ!」・・・これは我々朝鮮総連の悪い癖である。
  日本の当局と交渉するにあたっては、何かにつけて「民族差別」だの
  「過去の歴史」だのを持ち出してことさら猛々しく振る舞い、
  理不尽な要求でものものませようとする。・・・この方法は
  たいていうまくいった。(p62)


 ・北朝鮮の工作員が上陸してくるのは、たいてい、午後の9時から
  10時ころだった。・・・そして足元に落ちている小石を拾い上げ、
  カチカチ、と定められている暗号の回数だけ鳴らす。(p111)

「わが朝鮮総連の罪と罰」韓 光熙、文藝春秋(2002/4)¥600
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)


■関連書籍

 ・「マンガ嫌韓流」山野 車輪、晋遊舎
 ・「韓国民に告ぐ」金文学、金明学、祥伝社


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これだけは知っておきたい日本・中国・韓国の歴史と問題点80
竹内 睦泰
ブックマン社 (2005/10)
おすすめ度の平均: 5
5 日本の未来を考えさせられる本!
5 傑作。
5 日本人は日本のことをもっと知るべきだ

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)


●著者紹介・・・竹内 睦泰

 日本史講師。代々木ゼミナールに10年間勤務し、人気講師として
 通信衛生授業、TVネット授業などを歴任後独立。現在は東京都高田馬場
 「北斗総研予備校」代表、茨城県土浦「秀門会」校長。


●先日、日本で手帳をなくしたのですが、次の日には、拾った人から
 連絡が入り、無事手元に戻りました。

 当たり前のように思われるかもしれませんが、海外で仕事をしている
 私には奇跡のように感じられました。


●このように日本は非常に良い心をもった人たちで構成される国家
 なのですが、逆に考えると、こうした良い人ばかりがいる状況を
 当たり前と思ってしまうと、危険なのではないかと思うのです。


●人間にも良い人がいれば、暴力団のような人もいるように、
 国家にも日本に友好的な国もあれば、非友好的な国もあります。

 ・「飲ませて、抱かせて、脅す」は、情報機関においては常識。
  もちろん対象国にODA(国際援助金)をつけた場合の
  キックバック(裏金による賄賂)もあるでしょう。(p64)


●以前、上海日本総領事館の男性職員が、中国の情報機関から女性関係で
 脅され、「自分はどうしても国を売ることはできない」と自殺しましたが、
 これが現実なのでしょう。

中国側の反論


●同じように、日本という国家を弱体化しようと活動している
 組織もあるのも事実なのです。

 ・とくに、予備校は全共闘・べ平連など、反日教師の牙城なので、
  主な予備校講師募集の告知は、朝日新聞には出ても産経新聞には
  出ません(p53)


●確かに平和は大切ですが、平和は力のバランスで保たれているのが
 現実です。

 日本が弱体化すれば、逆に平和が遠のいていくような気がするのは
 私だけでしょうか。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・義務教育の間は、自国に誇りを持てるような教育をするのが
  世界の常識。・・・反日教育を行うのは、国民の税金を使って
  国家転覆運動をさせているようなものです。(p52)


 ・一連の戦争について、「日本が悪い」といった教育が進歩的
  であると勘違いしている教師が多いのは、非常に情けない
  ことです。・・・理由もわからず、ただ謝るしかない日本人。
  それが余計に日本のイメージを悪くしています。(p38)


 ・教科書問題における左翼の代表格は、朝日新聞・日教組。
  ほかに、「新しい歴史教科書」つぶしに集中した別動体が
  「子どもと教科書全国ネット21」という組織です。(p57)


 ・国連憲章の条文には、日本・ドイツ・イタリアなどへの武力行使
  (攻撃)は国連安保理の許可なしに行うことができるという
  「敵国条項」がいまだに残っています。(p20)


「これだけは知っておきたい日本・中国・韓国の歴史と問題点80」

竹内 睦泰、ブックマン社(2005/10) ¥1,100
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)


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マンガ嫌韓流
マンガ嫌韓流
posted with amazlet on 05.12.01
山野 車輪
晋遊舎 (2005/07)
売り上げランキング: 13
おすすめ度の平均: 4.16
5 ニダー
4 To Korean people watching this site, from a Japanese citizen
5 変わった国:韓国

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)


●著者紹介・・・山野 車輪

 漫画家。2チャンネルで盛り上がっている嫌韓ネタを見て、独自に研究。
 この本が初ヒットらしい。(安全のため身元は明らかになっていません)


