「北朝鮮・中国はどれだけ恐いか」田岡 俊次

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北朝鮮・中国はどれだけ恐いか (朝日新書 36)

【私の評価】★★☆☆☆(62点)


■朝日新聞出身の軍事ジャーナリストが
 どんなことを言っているのかな、
 と手にした一冊です。


 2007年の本ですので、
 ちょうど北朝鮮の核ミサイル開発が
 問題となり、北朝鮮を米国が攻撃するのか、
 それともどう対応するのか議論になっている
 ときの書籍です。


■面白いのは、事実を並べつつ、
 中国を共産党独裁と批判する人は、
 バカ症候群であると断言していること。


 中国を敵に仕立てるのは
 良くないと主張していること。


 中国の国防費の増加は、
 日本の高度経済成長期と同じだから
 問題ないとしていることです。


 さすが朝日新聞出身だけあって
 期待を裏切りませんね。


 田岡 俊次さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・バカ派症候群・・数例を挙げておこう・・
 中国が資本主義を採用して急速に発展し、
 巨額の米国債を保有して米経済を支え、
 証券取引所を設け、憲法を改正して
 「私有財産の保護」を謳っていることや、
 共産党が経営者の加入を求めて商工会議所化
 しているなどの根本的変化を無視して、
 「共産党独裁国家」と言う(p21)


・中国の公表国防費は1988年から2006年の
 19年間で13.0倍・・
 消費者物価の上昇率は・・86年から
 05年の20年間で見ると、3.32倍だから、
 実質3.91倍の増だ・・
 日本の高度成長期と同等の
 伸びであることは確かだ(p139)


・防衛省は、「中台紛争の際、中国軍が
 琉球諸島の島を占拠する」ことを想定して・・
 これは滑稽は想定だ。
 1 中、台、米、日は「現状維持」で一致し、
  中台間の戦争が起きる公算がそもそも小さい・・(p238)


・中国を敵に仕立てるな・・
 国際政治の要諦は、敵はできる限り中立に近づけ、
 中立国はなるたけ味方とすることにあり、
 わざわざ中国を敵に仕立てるようなことは
 愚の骨頂ではないかと考える(p268)


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北朝鮮・中国はどれだけ恐いか (朝日新書 36)
田岡 俊次
朝日新聞社
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【私の評価】★★☆☆☆(62点)



■目次

「バカ派」の増殖を危惧する
第1部 北朝鮮の核
第2部 中国の軍事力



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