●「日本は過去の罪を忘れるな!」と批判する国は、だいたい決まっていますね。

 中国と韓国です。

 でも、冷静に考えてみると、
 日本の教科書を批判しながら、自分は反日教育をする。
 日本の軍国主義の復活と批判しながら、自分は軍事力を強化する。


●言っていることと自分の行動が矛盾しているのですから、
 こういった批判は、単なる外交カードであることがわかります。


●それでも、反日教育を受けた人から歴史の議論を吹っかけられたら
 普通の日本人は頭がまっ白になってしまうでしょう。

 なぜなら、中国や韓国では、歪曲されているとはいえ歴史を学んでいますが、
 私を含めた日本人は反中、反韓教育を受けていないぶんだけ
 歴史に弱いのです。


●やはり、事前に歴史についてQ&Aを勉強しておいたほうがいいでしょう。


●まず、戦後補償で日本が個人補償をしないことについては・・・

 ・まず誤解してほしくないのは日本とドイツでは戦後処理の形式が違い
  ます。日本が国家賠償を多数の国に行っていることに対し、ドイツで
  は、東西に分裂していたため国家賠償ができず個人補償という方法を
  取ったのです。あなた達は、ドイツが国家補償をしていないことを
  隠して個人補償をしたことだけをことさらに取り上げ、事実の歪曲を
  行っています。


●強制連行については・・・

 ・強制連行で日本に連れてこられたわけじゃないんだ!!・・・在日の
  ルーツは大別すると二つある。一つは日韓併合が行われた後、貧困層
  の人々が貧しい朝鮮から豊かな日本に移住しようと渡ってきたパターン
  ・・・もう一つは朝鮮戦争のときに戦災を逃れて日本に密入国して
  きたパターン


●私も知らないことが沢山ありました。この本をきっかけにもう少し
 勉強する必要があると感じました。韓国人に会う前に読みましょう。


●中国関係については、こちらの本が参考になります。

中国人に会う前に読もう」泉 幸男、文芸企画(2005/08)¥1,260
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)


●以前から私は不思議に思っていたのは、
 戦前に日本領であった台湾と韓国で対日感情がこんなに違うのはなぜ?
 ということです。

 併合された国民の気持ちはわかりません。
 しかし、日本は西欧諸国のような植民地に対するような搾取ではなく、
 日本の一地方としてインフラ整備などに努力したはずです。

 ・日本はですね、韓国を併合して植民地ではなく日本の一地方としたから
  こそ、財政負担してまで朝鮮地方に近代化を施したんです・・・誰が
  そんなこと頼んだ!・・・一進会をはじめとする多くの革新派の朝鮮人
  達よ


●でも、私はあえて中国と韓国の反日を推進する人たちに感謝したいと思います。
 彼らのおかげで日本人がさらに団結できるような気がするからです。
 ありがとうございます。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・ワシは短い期間とはいえ(朝鮮)総督府に勤めておったのに誰も話を
  聞こうとせん。新聞やテレビを観ておると当時の朝鮮のこと知らない
  人間がデタラメばかり言っておる・・・一緒に朝鮮を近代化しようと
  頑張ってきたのに


 ・左翼は在日という都合のいい材料を見つけた。強制連行や従軍慰安婦
  などを捏造して、反日・反政府活動の材料として在日を徹底的に利用
  したんだ。彼らはマッチポンプ的に事件をでっち上げるんだ


 ・韓国は剣道だけでなく空手も柔道も合気道も寿司も盆栽も錦鯉も
  折り紙もソメイヨシノもサムライもその他色々なものを韓国が
  起源だと捏造しているんだ!!


 ・特に注意しなければならないのが、朝日、日経、毎日、NHKである。
  特に、朝日、毎日は反日メディアと言ってもいい。日本のためになる
  情報を伝えず、韓国、北朝鮮、中国の立場に立った報道が多いのが現状
  である。


「マンガ嫌韓流」山野 車輪、晋遊舎(2005/07)¥1,000
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)


【関連図書】

「私はいかにして「日本信徒」となったか」呉 善花、PHP研究所


「日本人 中国人 韓国人」金文学、白帝社


「日本人を冒険する」呉 善花、PHP研究所


「韓国人につけるクスリ」中岡 龍馬、オークラ出版


「スカートの風」呉 善花(お そんふぁ)角川書店


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